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なんとなく気づいたら作家買いしている作家さんかも。
いやぁ、出版業界、濃いな(笑)人も、業界も(笑)
個人的には図書館で借りた買ってもいない本に文句言うなとか、5,600円しか出してないのにいっぱしの批判するなって意見はわかる気もするけれどもでもちょっと違うとは思う。小売業や接客業、役所や他業態の仕事にまるきり文句を言わない人なら別かもしれませんが。小売業だった時はお客様の理不尽なクレームを受けてたけど千円満たない商品買ったからって客ヅラするな!なんて思わなかったものなぁ~
作家も出版業も大変そうだけれども知らないだけでこういう困った人ってどこの業界、ジャンルにも沸いてそうだなぁなんてちょっと思いました。訳知り顔で、自分だけは特権意識を持っていて、妄想癖があって声の大きい人。上昇志向が強く、上や有名人には弱く、下には辛くあたる。人間の縮図なのかしらん?
自分はアハハと楽しく読みましたが文筆業に就いてる方とかは笑えないんだろうなぁ… まあでも自分の本の評価なんか気にしてるヒマがあれば一枚でも多く書けって言うエールなのかもしれない。そうじゃないかもしれないけど。
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最後の奥付前の
この作品は完全なフィクションです。
現実はもっと滑稽で悲惨です。
出版に足を突っ込んでる身からすると
非常に刺さりますね。
毒島真理は個人的には
完全に菅野良一さんですね。
うふ。って似合うよね。
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著者の経験をもとに?ミステリー作家で警察官という特異なキャラを作り出し、出版業界の実態を鋭くブラックユーモア的に暴き出したミステリー。
「怒っても疲れるだけ。だったら、そういう相手には嗤ってやるしかない」と、シニカルで破天荒なキャラの主人公。
彼が舌鋒鋭く容疑者を追いつめる様は、小気味いいが、著者の異名たる「どんでん返し」が見られないのは、ちょっと物足りないかな。
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作家のみならず,文壇に関わる皆全て(消費者は言わずもがな,図書館やテレビ業界まで)が毒をまき,文壇をやせ衰えさせる.毒をもってして毒を制せず.滅びても自分たちの悪行には気づかないまま,結局自分たちも滅びの道をひた走るのだろうな.
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なんか読むのしんどかったわー。
毒島さんのキャラクターは良かったんだけども、イタい人ばっかり出てきて……作家をめぐる人達、あんな人達ばっかりじゃないはず(^_^;)
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ものっそい「キャラの濃ゆい」探偵役(^ ^;
ずば抜けて頭脳明晰で、計算高くて嫌味で、
常に人を見下した態度でヘラヘラしている(^ ^;
とてもじゃないけど「好きになれない」キャラ(^ ^;
肩書きは作家兼警察の嘱託指導員みたいな。
なので「物書き」として出版社やテレビ局と付き合い、
「警察官」として捜査や取り調べも行う。
事件の本質を立ち所に見抜き、
真犯人を炙り出していく様は痛快ではある。
が、常に「人を食った」嫌味ったらしい言動で、
容疑者側はもちろん警察内部からも煙たがられている。
連作短編集で、様々なシチュエーションの中で
「意外な」真犯人を看破していく...という体裁だが、
後半になってくると犯人の目星がつくようになる(^ ^;
これは短編で登場人物が少ない中で、
「意外な人ってぇと、こいつかな」という風に
消去法で察しがつくようになる、という訳で(^ ^;
...と思ってたら、最終話ではとうとう毒島先生が
容疑者の一人に数えられたりして...(^ ^;
軽い文体でさくさく読み進められるが、
書いてある内容は意外と辛辣で重い(^ ^;
特に文学界やテレビ界など、一般人からすると
「特殊な業界」の実情をかなりあげつらっており...(^ ^;
作者は、夜道を歩く時は後を常に注意した方が
良いのではないかと、つい余計な心配を...(^ ^;
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作家にして刑事である毒島が毒舌で犯人を追い詰める短編集。同時に出版界やテレビ業界の闇も描かれていて,出てくる人物の濃さがすごい。
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作家刑事という設定で事件解決を絡めつつ、実は、作家や出版業会にかかわる面々の姿を皮肉を交えて笑い飛ばしている。
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①ワナビの心理状態、②編集者は偏執者、③賞を獲ってはみたものの、③愛瀆者、④原作とドラマの間には深くて暗い川がある、読書好きにはたまらない出版業界の裏側が見え、でも文芸に対する愛情が溢れていて、知念さんの解説まで含めて興味深く読めた。
他の出版業界を取り上げた小説も読んでみよう!
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フリーの編集者が刺殺体となって発見され、三人の作家志望者が容疑者として浮上するも捜査は難航。
捜査一課は、警察を退職後作家となったが刑事技能指導員として再雇用された毒島(ぶすじま)を助っ人に呼ぶ。
毒島は冴え渡る推理と鋭い舌鋒で犯人を追い詰めていくが…。
出版業界で殺人事件が起こるたびに作家兼刑事の毒島が呼ばれ、鮮やかに事件を暴いていくという5編のミステリ短編集。
正直、ミステリのトリックや独自性は大したことないと思います。
事件も複雑なものではないし、ミスリードを誘う手口は紋切り型だし、どんでん返しも予想通りだし。
それよりも、この小説の主軸は毒島の吐く毒舌や出版業界の実態のほうにあります。
出版業界に巣食う魑魅魍魎たち(作家、編集者、作家志望者、ファン、実写化するTVプロデューサーなどなど)の実態を面白おかしく活写し、それらを毒島は歯に衣着せぬ言い方で一刀両断していきます。
業界にはびこるモラルも常識もない者たちの生態も何だかリアルで笑えますが、相手を完膚なきまでに叩きのめす毒島のキレッキレな口撃も読んでいて気持ちがいいほど。
業界の裏話も盛りだくさんなので、作者の日頃の鬱憤も大いに含まれているんでしょうね~。
図書館で無料で本を借りてネットで感想をアップする評論家気取りの素人に対しても容赦なくこき下ろしてます。耳が痛い・・・。
中山作品はいつもシビアな皮肉がつめこまれていますが、今作はよりブラックユーモア増し増しで、いつも以上の面白さでした。
ただ、小説界隈でそんなに頻繁に殺人事件は起こらないので、シリーズ化はむずかしいかもしれない・・・。
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正直、あまり期待してなかっただけに結構キタこれ。
好きだわー毒島さんのキャラw
そして、こんなやる気ない犬養さんもレアw
正直どれも好き嫌いが分かれそうな短編集。
どれもイタさ炸裂であたしは好きだな。続編に期待w
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毒舌で有名な作家・毒島。
しかし、その実態は刑事(技能指導員)との二足の草鞋、とのこと。
出版業界をめぐる深い闇の中、5編の短編が、毒島元刑事の閃きで解決の道へ。
麻生刑事や犬養刑事など、他作品の刑事が登場するのも楽しみです。
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面白い!
マスコミ、今度は出版界業界。文学界
中山七里はありとあらゆる職種を出してくる。
犬飼シリーズというより
高千穂明日香がメインかな。
毒島、犬塚、明日香の関係が面白い。
目次
1ーワナビの心理試験
2ー編集者は偏執者
3ー賞を獲ってはみたものの
4ー愛涜者
5ー原作とドラマの間には深くて暗い川がある
原作の映画化は
あまり信用しないです。
中山七里作品
余すところあと何作か
読んでも読んでもまだある楽しい様な
こな中山七里沼から這い出たい。
本文より
売れずに返本される様な本は出版社にとって不良債権そのものなんだよ。
回収不能だから貸し倒れってとこかなー
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七里さんの本…どれも個性的で大好きなんだけど?今回は毒島刑事が伊良部先生(奥田英朗さん)と重なってしまった。けど毒島刑事の最後の一言はやっぱり中山七里さんぽくてスッとした。
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なるほどなあ。めんどくさいファンや編集者やマスコミの悪口を書くのは職業柄はばかられるけど、こうやって物語の中でさんざんこきおろす分には問題ない。というか面白い。最後の一話を除いて殺されるのを作家にしたのは作者の良心か。さすがに作家がファンを殺す設定は問題あるものね。