三千世界で君を恋う みんなのレビュー

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投稿者：さなにょろ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

うはーーー泣いたぁ。
我慢しても崩壊する涙腺。鼻水まで。
久しぶりにBLで泣いた。

初めての作家さんでしたが、読みやすい文章でした。
誰の動作か、誰の台詞か、明確です。
その分、話にどっぷりと浸れました。

お互いを大切に思い続ける様が、美しく切ないです。
それぞれの思いがストレートに伝わってきました。

おすすめします。
この本に出会えて良かった。

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投稿者：はな　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

序盤から重い展開に心が折れそうになりますが、最後は幸せな終わり方です。ちびっこもかわいい。そして、樹が幸せになってくれることを願います。

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投稿者：M★　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

プロローグに「もしものときは、俺を・・」と紅が語り掛けていて、
紹介文には「成人するために、心惹かれた人間を食べなくてはならない鬼の紅」
・・と前置きされていたら、
これは悲しい結末が待っているんだろうなーと、心の準備をして読み進む

・・・有馬を食わずに食わずに済んでも、種類が異なる生き物なので、有馬の寿命は紅より早く尽きてしまう。
種を超えた愛のお約束・・寿命の違いは、どうにもならない。
有馬は「何度生まれ変わっても・・」と言ってはいるけど、
私は再生や転生は実存しないと思っているので、
今生の死別の後の有馬が言う「もしも、の再会」はファンタジー世界でなければ有り得ない。
ペットロスでさえ悲しいのに、番の死を迎えたときのことを想うと、
ハピエンとは言い切れないモヤモヤが残ってしまった。

著者さん、お子さんを出産されて、活動休止中なのだそう。@_ayachiharu_
ママになって、視点が変わった後の続編に期待。
「燃えるような恋のお話を書きたい」って、呟いているので、
愛に溢れた作品の登場に、期待、期待。

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投稿者：蛍　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公の鬼・紅が幸せになれて良かった。
待っていて、というたったその一言にすがり待ち続ける幸せ。けれど重い業と定めが枷のように絡み付いて、紅を攻め苛む。
途中、何もそんな…と苦しくなりましたが、最後は幸せになれて本当に良かった。

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投稿者：やまだち　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

あらすじからもう別れを予感させられますが（涙）、ちゃんとハッピーエンドなのでご安心ください！

ネタバレがあります。

呉服屋の息子ながら母親が妾腹だったため別宅に住んでいる二十代半ばの攻め、江戸から明治をまたぎ60年生きている鬼の受け、両視点。

一族の中で最も若い受けはやっと乳角が落ち、ようやく「成人の儀式」を行うことに。しかしそれにはいくつか決まり事があって、一族を統べるお館様から説明を受けます。強く惹き付けられた人を食べること、儀式は１ヶ月以内に終えること、人間に惑わされないことーーー。受けは眷属の小鬼たちと人間が大勢いる町ーーー日露戦争の海戦にわく横浜ーーーに行き、さっそく強く惹かれる人間（攻め）と出会いますが・・・

強く惹かれる人間＝恋しい人間、なのに食べなくては成人になれないという矛盾に翻弄され、恋した攻めと鬼の儀式の板挟みに受けは苦しみます（涙）。つ、ツラい〜。でもこれを乗り越えたらハッピーエンドが待っています、頑張って（笑）！

人間と鬼、相容れない存在だった二人が選んだ道が、現世でようやく交わることが出来たのは、強い絆のおかげだと思いました。

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投稿者：ふる　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

成人の儀式をやり遂げるため人里に下りてきた鬼の紅と、人間の有馬が出会い惹かれ合う様子がほのぼのキュンキュンして微笑ましい。honto電子限定書き下ろしが樹視点。

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投稿者：りお　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

※ネタバレあり
初めて読む作家様です。時代物が好きなので手にしました。時代考証もよくされているようで都合の良い展開だけでなく鬼の概念や性質も取り入れられていて残酷な場面もあり雰囲気はすごく好きです。ただキモの輪廻転生、鬼から人間への生まれ変わりなどリアルとファンタジーの繋ぎどころにイマイチ萌えられず残念。。最初から紅も小鬼も人間に近過ぎて鬼らしさかったからかな。それなので後に明かされる紅が成人の儀式を終えたあとの展開が1番印象に残りました。