紙の本
理路整然と現実的に
2018/01/07 01:04
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コアラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前読んだ「プーチン最強講義」と異なり一貫してまじめな本(先の本も内容はまじめなのですが…)。日本の進むべき道を,平易にかつ理路整然と説いている。「本当に頭のよい人は誰にでもわかるように書く」の見本のような書籍。感情的に反発したくなるところもあるが,落ち着いて考えれば,考えれば「それしかないよな」である。多くの政治家,とりわけ自民党の政治家に読んでもらいたい本である。
紙の本
全日本人に読んでもらいたい本
2017/12/20 13:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ZATO - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、日本人が自由を失わずに生きていくための戦略が書いてある本です。
現状、わが国の最大の敵は間違いなく中華人民共和国です。中共に支配されたら、今の日本の自由は間違いなく抑圧されます。
そうならないためには、本書で強調されているように、米国との同盟を強化し、ロシアと友好関係を保ち、韓国を引きとどめておく必要があります。
ただ、個人的には韓国に関しては別意見を持っていますが…。
さらにインドとの実質的な同盟を本格的な同盟に引き上げることも重要だと思います。フィリピン、ベトナム、欧州なども味方につけるべきです。
こうした戦略は、実は安倍総理が実践しているものですが、永久に安倍さんが総理大臣を続けられるわけではありません。日本人全体の、少なくとも大多数の合意事項とすることが大切です。
外交や国防は政治家や官僚が実務的には行ってますが、国民の支持があってこそ、力をなすものです。
ぜひ心ある人は本書を読んで、他の話を聞く耳を持つ人々に進めて貰いたいと思ってます。
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「反日統一共同戦線戦略」2102年
中国がロシア、韓国と作り、アメリカも入れて日本をつぶす。
「善悪論」ではなく「勝敗論」
名を捨て、実を取る、外的バランシング。
孤立したから日本は戦争に負けた。
「戦略的忍耐」
・アメリカとの同盟強化
・ロシアと友好関係
・韓国と和解
・インド
成長の前期、アメリカに次ぐ重要国家
・台湾、ベトナム、フィリピン、オーストラリア
中国の脅威を感じている国家
日本の30年遅れの中国、
2020年ころから経済停滞、政治不安定に。
「バックパッシング」代理戦争を避ける
日本が駒にさせられないよう、中国に動く口実を与えない。
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【造仲間】
中国を敵対視する必要はない気もしますが、近いが故に仲良くできない感じもあります。
国と国の関係は孤立が死を招きます。
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北野氏のメルマガでは今ひとつ読みづらいが本で読むと読みやすい。10年前から軸はぶれてないようだ。とにかく日本が孤立しないようにアメリカ、インド、韓国、ロシアとよい状態を保つことがキモらしい。日本の主張は必要だが、他国を刺激することは避けたほうが良さそうだ。
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2019/02/20:読了
面白かった。
あることに関するニュースなどの事実情報を並べて、こういう背景があると説明している。非常に納得感がある。
田中宇さんは、どちらかと言えば、多極化という中心線があり、それに事実情報を貼り付けている感じだが、北野さんのは、情報分析官みたいだ。
中国の「反日統一共同戦線戦略」のところが、特に納得いった。安倍首相の内政はともかく、外交については、最近の日本の首相の中では最も戦略的と、べた褒めしている。
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中国に負けないための戦略が、仲間を作って絶やさないことというのは、当たり前のようだが、それを維持するのとても難しい。改めて再認識できる本でおススメ。
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これからの中国に対する対応。
そして各国に対する外交について書かれている。
どうすれば戦争をせずに済むかを提案している。
各国の思惑について日本はどのように対応していけばよいのか。
一度読まれることをおすすめします。
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日本の主敵である中国に負けない為にはどうすれば良いのか?
アメリカとの同盟、ロシアとの協調、EU、インドとの連携、アジア太平洋諸国との友好、
また中国を挑発しない。
太平洋戦争で何故負けたか?から解き明かしている。
韓国との関係改善も入っていたが、これはどうなのか?ちゃんと躾てから改善するというプロセスが必要と思うが。
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北野さんの本3冊目。色んな意見があるんだろうけど私には納得しやすい事実に基づいた考察。引き続き北野さんの著作は読みたいと思うけど他の意見も読んでバランス取って自ら考えたい。
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RPEの読者にとっては新しい情報は特にない。
著者の言っていることはずっと首尾一貫していて、それを2017年時点で時系列で整理してまとめた本。
主敵は中国で、そのためには米国との同盟関係は強化し、ロシア・韓国とも手を組むことが肝要、
との著者の持論に沿った形で日本の外交が進んでいる現環境では、心なしかポジティブなトーンの筆致が目立つのがこれまでの書と少し違う点。
『隷属国家日本の岐路』[2008]あたりの暗さに比べると、雲泥の差だ。
とはいえ油断は禁物。
トランプが再選されず、バイデン政権誕生とかになったら、日本にとってはまた絶望的な日々を過ごすことになる。
また、日本にしても、国家としての戦略が確立されているとも思えず、安倍後を考えると一抹の不安。