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平易な文章で読みやすかった。
哲学と宗教に関するガイドブックと言える。
参考文献やお薦めの本の紹介が充実しているので、これからそれを読んで行こうと思う。
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初めて哲学に関する本を手にした。人間は?世界は?という大きな命題に対して、異なる手法でアプローチした哲学と宗教。困難な ことに直面してきた人類、その中で生きる支えとして、神を信仰し語り継がれてきた宗教。そして、自然科学と合わせて、世の中、人類の成り立ちを解明してきた、哲学。でも、これだけ科学が、進歩しても止むことのない、信仰は、きっと人類が永遠に存続して欲しいという願望なのかも。
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とても読みやすいです。
中西古今の哲学を貫通して、この一冊で入門した気がしました。
気になるのが、神学と科学の接点が少なかった、あとで調べてみます。
ありがとうございます。
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本書を読むまでは、現代を生きる私の価値観のまま、過去に起こった出来事だけをただ追っていた。だが出口氏の言葉に開眼させられた。本書は出口氏に手を引かれて哲学と宗教を学びながら、彼の見解まで楽しめる至極の一冊である。内容はもちろんのこと、本のカバーを外した表紙まで渋い。よくある一冊ではなく、我は「全史」なのだという重みを感じる。
以下、本書より抜粋。
「モーゼの教えもイエスの教えもブッダの教えも、彼らが生きた時代背景の中で、人々によかれと思って説かれました。その教えを現代のモラルを尺度として、批判するだけでは無責任だと思います。彼らが考えた真意に、恒久的な人類愛につながるものがあったがゆえに世界宗教になったと認識すべきでしょう。」
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人類の歴史は考える事の歴史なんだなと再認識。
分厚い本だが、これを入門書として興味ある哲学者に関しては深堀りするべき。
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分かったような気がした。
でも、飲み屋での話題にするには、まだまだ理解が足りないか自己満足にとどめておこう。
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#哲学と宗教全史
タイトルと著者、推薦者のすべてが噛み合っていないような…(初見での印象)
あまりにも新結合だったので、購入・ざっと斜め読み。
哲学史については、さわり部分&哲学者の小ネタくらい。山川の教科書よりも初学者にはとっかかりやすいのですが、表面的なところに止まっているので、深く学びたい人にはもの足りないかな。
出口さんの実務経験と、哲学、宗教の結びつきについて、もうちょっと分量があると読み応えがあるのになというのが感想です。
ざっと見ただけなので、もう一度、哲学史のおさらい的に目を通す予定。
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400ページ超というボリュームながらも非常に読みやすく入門書に最適。「世界はどうしてできたのか?」「人間はどこからきてどこへ行くのか?」という根源的な問いかけに対して答えてきた哲学と宗教。なかなか敷居が高い、苦手意識の強い分野だが歴史の流れに沿って柔らかく噛み砕いた文章で書かれているのですらすら読み進めたられる。知的好奇心を刺激してくれる良書。
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哲学が好きなので、たまたま目についたこちらを読んでみることに。
どうしても哲学や宗教というと、なんらかの理論を確立した大人物がフィーチャーされる本が多くて、歴史の流れと合わせて読むことを自分がしてこなかったので、とても興味深かった。
というのも、哲学や宗教が生まれるには、かならずその時代背景が影響しているし、その時代背景を知らないと本当のところを知るのは難しい、と思っていたから。
今の時代、宇宙の成り立ちや脳の仕組みなども解明されてしまい、人が「なぜ生きるのか」「どう生きるのか」さえも、自分では決めていない、と結論付ける時代になってしまった。
それでも、私はデカルトの「我思う故に我あり」が好きだし、それこそが人間が人間である意味の気がしているので、自分を動かす脳細胞に動かされつつ、人間が生きる意味を考えていきたいなぁと思いました。
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題名の通り、宗教と哲学の歴史が人類の歴史と重ねて、記載されている。様々な思想をよく一人の人が理解しているものだな、と深く感心してしまう。まして、学者でもないのに。
全く哲学を知らないので、全て勉強になったが、特にイスラム世界の印象が変わった。近代以降の感覚を通して、自分が世界を見ていることを実感した。
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以前から気になりながらも、横目で見ながら通り過ぎていた。2020/4月、誰もが予想だにしなかったパンデミックが世界を覆う事態になった。そんな歴史的な事態のまっただかに立たされている時、やはり今読むべき書籍として購入を決断。ちょっと大袈裟だが、読み始めても◎。出口治明氏の博学さには
脱帽。人類の偉大な先駆者を分かりやすく辿ってくれた。何回か読み直す価値のある良書だと思った。
2020/5/9読了
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人類の世界観の歴史と、人類の本質が学べる本。
一見分厚くて難しそうな本だが、非常に読みやすくて、こういった分野を学ぶビギナーにもおすすめできるような本。繰り返し読むべき本なので、紙で買うことをお勧めします。
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2019年は私にとって「哲学」の年だったなぁと思います。
入り口は山本周さんの本からで、自分の中で「アタマカタイ」の象徴だった「哲学」という概念が、不惑を越えてようやく「何やら面白そうなもの」に変わりました。
この本は、読み終えても「ふーん」ぐらいしか残りません。
歴史の授業で「どこかでお名前を拝見いたしましたね」という人たちがわんさと出てきて、大運動会を開いて、スーッといなくなる感じです。
でも、どの出し物も面白くて「ふーん」の裏で、言語化できないエネルギーのようなものをもらっているのだと思います。そのうち表に出てくるといいなぁ。
次は「なぜ世界は存在しないのか」を読みたいと思います。
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哲学について知りたくて、この本を手に取りました。帯に書かれているとおり、日本人が苦手とする哲学と宗教について、これほどわかりやすく書かれた本はないのではないでしょうか。
人間が様々な葛藤や恐怖を乗り越えて、今日に至った歴史がよくわかり、本として純粋におもしろかったです。
読み終えるのがこんなに惜しく感じたのは初めてかもしれません。
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古代から20世紀までの哲学と宗教について網羅されている。
もちろん、限られた紙幅の中で書かれているため、広く浅くという印象は拭えない。
しかし、押さえるべきところは押さえられており、何より文章が平易で読みやすい。厚い本ではあるが、一気に読み進めることができるだろう。
自分が学部学生時代に受講した哲学の授業では主にカントを取り上げていたが、とにかく難しくてイマイチピンと来ないことも少なくなかった。しかし本書を読んで、当時ピンと来なかったところがクリアになった。
本書を読んで興味を持った箇所があれば類書を読んでさらに掘り下げていけば良いし、哲学史・宗教史について概要を掴められれば良いというのであれば、本書を読めば十分だろう。ただし繰り返し読むことをお勧めする。
「哲学はなんか固そうでとっつきにくそうだ」と思っている人こそ、本書を手に取るべきだろう。