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道誉と正成 婆娑羅太平記 みんなのレビュー

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みんなのレビュー8件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (2件)
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  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
8 件中 1 件~ 8 件を表示

紙の本

太平記連作小説の幕開け

2019/12/15 22:00

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

バサラ大名として名をはせた佐々木道誉と楠木正成を主役にした小説である。婆娑羅太平記という副題であるが、太平記に書かれている時代は、室町幕府が誕生する前後である。鎌倉幕府が終焉を迎えてから室町幕府が誕生するまでの間は社会的にも政治的にも混迷の時代であった。

 武家政権が終わって、社会的経済的にも荘園経営が行き詰まり、世の中が変わっていく過渡期でもあった。混乱の時代なのでプレイヤーも公家、武家、朝廷と全て登場する。一つ一つの出来事を紐解いて分析しないことには、足利尊氏がなぜ幕府を樹立できたのかもよく分からない。

 本書のストーリー自体もプレイヤーが多すぎる。主役の2人の他にも後醍醐帝、大塔宮、尊氏、直義、高師直、新田義貞のプレゼンスが少なくないのだ。勿論、本書のタイトルが正成伝や道誉伝ではなく、婆娑羅太平記という副題を伴っていることを考慮すると、太平記で書かれている時代全体を書かざるを得ないことは認めよう。

 むしろ、全体を書いているうちに幾つかに分割した方が読みやすいと考えたのかも知れない。それはこの時代の特徴である。すでに述べたように室町幕府の誕生は、混沌とした正常の中から生じたものと考えられるからである。そう考えた途端に著者は本書を道誉と正成に絞ったのかも知れないという想像が生まれるのである。

 現に本書の続編として新田義貞を扱った『士道太平記 義貞の旗』と蝦夷に題材をとった『蝦夷太平記 十三の海鳴り』が発表されている。十三とは津軽半島の十三湊の安藤氏が主人公となる物語であると思われる。太平記を多様な角度から小説化した安部龍太郎でなければ書けない連作小説で期待したい。

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紙の本

面白かった

2019/12/13 03:57

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者: - この投稿者のレビュー一覧を見る

佐々木道誉と楠木正成が中心となって鎌倉倒幕、新政とつながってゆく物語です。
この時代のことはあまりよく知りませんでしたが、面白かったです。
後醍醐天皇にはちょっと嫌気が差しました…。
海上船の攻防辺りから白熱し、先を急いで読んでしまいました。

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紙の本

イメージが変わる

2020/11/21 00:11

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:とりこま - この投稿者のレビュー一覧を見る

佐々木道誉と言えばバサラ、楠木正成と言えば悪党の代表であり忠臣というイメージだった。
本作では、道誉もしたたかさを持ちつつ目指すべき国の姿を持ち、義を持った武将として描かれ、正成も忠臣であるが理想の国づくりに向けて諫言も辞さない姿が印象的であった。
また、両者とも、流通により勢力を築き、それが故に鎌倉幕府倒幕に加わったという点が共通していて、農業から経済へ、という新時代を象徴する代表格だったという点が新鮮であった。

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紙の本

ふたりが残したもの

2020/06/26 08:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

バサラ大名と名高い道誉と、皇居に銅像がある楠木正成との意外な接点が興味深いです。権力闘争に明け暮れつつ、文化人としての貢献の高さも伺えます。

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紙の本

道誉と正成

2021/09/21 09:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:渡り鳥 - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本のテーマの一つが天皇の権威。間違いだらけの後醍醐天皇であっても忠誠を尽くす正成。大塔宮に非礼を働いた足利直義の世の中の評価。後醍醐天皇を倒すの必要だった光厳上皇のどうよ院宣。何れの事象も天皇の権威を示すもの。

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2019/10/07 08:15

投稿元:ブクログ

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2021/06/14 17:22

投稿元:ブクログ

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2022/11/05 08:35

投稿元:ブクログ

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