特殊設定ミステリの傑作
2024/02/16 16:18
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投稿者:栄本勇人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
序盤はややスローだが、中盤以降どんどん読み進められる。特殊設定だが、極めてシンプルできれいな本格ミステリ。
屍者を入れることで 「プロットも複雑になるし、新しい推理の沃野-パラダイムが拓ける」(390頁)
2022/10/12 11:08
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投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る
前半はていねいな描写だが、かなり冗長。人名と配役が一致する後半はリズムと興がのって、まずは快調に読み進み。ラストの一行で、下巻に期待高まる。作者が云うように、「頭の中では断片でも、書きながら組み替えれば完成品ができる」(393頁)ことの見事な例証か。死についての考察部分や「トランジ」(Transi、164頁など)に関する蘊蓄部分も、それなりに面白かった。なお、309頁の「モールデング」は「モールディング」(molding)の方が適切でしょう(あるいは誤植か)。
題材はおもしろい
2022/01/25 13:47
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
題材は非常におもしろいと思う。
なんだけど、まどろっこしい。
日本が舞台では描けない作品かな。
火葬の文化じゃ無理だもんね。
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これは持っているのにうっかり買っちゃったわけじゃなくて、”増補”とか”改稿”ってな文字に惹かれて手にしちゃったケースです
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(上巻のみの感想)
海外の翻訳“風”な文章は面白かった。
死んだ遺体がむくむく起き上がって自分を殺した犯人を探すという展開も良い。ただ、生きている方の登場人物にあまり感情移入や愛着を持つことができず、これから下巻を読んだとしても、別に誰が犯人でもいいや…みたいな感じに思ってしまう。ここまで犯人が気にならないミステリー小説も初めて。
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超名作なので、文庫改訂版を機に初読。
や~、入り込むのに時間がかかった❗正直、上巻は何度も挫折した。
死者が甦って動き始めたアメリカの片田舎の話。翻訳ものっぽい雰囲気は好み。
上巻のかなり手前で、主人公が殺され、翌朝甦ってしまう。毒殺だったので、誰に殺されたのか、何に毒が盛られていたのか、本人にさえ分からないので、主人公は自分を殺した犯人を見つけようとする。が、一族が連続して殺され始める。
というものすごく斬新な設定。新しすぎる(笑)
主人公なのに殺されるのか?やっぱりオレは主人公なんかじゃなかったんだ!泣とか、若干メタ的な発言やら、自分が殺されたことを告白していればその後の殺人は食い止められたのでは?とか悩むところが、おもしろかった。
それにしても蘊蓄が長すぎる。ミステリの蘊蓄は大好きだが、タナトニクス(死の学問)ネタばかりで、ちょっと食傷気味。
そのせいで、ストーリーはたいして展開しないまま下巻へ。
がんばれ、グリン❗
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翻訳小説の様な文体は敢えてなのか作風なのかはわからないけれど、話が動き出すまではとりあえず読むという感じで下巻に突入するところ。
死体が動き出す、という文言に「屍者の帝国」が頭に浮かんだけれど、この世界観と翻訳小説みたいな文体は合ってると思う。
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2021年に読了。なのでこの評価。おそらくもっと前に読んでいればもう少し高評価だったかも。大作だとは思うが長かった。
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真面目なのかふざけてるのか、ハードボイルド なのか?英語から翻訳されたような文体で混乱。それでも冒頭のシーンが面白いからつい先へ先へと読んできたが、なんなんだ、この荒唐無稽さは?そう、荒唐無稽に思えるけれども、ミステリーになってるのが不思議。
死者が甦ると聞けばゾンビになると思うところが、この作品ではそうならない。死ぬ前と同じ思考を持っているし、人を食らわない。そして、自分は何故死んだのか?を知りたい死者が探偵となる。誰が死んでて誰が甦っているのか? (どう言う条件が整うと甦るのか?が分からない〜)
色んなベストに選ばれているこの作品、翻訳調の文体とかコメディチックとシリアスが混ざり合っているような作風がOKならお勧め。私は翻訳調はあまり好きでないのと、ハードボイルド 嫌いなのであまり好きではなかったのが残念。
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結構楽しみにしていたのに、全然読み進められないw これ上巻てことは下巻もあるわけで、読み始めから時間かかりすぎてるからまた最初から読むことになるな…ww
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今のところ面白くない。色んな説明やら死生観の話やらでストーリーが全く進まないので読むのが苦痛になってきた。
ゾンビ物かと思ったけど…探偵役がゾンビなだけの殺人事件なのか?とりあえず下巻も読んでみる。