紙の本
最後の言葉は
2019/03/09 12:19
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
麻之介は彼ののんびり具合に相応しいのんびりした人生が与えられないのかとせつなくなった新刊でした。
それでもようやく、と思った途端...ですから。
今回は八三郎が最後に語った言葉に胸を打たれました。
みんな幸せになりたいだけなのに、どうしてこうも上手くいかないのか。
哀切な言葉でした。
「麻之介が捕まった」が『まったなし』のお虎さん登場エピソードと話の構造がほとんど同じなのが気になったので星ひとつ減らしました。
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まんまことシリーズ第七弾
麻之助と悪友たち3人での話が少なくなってきて寂しい気もする。
しかし、いくらお気楽な跡取りとはいえ、三十路ならば、もう少し落ち着きが欲しいところだ。
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今回は、麻之助がほとんどで、3人組での活躍が
あまりなかったのが残念。
まぁ、3人とも色んなことが変るので、ずっと同じ
にはいられないのだけど。
麻之助の傷も癒えてきているようで安心。
で、で、どうするの?!と思ってたら、そうくるか。
ちょっとそうなるかな、と思ったりもしてたけど、
そうか、そうか。
思いがけない道筋。
次巻が気になってたまらない。
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【お調子者の跡取り息子、ついに後妻を取る!?】かつて恋女房を亡くした江戸町名主の跡取り息子・高橋麻之助。そんな彼に、後妻とりの話がやってきたが……。人気シリーズ第七弾。
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内容紹介
かつて恋女房を亡くした江戸町名主の跡取り息子・高橋麻之助。そんな彼に、後妻とりの話がやってきたが……。人気シリーズ第七弾。
内容(「BOOK」データベースより)
町名主のお気楽跡取り息子・麻之助。周囲の心配をよそに、恋よりも揉め事に振り回される日々。ところがある日、縁談相手を名乗るかわいい娘が現れて…。
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初出 2017〜18年「オール読物」の6話で、シリーズ7作目
町名主の跡取り息子で、出産で妻と子を失った麻之助が「お気楽」に事件を解決するのだが、今回は「噂」ねたと麻之助の後添い候補の話が多い。
噂を撒いて自分の恋を実らせようとする娘と、噂に便乗して殺人を隠そうとする職人。
版元が金魚の絵を描いた絵師を探すと、描いたという男が二人出てきたが、実は呉服屋の娘が書いたものだと割り出す。
昔零落した旅の途中で病気になった幼児を人に託した親が、成功して江戸に戻って探したが、こじれてしまう。
奇妙な噂を探ると、上方の人が江戸に乗り込んで事業を興す計画を嗅ぎつけるが、発信元は驚きの人物だった。
両替商におかしな噂が立って縁談が壊れそうになるが、大店を狙う盗賊の犯行計画を嗅ぎつける。
深川の水害で、麻之助も知っている娘が記憶をなくし、両替商の若妻が死んで聟が疑惑の目で見られる。若妻が無茶をした心情に気づき、麻之助も後添えを考える。
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ようやく麻之助が前に進み出した話でした。お寿ずが過去になってしまうのは少し寂しいですが...。
それにしてももう第7弾なんだなぁという感じです。
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片割時かと思ったら
彼誰時だった。
新たな岐路に差し掛かった展開。
次作でどう進むのか。
[図書館・初読・3月24日読了]
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あちこちから頼まれて謎解きに奔走するのはいつものことですが、今回は麻之助の支配町の裁定が少なかった。裁定らしきものを玄関でしたのは「まちがい探し」のお話くらいだったかな。この先、跡を継いだら他の頼まれごとなどやってはいられなくなるのでしょうけれど。
後妻さん候補、出てきました。吉五郎と一葉のことも気になるし、まだまだシリーズ続きそうですね。
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かつて恋女房を亡くした江戸町名主の跡取り息子・高橋麻之助。そんな彼に、後妻とりの話がやってきたが……。人気シリーズ第七弾。
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今回は、若い娘がたくさん登場して華やかではあるが、一歩間違うと一触即発の感が無きにしも非ず。とはいえ、麻之助は、相変わらずのほほんとその辺りには鈍いので、戦いは勃発せずに済んでいる。しかも、今作で、麻之助はずいぶんとまじめに役目に励んでもいる。今日も今日とて、面倒な厄介事ばかり惹き寄せる御仁である。そしてとうとう、麻之助も自らの先行きを定めたか、というラストである。親友・吉五郎のこれからも含め、次作が愉しみである。麻之助たちが大人になっていくのが頼もしいような寂しいようなシリーズである。
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【収録作品】きみならずして/まちがい探し/麻之助が捕まった/はたらきもの/娘四人/かわたれどき
軽妙な話運びながら、真相はほろ苦い。相変わらず作者の麻之助に対する扱いがひどい。記憶喪失ネタはがっかり。
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まんまことシリーズ第七弾
時の流れと共に人の姿も変わっていく、そんな中でも変わらず、
麻之助は数々の事件に巻き込まれていく。そして縁談はどうなる?
きみならずして・・・その娘を好くと不運になる。噂の出所は?
まちがい探し・・・地本問屋に持ち込まれた絵の作者は誰か?
麻之助が捕まった・・・生き別れた息子との再会が騒動の始まり。
はたらきもの・・・世間を騒がす不穏な噂。その出所と真相を探る。
娘四人・・・出入りの同心の交替が関わる事件と娘四人の心模様。
かわたれどき・・・深川での出水に遭遇したお雪が見たものとは?
そして、麻之助の決断!
清十郎に息子、おこ乃の縁談と、周囲も変化していく。
相変わらずのんきな麻之助にも、時の移ろいは影響しています。
裁定の経験は蓄積され、若き者たちの心の内を推し量る力も
身に付いてきました。で、今回の話は縁談や恋の話が多い。
彼が事件に振り回される一方で、娘たちが交流の中での心の
移ろいが吐露されていくのに注目。一葉も成長し始め、吉五郎の
縁談の行方が気になりました。
そして麻之助の決断が今後どうなるのか?
もし記憶が戻ったら・・・気になるところで、次作に期待。
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まんまことシリーズ。相変わらず人情ものでほっこりしながらも、さまざまなことが動いていく印象もあります。またしてもこれは続きがどうなるのか……気になる!
お気に入りは「娘四人」。ここで起こるのはなかなかの重大事件ではありますが。たしかに娘さんたちにとっては縁談の方が一大事だよねえ、という気になりました。特に一葉の言動に考えさせられる……これって、どうなっちゃうのかしら。
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「まんまこと」シリーズ第7弾。
シリーズが始まった当初は、ずいぶんふわふわした若者二人の話だなあ~と思い、なかなか二人の区別がつかなかった。
あやかしの出てこないシリアスなシリーズで、気がつけば畠中作品の中でもメインを張る作品になった。
江戸の庶民の暮らしぶり、日々の生活の中での様々な思いが、町名主の息子・麻之助の目によって良く描かれている。
途中で悲しい出来事があって驚き、よくよく考えれば、中年のやもめならユーモアとペーソス漂うかもしれないが、麻之助の若さで、妻に死別した主人公とは、ずいぶんと寂しいものだった。
独りで長い間、良く作品を回した!
痛みに耐えて頑張った!
天晴!
このあと、麻之助が幸せになれますように!
『きみならずして』
幼なじみの女友達の怖さよ。
『まちがい探し』
色っぽい金魚の絵の妄想が止まらなくて困りました。
『麻之助が捕まった』
麻之助って、今何歳?
「やもめのおじさん」はショック。
かもめのジョナサンのように飛んで行ってしまいたいけど…とびたちかねつ とりにしあらねば
『はたらきもの』
この本、丸っと一冊、"噂話"と"麻之助の縁談"がメイン
『娘四人』
娘たちの心の動きが万華鏡。
映し映され…
『かわたれどき』
一歩踏み出すには、何かきっかけが必要でした。
最後に引っ張られた!
早く返事が知りたい!!
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お雪ちゃんは、登場した時から麻之助とくっつくかな?と予想してたので、ある意味予想通りだけれど、経緯は意外!
ここまでふたりの意識が変わらないと、結婚できないのか?!
相手の記憶がなくなって、一から知り合ってやり直すというのはキャッツアイのパターンだぁ、と古いことを思い出した。