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紙の本
知らないことばかりでした
2020/02/16 17:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の農業が世界に比べ、いかに後れを取っているか。それを思い知る1冊です。
読み終わり、知らないことばかりで目からうろこが落ちました。
わが国の現代の農業の視点が、大きく変わる1冊となるでしょう。
ぜひ、現役の農家の方々を含め、多くの国民に読んでいただきたい1冊です。
学ぶことは多くあるでしょう。
紙の本
常に変化し続ける農業
2019/09/10 21:15
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つばめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の農業は、低い自給率、農家の減少、農家の高齢化、担い手不足など課題満載の印象が強い。海外の農業現場に精通した著者は、これらの課題は大きな問題ではない。最大の問題は、多くの国民が認識していない「農産物の国際競争力のなさ」にあると指摘。農業が国際競争力をもち、稼げる産業となれば、課題の多くは解決するというのが、著者の主張である。本書は日本農業の現状を国際比較した後、いかに国際競争力をもたせるかの処方箋を提示した内容である。国際比較では、例えば、■農地1ha当たり農薬使用量は、中国と並んでトップレベル■農業生産効率(1ha当たり収穫量)は決して高くない■農産物輸出(野菜・果物)は、リンゴと茶以外の品目は限りなくゼロに近い■農業従事者の割合は3.5%と先進国では高い■農産物価格は世界一高い■農産物の1ha当たり収穫量は50年前から変化なし等々、農産物の国際競争力がないことを読者はいやというほど思い知らされるであろう。
国際競争力をつけるために、参考になるのは、農業大国となったイスラエル。イスラエルは、国土の60%が砂漠、年間降雨量は多い地域で500mm、やせた土壌で土づくりができない。こうした、逆境をものともせず農業に取り組む手法は、ドリップ灌漑(点滴のように作物の根元に水滴を落とす灌漑方法)、作物の成長に併せて適切な液体肥料を多頻度少量、ドリップ灌漑を活用して散布、センサーや衛星画像、クラウドシステムを使った最先端技術を駆使、試行錯誤を繰り返す農法により、農業に適さない環境にも関わらず多くの農産物を世界各国に輸出している。
著者曰く、「生き残れる農業とは、常に変化し続ける農業であろう。生物進化の歴史と同じ。変化を拒んだものは、滅びるしかない。」
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