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漫画家のはるな檸檬さんの子供の頃からの読書遍歴を描いたコミックエッセイ。本と共にあった日々のエピソードや、本や本を通じて出会った人から受けた影響など。
よその家の本棚や好きな本の話ってどうしてこんなに楽しいんだろう。
出てくる中で読んだことがあるのは一部だけでしたが、子供の頃に図書館で繰り返し同じ本ばかり借りていたこと、高校生の時に読んだ「放課後の音符」の話など、そうそう!と懐かしい気持ちで読めました。寝ても覚めてもその本の世界から抜け出せない感覚、児童書の持つ力、本の魅力を改めて感じました。
はるな檸檬さんの友達の「はるな」ちゃんが、とにかくかっこいい…!
本っていいな。心が揺さぶられるような本に1冊でも出会えたら幸せだと思いました。
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良かった。最初の方と後の方では、雰囲気がガラッと変わります。
同世代ということもあり、読書への関わり方や幼い頃の本への気持ち、のめり込むほど読んだ本に対する執着心、思春期の本の存在への依存や憧れ、それぞれを思い返したときの気持ち、全て共感しました。好きな作家やのめり込んだ作家は違っても、自分が感じていたものを同じように感じている人がいたんだなあっと、安心しました。
読書案内として読むより、本への想いを読むエッセイな気がします。読書を小さい頃から欠かせないものとしてきた人たちにおすすめです。
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ライトなコミックエッセイかと思いきや、やはり読書というものは内面をさらけ出すため意外というと失礼だが読み応えがあった。
図書室、図書館、時間のある小~高校生までが読書黄金期であり、人生観を作り出すのはカリスマ漫画家さんでも私のような一般人でも誰もが一緒なのだなと思って共感!!
私も最初に吉本ばななを読んだときはまったくわからなかったし、小学生のときイキって石川啄木の悲しき玩具とか読んでたなぁと。
ちなみに未だに村上春樹はまったくわからないままである。
驚愕の曠野、ココの詩は読んでみたい。
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敬愛する山田詠美さんに巻末に文章を頂けるなんてす、すごい…。作家は元々読者だった(こんなような事)という言葉がすごく残った、わたしも憧れの人の背中を追いかけて日々ゆっくり歩いていきたい。その先に、こんな幸福があればいいなぁと願いながら