紙の本
出版業界の魑魅魍魎
2018/11/25 09:32
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミステリー作家かつ刑事技能指導員という異色の肩書を持つ毒島氏が活躍する小説。出版業界を舞台とした、興味深い内容です。
中山七里さんの日記をまとめた「中山七転八倒」と合わせて読むと一層おもしろく読めると思います。
ちなみに、奥付に「この物語は完全なるフィクションです。現実はもっと滑稽で悲惨です」とありました。
出版業界の裏側が垣間見えたり、中山七里さんが自身の作品をパロディ化した感じもあり、“毒をもって毒を制す”という展開もユニーク。オススメ本です。
「うふ、うふふ、うふふふふ」
紙の本
作家と警察官
2022/10/02 17:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
人気作家でありながら警察官でもある毒島先生がベテランらしい観察眼と鋭い推理力と歪んだ性格で犯人を追い詰める。
まず設定が楽しいですよね。警察官と作家って両立できるのか?て感じですが、技能指導員という役職なのでOKみたいです。
出版界の裏とかも取り上げられていて、これが興味深いところです。
電子書籍
めちゃくちゃおもしろかった
2023/03/08 20:46
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投稿者:あさかなさんま - この投稿者のレビュー一覧を見る
創作界隈を赤裸々にそして毒をもって制して、読んでてゲラゲラ笑いながら楽しめました。シリーズ全部読もうと思います。
紙の本
最高なキャラクター
2022/12/05 02:59
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投稿者:Yuki - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白い!面白すぎます!ずっと笑いっぱなしでした。主人公の毒島さんは、どうやら中山七里さんをモデルにした様ですが...中山七里さんの作品に出てくる人物はどの人も個性的ですが毒島さんはナンバー1ではないでしょうか。大好きなキャラクターです。最後の行、最高ですね。
電子書籍
楽しいです
2020/04/25 03:04
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投稿者:らくだ - この投稿者のレビュー一覧を見る
毒島のキャラクターが読んでてとても楽しい。
エッセイの『中山七転八倒』で「毒島は中山さん」と周囲の人たちに言われるたびに再三否定はしていましたが、エッセイ読んだら尚更のこと毒島=中山七里にしか読めない。
出版業界の裏側も暴露しまくってて、読みながら大丈夫…?と心配してしまうほど。
コメディに近いミステリ。
出版社さんは大変だろうけど是非シリーズ化してほしい。
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刑事兼作家という一風変わった職業の毒島と、出版業界の事件の話。短編集なので読みやすい。
作家とか出版業界の話が面白かったけど、毒島に交換を持てなかったので☆3。
だんだん毒島が「イン・ザ・プール(奥田英朗)」の伊良部とかぶってきたのは私だけだろうか、、、。
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なんて人が悪いんだ、作家で刑事のこのおっさんは!と思いながら、言葉で追い詰めてうふふと意地悪く薄笑いしてみたい自分もいるのを感じる。
七転八倒の中山さんが刑事になったらこんな感じ?悪いことをして捕まったらこんな取調べが待っているのはいやだなぁ
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名前からして毒があるけど、毒島のキャラクターが強烈。連作短編なので1つ1つのお話は比較的軽めだけど、読みごたえは結構ある。最後の「原作とドラマの間には深くて暗い溝がある」は、どことなく恨み節を感じる。中山七里もドラマ化では結構煮え湯を飲んでそうだし。
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新人賞の選考に関わる編集者の刺殺死体が発見された。三人の作家志望者が容疑者に浮上するも捜査は難航。警視庁捜査一課の新人刑事・高千穂明日香の前に現れた助っ人は、人気ミステリ作家刑事技能指導員の毒島真理。冴え渡る推理と鋭い舌鋒で犯人を追い詰めていくが…。人間の業と出版業界の闇が暴かれる、痛快・ノンストップミステリ!
エッセイで、連載中の楽屋裏が書かれていたので、読んでみた。どこまでリアルなのかは、知らない方がよさそうだ。
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出版界の闇のお話。
だいたい先生と呼ばれるような職業に、まともな社会人は居ないわけで、まぁ作家もその一角を担う存在なのだ。
元警官の毒島が、出版業界出来ないから起こったさまざな事件を解決する短編小説。まぁ、当然続編はあるだろう。
だって、面白いもの。
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なんとなく気づいたら作家買いしている作家さんかも。
いやぁ、出版業界、濃いな(笑)人も、業界も(笑)
個人的には図書館で借りた買ってもいない本に文句言うなとか、5,600円しか出してないのにいっぱしの批判するなって意見はわかる気もするけれどもでもちょっと違うとは思う。小売業や接客業、役所や他業態の仕事にまるきり文句を言わない人なら別かもしれませんが。小売業だった時はお客様の理不尽なクレームを受けてたけど千円満たない商品買ったからって客ヅラするな!なんて思わなかったものなぁ~
作家も出版業も大変そうだけれども知らないだけでこういう困った人ってどこの業界、ジャンルにも沸いてそうだなぁなんてちょっと思いました。訳知り顔で、自分だけは特権意識を持っていて、妄想癖があって声の大きい人。上昇志向が強く、上や有名人には弱く、下には辛くあたる。人間の縮図なのかしらん?
自分はアハハと楽しく読みましたが文筆業に就いてる方とかは笑えないんだろうなぁ… まあでも自分の本の評価なんか気にしてるヒマがあれば一枚でも多く書けって言うエールなのかもしれない。そうじゃないかもしれないけど。
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最後の奥付前の
この作品は完全なフィクションです。
現実はもっと滑稽で悲惨です。
出版に足を突っ込んでる身からすると
非常に刺さりますね。
毒島真理は個人的には
完全に菅野良一さんですね。
うふ。って似合うよね。
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著者の経験をもとに?ミステリー作家で警察官という特異なキャラを作り出し、出版業界の実態を鋭くブラックユーモア的に暴き出したミステリー。
「怒っても疲れるだけ。だったら、そういう相手には嗤ってやるしかない」と、シニカルで破天荒なキャラの主人公。
彼が舌鋒鋭く容疑者を追いつめる様は、小気味いいが、著者の異名たる「どんでん返し」が見られないのは、ちょっと物足りないかな。
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作家のみならず,文壇に関わる皆全て(消費者は言わずもがな,図書館やテレビ業界まで)が毒をまき,文壇をやせ衰えさせる.毒をもってして毒を制せず.滅びても自分たちの悪行には気づかないまま,結局自分たちも滅びの道をひた走るのだろうな.
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なんか読むのしんどかったわー。
毒島さんのキャラクターは良かったんだけども、イタい人ばっかり出てきて……作家をめぐる人達、あんな人達ばっかりじゃないはず(^_^;)