紙の本
欠けたピースを嵌めるように
2020/09/27 14:37
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
女子高生の日常と、学園に潜む細やかなミステリーが上手く重なっています。どんでん返しよりも、爽快な謎解きに魅力がありました。
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
名門女子高の個性的な生徒たちと先生の短編集。
一話目がちょいと恐ろし気だったので「そっち系?」って思ったけど、全体的には明るく楽しいお話ばかりです。安心して読み進めてください。
生徒たちの名前がキラキラしてて覚えられなかった・・・(笑)
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女子高を舞台にした短編集.仲間内で始めた相手のカードの数字を当てるゲームは,そのうちの1人が自分の寿命の半分と引き替えに悪魔に公平性を願ってしまったために文字通り命がけになってしまったという冒頭作「ラッキーセブン」,奨学金が必要になった同級生の成績を上げるために各人の得意科目で協力し合う「マルキュー」(某氏の某作品のオマージュと読める)の他,「GIVE ME FIVE」,「三つの涙」,「女の子の第六感」,「偶然の十字路」,「ハチの巣ダンス」の7篇.
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【収録作品】ラッキーセブン/GIVE ME FIVE/三つの涙/女の子の第六感/マルキュー/偶然の十字路/ハチの巣ダンス
論理パズルのようなややこしさ。
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女子高生がデス・ゲームを始めたり殺人事件や盗難事件に関わったりする全七話の短編集。高校の名前は全話同じだが、出てくる生徒は違い、それぞれの話に関連性は無い。
巻頭の『ラッキーセブン』は既読で、良く練られたパズルの様で感心していた。他の六作はそこまでの複雑さは無かったが、やはりパズルみたいな知的遊戯の楽しさが味わえた。しっかり考えれば答えが導き出せるミステリは、やはり面白いね。
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数学科出身の著者らしく本作も数字がモチーフのロジカルなミステリー短編集。書き下ろし作品の『ハチの巣ダンス』は「ダンスってそっちかいw」とツッコミを入れつつ鍵となる某アイテムが超絶複雑に描かれるなぁと思ってたら…!さすが“あのヒット作”で知られる乾くるみの面目躍如な叙述トリック。
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女子高校を舞台にした7編の短編ミステリー集。初出は5編が2012〜16年「小説推理」、1編が2014年「J-novel」、1編が書き下ろし。
冒頭の「ラッキーセブン」が、魔物を召喚してカードゲームに負けたら首を切られて死ぬというトンデモ設定だが、複雑なゲームの理論に基づく推論で勝ち抜くのがおもしろい。
平均点をどう操作したら特待生になれるかという「マルキュー」はミステリーではないけれど、推論の妙。
やや異質の最後の「ハチの巣ダンス」も含めて、ちょっと変わった謎解きがポイント。トイレに行って手を洗わないという行動が二回も出てきておかしい。
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「ラッキーセブン」は面白かった。
余談ですが、乾くるみさんをずっと女性だと思っていたので、男性と知り、かなり衝撃でした。
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ある女子校を舞台とする連作だが、登場人物はどれも違うし、テイストもいろいろ。「セブン」に収録されていた、スーパーナチュラルな要素(それが主眼ではまったくない)のある第一話と、叙述トリック(になるんだろうなあ)にこんがらかる第七話が「らしい」感じかな。
各章のタイトルはAKBの曲名らしい。自分はそっち方面に興味がないのでわからないが、女子高生たちのヘンテコな名前にも意味がありそうだし、いろいろ仕掛けがあったのかもしれない。
ほっこりする話もあるのだが、基本的にどこまでもロジカルで、バカミス的にそれを突き詰めたものもある。普通高校生はそんなに論理的に考えられないよとか、イチゴ一個ぐらいに真剣になりすぎとか、その箪笥の仕組み、全然わかりません!とか、笑ってツッコミながら読むものなんだろうな。
乾くるみといえば「イニシエーション・ラブ」ばかりが有名になってしまったけど、私はSF設定の作品が好きなので(「リピート」とか)、またああいうのを読みたい。
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表紙&裏表紙の7人が「ラッキーセブン」の7人なのかなと思って、どれがどの人かと想像しながら読み進めたけれど、そうではなかったみたいで残念。変わった名字が読みにくくて最初にふりがな振られているけれど、途中から読みを忘れてしまった。「ラッキーセブン」は、チャレンジングで、読むのに頭を使った。
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女の子たちを取り巻く日常ミステリー。短編集。
1編目が読んだことあって、これ読んだっけ?てちょっと混乱しました。
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表紙に描いてあるように、女子高生×ミステリーもの…なんだけど、犯人捜しと、この年頃の女の子ってあまり相性がよくない気がする。だって、犯人が友人たちのうちの誰なのかを明確にしてしまったら、人間関係にあまりにも大きなヒビが入りますよね。そこを追求するより、まず怪我をしている友人を助けて、犯人の追及は後回し、になるような気がするんだよな…と思いあまり乗り切れなかった。
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「イニシエーション・ラブ」で見事に騙されて以来、乾さんは「油断ならない作家」というイメージが強い。「乾くるみ」って作家名なのに男性だし。
この短編集は、パズルを解いていくような理数系的要素が強く、文系頭の僕にはちょっとついていけなかった。
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ポップな表紙を見て「イニシエーション・ラブ」のような内容かと思いきや、実際はパズラー要素が強い学園ミステリー短編集。謎自体は小粒ですが、捻りが加えられており独特な作品になっています。
ベストは一人の生徒を特待生にするためクラスメイトたちが協力するが意外な展開が待ち受ける【マルキュー】。ぶっ飛んだ着想と端正なロジックで一番の出来だと思います。カラオケボックスで起きた高級いちご盗難事件の犯人を理詰めで推理する【GIVE ME FIVE】もお気に入りです。
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考え込んでしまった。
じっくり考えればわかるのだろうけど、時間制限があったり知人ばかりだと正しい判断ができそうにないわ。平常心、平常心。いやー、それ難しいから。