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バナの戦争 ツイートで世界を変えた7歳少女の物語 みんなのレビュー
- バナ・アベド (著), 金井 真弓 (訳)
- 税込価格:1,650円(15pt)
- 出版社:飛鳥新社
- 発売日:2017/12/16
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紙の本
戦争をやめてください。
2022/07/08 06:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙に使われている、がれきの前に立つ少女。そして、タイトルにつけられて「戦争」という言葉。
この本のことを知ろうとすれば、副題が教えてくれる。
「ツイートで世界を変えた7歳少女の物語」だと。
もう少し詳しくいえば、激しい内戦のシリア・アレッポで、ごく普通に生活していた当時7歳のバナ・アベドがTwitterで世界に発信した悲惨な現実が世界中を揺るがせ、そこから彼女がどんな生活を送っていたかを綴った手記が、本書である。
彼女のことを「現代のアンネ・フランク」と呼ぶ人もいて、確かに彼女が家族とともに故郷アレッポから脱出するさまは、多くの人を感動させる。
本書には彼女がツイートしたものをいくつか載っている。
「戦争をやめてください。もう、つかれちゃった」
「わたしたちは武器を持っていません。なのに、なぜ殺されるの?」
「ただ、こわがらずにくらしたい」
「わたしは平和が欲しい」、・・・、・・・。
彼女のツイートは2016年になされたもので、この本は2017年に出版されている。
原題が「DEAR WORLD」。
出版された当時も話題になったと思うが、その時以上に今世界は7歳の少女が世界に向けて援けを求めた思いを、真剣に受け止めないといけない。
きっとウクライナでもこの時のバナのように住む家を破壊され、隣国に避難するしかない多くの子供たちがいるのだから。
この本の最後に8歳になった少女が願ったことが列記されている。
その中のひとつの願い、「シリアや、戦争が起こっている国がすべて平和になりますように。」が叶うように、祈るしかないのだろうか。
紙の本
平和への願い,しかしプロパガンダの匂いも…
2018/07/31 12:20
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投稿者:コアラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
かわいい少女が平和を願うツイートをする。それで全世界が彼女を助けようと…。
現代の美談だ。
しかし彼女たちを単純に戦争の犠牲者と考えるのはどうかと思う。(自分でもへそ曲がりだとは思うのですが…。)本書でも「自由シリア軍が大勝利して,みんな(著者を含む)興奮していた。」という記述があるからだ。政府軍の砲撃は許せないけど自由シリア軍の砲撃は万歳なのだろう。これでは,空襲に曝されながら,B29が撃墜されるのを見て喝さいを叫んでいる軍国少女と変わらない。そんなに悲惨な目にあいながらなぜツイートを続けられたのだろう。なぜどこでもWi-Fiが通じるのだろう。
一歩下がって現実を俯瞰する姿勢が必要だ。
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