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2021.2.2読了。
探偵のAI「相以」と犯人のAI「以相」。
人工知能の研究者の父が密室で謎の死を遂げた。相以とその謎を追ううちにテロリスト集団「オクタコア」の陰謀に巻き込まれて…。
早坂吝さんらしい設定ですが、なかなかどうして面白かったです。
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推理小説をディープラーニングで学習し、事件の推理をするAIについての話。
昔読んだ、探偵の女性型ロボットと一緒に事件を解決する『半導体探偵マキナの未定義な冒険』という話のように、軽めの事件かなと思ったら、ばんばん人が死ぬ話だった。まあ、推理小説ってだいたいそうだけど。
フレーム問題についての話が面白いと思った。殺人事件の真相を推理するにあたって、いろんなパターンの組み合わせを考えてしまって、暴走に近い状態になるという。コナンみたいに、容疑者が三人に絞られている状態だと有効に機能するけど、容疑者が全くわかってない状態だと、フレーム問題を起こしてしまうという。まあ、コナンみてても容疑者と思われる人以外にも殺人が可能な人いるだとと思うことはあるし、そこらへんは結構ご都合主義なところはあるよなと思う。なお、探偵がいいあてた犯人が本当に犯人なのか証明ができないということを、推理小説の世界では後期クイーン問題というらしい。コナン見てても、もう少し言い逃れできただろうと思うこともあるしなぁ(ちょっと違うかもしれないけど)。
鈍器というものがなにかわからない話で、「donkey」(ロバ)という単語を聞いて、それを鈍器と勘違いするという話は、たしかにAIでありそうだと思った。先日も、りんごの写真を見せると「りんご」と判断つくけど、りんごに「iPod」と書いた紙を貼ると、AIはその写真が「iPod」と思ってしまうという記事が話題になってたけど、案外そういうところが苦手なのかと驚いた(https://www.gizmodo.jp/2021/03/even-ai-can-make-wrong-decisions.html)。こういうのうまく認識できるようにならないと、自動運転でも、「道」と書かれた服を着てる人を道だと思いこんで自動ブレーキが動作せずに引いてしまう、なんてことになりかねないだろうし。
なお、この小説にでてくるのは、探偵のAIだけでなく、犯罪を企てるAIというのもでてきて、そっちは推理漫画で学習することに。いろんな作品に共通してでてくるのが、黒タイツの人物だという。コナン特有なイメージがあるけど、コナン以外にもでてくるのか。
話自体、キレイに終わったようにみえるけど、多分、続きを想定して書いたんだろうなと思った。で、調べたらやっぱり、続きがあるらしい。覚えていたら読んでみたいと思う。
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まだ実現には至らないだろうが、設定には現実味があり、ありそうでなかった設定だと思う。
推理は本格と言っても良く、密室トリック、叙述トリック、ホワイダニット、そしてAIの特色を活かしたものなどバラエティに富んでいる。
『○○○○○○○○殺人事件』や『ドローン探偵と世界の終わりの館』などに比べると、最後の衝撃は少し少ないかもしれないが、とても読みやすく、面白かった。
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AIの弱点(フレーム問題や着地問題など)を、「ドジっ子」という特性に置き換えて、探偵をさせるって発想が面白い。最後の中国の部屋のくだりも、早坂さんの柔軟な発想という感じで読者として面白かった。ライトなミステリ。
ただ、徐々に黒幕が…と思いきや、一冊であっという間に正体が割れてしまい、シリーズものにするにはあっけない(シリーズものなんだけど)、一冊限りでは展開が早すぎる気がした。
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6/30読了
1日で読み切ってしまいました。
人工知能がいる世界観。不完全な人工知能との会話から導かれる真実。
とてもワクワクしながら読み進めました。
続きがとても気になります。楽しみ。
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アイデアやこれまでの推理小説になかった、A Iと人のコンビというのが、面白かったです。
ただ死がゲーム感覚に感じさせる所があり。
ですが、それを割り切れる人ならお勧めです。
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『○○○○○○○○殺人事件』以来の早坂作品。
AIが探偵となり事件の謎をというのは斬新な設定で面白いし、相以が物語の進む中で人間らしさが増しているところがとても面白かった。
オクタコアのメンバーがまさか殆ど死亡という結末を遂げてしまうところには、とても驚いたが、縦嚙・以相のこれからがどうなっていくのかなど次回作も読みたいと思った。
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ライトノベル。中高校生向けか。登場人物の名前がかけ言葉になってる時点で食傷気味。推理小説ではあまり見られぬ殺戮シーンもいかがなものか。2021.8.11
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人工知能を開発していた父親か亡くなった…というところから始まるお話。
父親は、刑事役と犯人役として双子の人工知能を開発、競わせていた。犯人役の人工知能は、人工知能による政治支配を夢見るテロリストに強奪され、刑事役改め探偵役となった人工知能は、色々な事件を解決していく…
ちょっと漫画チックな感じだったけど、なかなかおもしろい☆
chatなんちゃらいう人工知能がリアルに出てきた今、絵空事と笑えるお話でもないかも。
続編もあるようで、これはハマりそうな予感♪オススメします!
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AIの専門用語を知るにはいい一冊だったが、いかんせん内容から文章から、退屈であった…。
けっこう我慢して読みました。
まあ、AIとの関係性とか、人工知能に心はあるのか問題とか、新鮮さもなかったわけではない。
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2、3作目を意識した展開になっており、この本だけでは面白さを判断する事が難しい。
謎解きはさすがAIであり、解説も分かりやすくスムーズに読んでいくことができた。
犯罪における人間的な心情の部分が大きい謎と対峙した時に、どのようなストーリが組み立てられていくのか次作以降にワクワクしている。
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サクサク読めるミステリー。
続編が有りそう(もう出てる?)。
AI探偵の成長していくところは面白かった。
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初読み作家さん。完璧にあらすじと表紙を見て気になり手に取りましたが、面白かったです!
物語中に出てくるAI関連の言葉は初耳ばかりで調べながら読んでたので、ほんのちょっとだけ詳しくなった気がする。
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娘に薦められて読んだので中高生向きですが、設定はかなり作り込まれていて面白かったです。頭のいい作者さんなんだろうなと思いました。
登場人物の名前も言葉遊びで面白いのですが、覚えられないので、毎回ルビ打って下さいって感じです。
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探偵もの、ちゃんと読んだのは初めてだったけど中々に面白味が沢山あって読んでて楽しかった。けどやっぱり苦手なジャンルかも知れない、謎を解くまでがもどかしい笑