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舞台は仙台。そして蔵王。
外国人のテロリストに狙われる相葉時之、小学校時代の悪友と再開して、逃避行することに。
鳴神サンダーボルトと言う架空の戦隊物が物語解決の鍵になって行く。
国家の陰謀論や巨大な敵からは逃げると言う姿勢がこの人の作品の大きな流れ。逃げる過程で判明していく謎の断片が形になっていくのは楽しい。登場人物たちの言動も論理的に思えて、横暴だったり。クスッと笑ってしまう。下巻もとっても楽しみです。
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久しぶりに「徹夜本」と言える本に出合えた感!タイトル見ただけでは何を意味しているのか判らない。それに読みはじめも、なんの話ー!?と、全然つかめないのに引き込まれる、まさに伊坂ワールド。登場人物多い、場面多い、これどうやってつながるの?的な展開。だけど、上巻を読み終える頃には続きが気になって気になって。下巻も買っておいて正解!
映画化したら誰がキャスティングされるのか。。。桃沢は北川景子、赤木は堤真一をイメージしています。(主要人物のイメージ構想中)
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久々の伊坂幸太郎の仙台もの+昔雑誌連載で『シンセミア』を少し読んだ阿部和重(実質上初読)の山形と仙台を舞台にした冒険サスペンス。どちらかに行ったことがあれば、情景が浮かんでくる面白さ。リアルと架空の歴史が混じり合うのも楽しい。
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ガキ大将がそのまま大人になってしまった相場と、冷静沈着ながら義理人情に厚い井ノ原、小学校の野球部からの腐れ縁の2人が、ひょんな行き違いから致死率7割を超える「村上病」にまつわる事件に巻き込まれていく・・・。現実離れした展開は多々あるものの、伊坂さんらしい前振りの回収っぷりが軽快で心地よい。国が推奨してる予防接種ほんとに必要なのかなーなんて思ったり。徹夜本必須の帯の通り、一気読み、面白かった。
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(上下巻合わせての感想です)
私もかつて野球と戦隊モノが好きな男の子だったので、これぞど真ん中のエンタメ!っていう感じで、読んでいて楽しかったです。ハリウッド映画を観ているような感覚で読めるので、何だか伊坂さんの代表作『ゴールデンスランバー』を別口から切り抜いた作品のようにも思えました。ただあの作品ほど重たくはないですね。死人も結構出るのですが、乾いた筆致であまり後に引きずらない。このあたりは阿部さんの処理の上手さでしょうか。
マイナス点は犬があまりにも活躍しすぎることと、村上病のあの設定にはさすがにリアリティがないと感じたのが理由です。ただまあ、こういうスケールの大きなタイプの作品にはちょっとぐらい強引な筋立てにしたほうが勢いがつくっていう面もあるでしょうし、ここは好みの問題ですかね。あと、井ノ原はともかく、相葉の苗字は絶対中居にしたほうがよかったと思うんだけどなあ。
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阿部和重と伊坂幸太郎のキャプテンサンダーボルトを読みました。
仙台と山形が舞台の物語でした。
小学校の時の少年野球のチームメイト相葉と井ノ原の二人はひょんなことから国際テロリストと関わり合いを持ってしまいます。
二人とも個人的に金銭的なトラブルを抱えており、この機を逃さず一発逆転の賭けに出ます。
宮城と山形の県境にある蔵王の火口湖お釜に隠された秘密とは何なのか、国際テロリストの目的は何なのか、謎が明らかにならないまま物語は展開していきます。
語り口がよいので面白く読みましたが、全体にストーリーが粗く感じたのは残念でした。
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前半、日本版「ミッションインポッシブル」
後半、日本版「ボーンアイデンティティ」
*あまりあてにしないでください。笑
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主人公に全然懐かない預かった犬がちょこっと登場するのだが、話に全く絡んでこない犬を作者がわざわざ出すとは思えないので、きっと重要な役割があるのだろうと気に留めながら読むも、なかなかその時が来ないので悶々。だが、段々と役に立ちそうな気配が見えてきたところで下巻へ。
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突然外国人テロリストに狙われることになった相葉は逃げ込んだ映画館で旧友の井ノ原と再会し一緒に逃げることに。
蔵王の御釜に隠された秘密は何なのか?
仙台に住んでいたことがあるだけに土地勘もあることでリアリティを感じられスピード感がありエンターテイメント作品として楽しめる内容だった。
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びっくりしたのが、劇場版が公開中止になった設定年が1990年代だっていうこと…! 「昔のこと」を掘り出しすと言えば、もっと「昔の」ことをイメージする。私には1996年はそんなに昔ではない、と思ったところで計算してみると既に20年も前…?
あぁそれは「昔」だわ。。
馴染みのメンバー。今は連絡もとっていない。地元だから風の噂は聞こえてくるけど。
ゴールデンスランバー。大学と高校じゃちょっと違うと思うけど。私は地元を離れてしまって久しいし、全くそんな噂は聞こえてこない。
この、流れているニュースがおかしなこと言ってる感、警察までもが信用できないかもしれない怖さ。大人になったから、皆で1人の人間を封じ込めようとすることの恐ろしさがわかるようになった。何かでも思ったけれど、部外者にはわからないだけで真実ではない報道も、本当にあったりしてとか思っちゃう。報道する人が黙っていたら、見てる方はなにも気づかないで終わる。
そうやって、操作ができる。。
でもその辺の話って嘘くさくなりがちなのでこの先が楽しみ!
イエローサブマリンの支配人はよかった!
あとインテリジェントピルが具体的に話に出て来たの初めてなのでなんか良くないイメージついちゃったww
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二人の作家による合作。
新しいですね。
非常に大変だろうけど。
阿部さんの作品は未読。
伊坂さんはほぼ読んでる。
話の展開はスピード感があり、
どんどん引き込まれるので一気に読める。
読み終わったあと、
途中のキャラクタらがどうなったのか、気になるところはあるけれど。
フツー(っぽい)二人が、
ものすごく大きなトラブルに巻き込まれ、
敵を倒す。
ただそれだけを、ただ楽しめばいい。
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読むスピードに興が乗ってくるまで、時間がかかった。多分、かわりばんごに原稿を書いているのだろうし、最後の辺りは文体も統一している雰囲気はあるけど、それでもテンポか違ってなんかダメだったのである。
相葉は伊坂が担当して、井ノ原は(この作家のことは知らないけど)阿部さんが担当している節がある。それでも上巻最後の辺りはテンポよくなったのだから、これから期待できる。と言ったところで、まだ下巻は買っていないことに気がついた。この行き当たりばったり、相葉みたいだな。
2018年1月17日読了
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仙台市に住んでいる伊坂さんと山形県出身の阿部さんの共著。どの部分をどちらが書いたのか、アイデアを出し合ったのかなど共著というところに興味を惹かれます。伊坂さんの本は随分読んでいるものの、阿部さんのは未読なのですが、半分読んだところではいつもの伊坂ワールドが繰り広げられているような気配です。
ドジな怪しい人物と小市民的な人物を取り交ぜ、没発する出来事はハードボイルドな世界を醸し出します。今回も身近な地名が頻繁に出てくるので臨場感タップリ。蔵王の御釜周辺を舞台とした謎を巡るお話は…モチーフは繋がるのか?
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久々に読んだ伊坂作品。
少し昔の伊坂にもどったようでわくわくどきどきが止まらない上巻でした。
それぞれの出来事が最後、どう繋がるのか、下巻が楽しみです。
「ボーナストラック」も相葉のにくめない感じが前面に押し出ていて痛快で心地よかった。
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3/31読了 10冊目
やっぱり伊坂幸太郎は面白い。お得意のパターンのストーリーだと思うし(まだ上巻しか読んでないけど)
ただ、掛け合いとか描写とかがボリュームあり過ぎて、ちょっとスピード感が物足りない感じもした。まあその描写も面白いんだけど。