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【世界中が焦がれる中村文則だから描けた希望】大ベストセラー『教団X』や『私の消滅』など代表作に埋め込まれてきたエッセンス、そのすべてが揃った究極の掌編集。
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50のショートストーリー集です。
どの作品もそれぞれ違った良さがありますが、私が特に印象に残っているのは、“他人には理解することのできない、彼女だけの苦しみの中に(p39)”いる女の物語『8 雨宿り』や、“生き難さを抱えているすべてのひと達のために祈れって(p175)”教祖が言ったという『45 供述』、“生き難さを感じるひと達と同じ場所で歌えばいいんだ(p182)”と思い歌う『47 すべてのひとに』です。
人それぞれ生きる苦しみはあるかもしれませんが、希望の光が見え、心が温かくなり励まされる、“やさしい作品集”でした。著者のやさしさが詰まっていました。
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ショートショート集なんだが、あわない
この作者にして、こんなファンタジーというか優しい物語があることが驚きだが、それ以上でも以下でもない。私にはあわないな。
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ブクログさんの「読みたい本プレゼント」でいただいた本。
寂しさが詰まっていて、読むのに少し時間がかかりました。
短編集だけど、どこかは繋がってて、ページを行ったり来たり。
繋がりを考えずに、シンプルに読んだらまた違うのかも。
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2018/05/24読了
優しい短編の優しさが、どこかとしたら、長編はもっと濃いのかしら。
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中村文則ファンとしては手に取らずにいられないショートストーリー集。
変わらぬ陰鬱さと、やけっぱちのユーモア。短い中にも中村節が散りばめられてます。
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短い物語で、どうしてこんなにも心が揺さぶられるのだろう。
そういう話がいくつかあった。
なにを書かせてもこの人の文章にはガツンと来るものがある。
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なんだか重要な事が描かれている気がするけれど、
私の読解力が追いついていなくて、
その伝わってくる輪郭がぼんやりしているので
もう一度読みなおしたいです。
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妄想を潔く文にしました、という感じか。
竜が最後に帰る場所(恒川光太郎)のような日常と非日常が入り混じった世界観。
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中村文則~って感じ。
暗い。でも落ち込んでるときに読むと寄り添われているように感じる。そもそも私は明るい気分のときは中村文則を読まない。そういえばだけど。
カロカロ毒
老人とネコ
樹木青年
幽霊
処刑器具
クマのぬいぐるみ
Nの逮捕
ユダ
Nの裁判
目覚め
ソファ
が特に印象に残ってるし、好き。
Nの逮捕を読んでたときは電車の中だったんだけど、“中村容疑者は下半身を女性に見せながら「アジサイが咲いたよ、アジサイが咲いたよ」と叫び続けたという。”ってところでもう笑いが堪えきれなくてすごく俯いた。泣いてるように見えたかもしれない。下ネタにウケて笑ってただけだったけど。
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作者の長編は本当に重厚な雰囲気なので、疲れてる時や読書に没頭できない時にはこの短編集がちょうどいいかも。
1番最初のお話が1番好きかな。
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不思議な物語だった。優しさと狂気と怨念とそうして全てを包み込むかのような祈り。中村文則さんの作品の登場人物の台詞には時々はっとさせられる。掌編小説であるこの一冊には、ひとつひとつに繋がりがあるようで、「教団X」にも関係性があるらしい。中には、中村文則さんのユーモアも潜んである。彼の小説を読んでいると書くということはそんなに特別なことではなくて、けれど、特別でもあって、しかし、気負う必要性などないのだと教えてくれる。著者による最も優しい作品集。
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200ページに50のショートストーリ
正直よくわかりませんでした
著者のワールドっぽさがはなんとなく感じましたが
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著者の本、だいたい好きだけど、これはどうだろう。いわゆるショートショート?なのか。連作のような話もあれば、ぶつ切りの話もあり・・なかなか深く入れなかった。結論、こういう形式は苦手。
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ショートショートでは中村文則の本領が滲む余地がないように感じてしまった。ただNの頭の中ど変態罪っぷりは素直に楽しめてしまったことがちょっぴり悔しくもある。