紙の本
騙される
2019/09/20 20:27
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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
どうして人は簡単にだまされてしまうのかというのを客観的に、自分でも知っておくことで、騙されにくくなるような気がします。
紙の本
自動化される人間の頭
2019/09/11 01:29
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投稿者:とも - この投稿者のレビュー一覧を見る
騙すとは「うそを言ったり、にせ物を使ったりして、それを本当と思わせる。ごまかしてそれを信用させる」ことであるが、昨今騙すことが日常茶飯事だとも言える。
例えば広告。サプリメントの広告を見るとよく分かるが、タレントや著名人が「○○を飲んでみたら効果があった」などという。
或いは詭弁や論点ずらしなども「騙し」のテクニックだろう。
オレオレ詐欺などの特殊詐欺など、具体例を挙げつつ「騙される仕組み」を読みといていく。
中でも「森友学園・加計学園」の事例はなかなか面白く、論点すらしや言い逃れのテクニックは、実生活に於いても役に立つのではないか?
人間の行動は、想像以上に自動化されているという。一見考えて行動しているようであっても、ままならないというのが筆者の一番書きたかった部分だろう。
故に、人間は脆い生き物であると言い切ってもよい。
だからこそ、慎重になるべきなのだろう。
そんなことを教えてくれた一冊であった。
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私たちは日々多くの情報に接している。詐欺や誇大広告、ウソにどう用心すればいいだろうか。騙されないために、言語心理学で備えよ!
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これは、酷い(笑)
いわゆる認知心理学の本で、事例はともかくさほど目新しいことは書いてないなと思っていたが、実は、ガラパゴス左翼のバイアスの、現政権、トランプ批判本だった。
いやー。
政治と論理的整合性は必ずしも一致しないし、これ、ほぼ揚げ足取りの肩持ちだし、逆側の歪みは軽く見てるし、あまりに酷過ぎて、星四つです。
あのね。
思想に偏りがあるのは構わないんだけど、まさに、あなたが論じている様々なバイアス、誘導の教科書だよ。
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◆週刊BCN+「BOOK REVIEW」2019.7.3
https://www.weeklybcn.com/journal/column/detail/20190703_168155.html
◆J-CAST NEWS「デイリーBOOkウォッチ」2019.7.8:政治記者の必読書はコレだ! https://www.j-cast.com/bookwatch/2019/07/08009333.html
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具体例が多く、最近の事例も網羅しているのでとてもわかりやすい。良くも悪くも中公新書らしい学術書っぽい硬さはあるが、それも味わい。学問的な裏付けのある対処法、こうした学問への入門として、広く読まれるといいと思う。
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人が騙される過程を、個々の状況に即しながら論じた一冊。
詐欺から政治的粉飾等に至るまで、これでもかとフェイクにあふれている。
インターネットがその状況をさらに分極化、究極化している主張には同意できる。
昔から「三人、市虎を為す」との諺通り、人は騙されやすい。
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自分が騙されやすいかどうかはともかく、偏見や予断にまみれた人間であることは自覚していたつもりだった。けどそれ以上だったな。人は思った以上に「考える前に行動している」らしい。そして後付けの理由を当てはめているらしい。制御的処理よりも自動的処理の方が決断は速いが正確さには劣るのだが、そこは糊塗するわけだ。
それよりも、こうした本を読むと「話し合いなんて無意味じゃないか」という偏った自論がますます強固になる気がして怖いなぁ。
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振り込め詐欺は、防護動機理論で説明できる。
信じたいことを信じる。
人間はデフォルトで行動している。
係留点で判断している。大台割れと割安感、おひとり様2個まで。糖質オフ、希少性の協調
確証バイアス=その行動ばかりが目に付く。
感謝を先に言う。=同調効果
福田内閣よりも福田改造内閣といったほうが支持率が高くなりやすい。
オプトインとオプトアウト。
エッフェル塔の例=単純接触効果。電通鬼の十訓
認知のひずみに抵抗することは難しい。
10200円の5%引きより9800円のほうが安く感じる。
副詞の多用は、話をはぐらかそうとしているのではないか。
いわば、つまり、まさに、など。
代位のすり替え、常套句の賓用。
フェイクニュースは北マケドニアから。
動機づけられた推論=情報選択のバイアスと情報吟味の歪曲、対象に対する感情。=環境保護、○○は体にいいか否か。心理判定の結果に対する反応。
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人は自分が思う以上に、外界からの情報の判断を無意識・自動的に行っている。
騙そうとする人間はそこを突く。
騙されないために、またバイアスで誤った・偏った判断に陥らないためには、その判断のメカニズムを知り、振り回されないように注意することが必要。
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まあ内容的には悪くないんだけど、取りあげる題材が左派好みのものにちょっとかたよっているのが気になる。第4章が国会答弁を題材にした詭弁応答の手法についてなんだけど、最終的な提案は、論法に名前をつけて広く知らしめしておく、みたいなのでベンサムの提案と同じなのが興味深い。第5章はフェイクニュースや二極化の話。
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コミュニケーションを図るために、人間の脳は隙間を補う働きがある。確かに、1から10まで話すのではなく、文脈に応じて省略したり、言葉のニュアンスでプラス向きマイナス向きな判断をしたりする。
それが、仮説確証バイアス(自分が予め持つ予測に当てはまるような事例に目を向け解釈する)、正常性バイアス(自分は大丈夫だろう)、真実バイアス(相手の言うことは嘘ではないだろう)に繋がり、騙されてしまう。
特に、政治家の言い逃れパターンの分類は面白かった。語意の摺り替え、焦点ずらし、答弁の改変、応答の冗長化、批判による対抗、常套句の頻用など。答弁の際によく分析してみたい。
情報化社会の進展に伴い、世の中には大量の情報が溢れる中、根拠の不確かなフェイクニュースが盛んに流れ、フィルターバブルにより自分の都合の良い情報ばかり得ている可能性がある。人間である以上恣意的な解釈から全く免れるのは難しい。しかし、根拠の確認や統計学的視点を持ち、正しい情報が見分ける姿勢を持ちたいと思った。
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典型的な左派の著者による本。
保守層は騙されやすく、嘘をつく、オールドメディアが正しいなど、偏るがひどい。
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人は騙されやすい。まず集団内にいるなら周りの空気に流されるだろうし、疎外される恐怖なども後押しして大衆の意見に飲まれ易く、また飲まれようともするだろう。そうでなくとも、誰にでも思い込みや誤認識はあるだろうから、元々どう考えていたかによって、判断基準がある程度決まってしまっている様に思う。なるべく考え方は変えたくないし、なるべく人と同じことを考えていたいと言うのが人間の性ではないかと感じる。
本書は人がなぜ騙されやすいかについて、様々な詐欺手法や広告手段、また政治家が上手く質問を交わす様な国会答弁などを例に挙げ解説していく。何より人の中にある思い込みやバイアスなどが判断力を鈍らせ、詐欺に引っかかったり、要らぬ商品を購入してしまうなどの予期せぬ結果につながっていく。
私も昔から思い込みが強く、自分が考えたことを他人から否定的に言われたりすると、事実がどうであれ自分の考え方に絶対の自信の様なものもあるだろうからカチンと来てしまう事がある。その度に自分のそうした考え方に嫌気が差しつつ反省を繰り返している。オレオレ詐欺にかかる人の半数以上が、自分は大丈夫(詐欺にかかるはずがない)だと考えていたと言うから、大丈夫という何の根拠もないかなで何故か自信がある方が怖い。それ自体が大きな思い込みであり、詐欺にかかった際の視野を著しく狭くし、注意力の大きな低下を招いてしまっているのかもしれない。
更に本書では、インターネット広告や昔ながらの囲い込み詐欺も取り扱う。少しでもこの様な詐欺被害は無くなって欲しいが現実はお年寄りもケータイ・スマホを持っている。そうした偽の情報やフェイクニュースへのアクセスが容易になった事に加え、歳を取れば誰もが認知力や判断力が低下するのは避けられない。
まずはこうした手法を本書の様な書籍で学び、知る事で自身が引っかからないこと、更には自分の親や祖父母へと注意を呼びかけて、そういった犯罪を未然防止する必要がある。詐欺に限って言えば手口は明らかに巧妙化し、未だ年間の被害額が減る見込みはなさそうだ。
先ずは自身がしっかり考えることで、ニュースや友人との会話の中でも出てくる、偽の情報を上手に選別していく事が大切になってくる。