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ついに来たー!!!発売日。
ルミネに猛ダッシュで駆け込み、息切れしながらGet。
ファミレスでランチを取りながら読み始めました…。
阿選がなぜ道を間違えたかが、明らかになる巻。
驍宗と阿選、いったい何が違ったのか。
ずっと比べられ続け、気張り続けて、
それでも勝てない自分を突き付けられる。
影でいることが辛すぎて光の存在を消してしまったのに、
驍宗を覚えている人がいる限り、その苦しみは終わらない。
いや、消してしまったからこそ、
余計に神格化はすすんで、
自分の存在は影ですらなくなってしまった。
最終的にはあれは鬱で引きこもりになってるんだろうな、と。
うん、ひとことで言ってしまうと、
阿選は驍宗とくらべてはるかにメンタルが弱かったのだと思う…。
ちょうど今週やってた『同期のサクラ』じゃないけれど、
勝ち負けにこだわりすぎて、自分の価値が見いだせなくなってしまった。
あんなに阿選を尊敬していた麾下がいたのに、それで充分、よかったのに。
泰麒がちょこちょこ『魔性の子』のころを思い出したりするところでウッときました。
28年越しの地続きの物語だということを認識して。
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細くて、その先が続いてるかも分からない糸を辿っている気分よ…。
*
表紙の李斎が格好良い…!
続けて四巻へ。
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一巻、二巻と続いた、息苦しくなるほどの閉塞感はようやく少しゆるみ始め、阿選の心の内や驍宗の現状が明かされる。
泰麒も信頼できる人材を見極めては、少しずつ力になってくれる人を身の回りに呼び、ついに阿選を動かすことに成功する。
泰麒と読者が心から望むことは、戴の国の民が安心して暮らしていけること。
飢えない国。
言いたいことを言える国。
そういう国になるまでをあと一巻で書ききれるのか、そもそも作者がそこを目指しているのかはわからないけれど、ほんの少し光がさしてこの巻は終わる。
残り一冊。
明日中に読めるかなあ…。
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前巻から少し間が空いて、三巻目。
多分そうなるだろうとわかっていた、と思っていても、本当に生きてるのか、五体満足なのか、死にかけてないかと心配は尽きなかった驍宗の行方。
たまに小野さんはバッサリとかなり無慈悲なことを書かれるから、まさか今回その無慈悲さを発揮してしまったのではないかと戦々恐々としていたのでした。
結果を言えば、ああ、よかった。
そして、阿選の思惑というか、何故大逆をしでかすことになったのか、がわかってきて、何とも言えない気分になりました。
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9時に開く本屋さんに駆け込み、本屋さんを見て回ったけれどなかったので店員さんに「あの、十二国記の、今日発売の、、、」と告げると「すみません!まだなにも開けていないんです!」と急いで取りに行ってくれた。そして伝えていないのにその手には3,4巻が重ねられていた。ありがとう!店員さん!!忙しいのは分かっていたんです。でも、休みは今日だけ。どうしても少しでも早く読みたかったんです。ありがとう。
今日は一日、本を読む。そう宣言したので、本当にほぼ一日本を読んでいられた。ありがとう。
冒頭驍宗が生きていることが示され、それだけで涙があふれた。よかった、泰麒。驍宗さまが生きていたよ。
そして粗末なものでも毎月食事を流す家族。その心根が確かに驍宗を生かし、希望をつなげた。
李斎は新たな出会いのなかで驍宗の生存を確信し、また新たな可能性を歩み始める。
泰麒は自らの機転で敵ばかりだった朝内で自身の確固たる信を築いていく。
そして最終巻へ。
ここでやっと阿選自身の内面が描かれるが、それはあまりに悲しい。ろう燦の目的は?唆されたと阿選は言ったけれど。本心は?
読み終わった時間は三時ころで、あれ?もしかしてこれは読み切れる?と思いながらすぐに四巻を開いた。
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さて、戻ってから白銀の墟2巻までの泰麒のことは、まだ得体がしれなくてあまり好きでなかったのですが、
この巻の、泰麒の冷酷さや他人を容れない様子が、屍鬼の静信のようで一気に好感度アップでした。
あと「病む」過程もまるで屍鬼の村人のようでにやにや。
1.2巻はちょっと小野不由美の真骨頂、鉄壁な整合性が危うい気がしたのですが、今巻はそれも見えてきて安心でした。
静信とか先生とか、小野不由美の描く絶望感が好きなのですが、阿選も泰麒もかなり囚われていて大変胸熱です。
ほんと、何年越し(実社会おいて)だろう、というあちらの顛末への泰麒の思いまで描かれ、もう涙ですよ、よかったね先生…。
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直前におさらいで「冬栄」を読んでいてよかった。
正頼が出てくると涙が溢れてくる。
それだけに読み進めても思う気持ちは変わらない。
私は戴の民なのかしらと、戴の民目線で祈るように読了。
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2巻から一ヶ月も焦らされた甲斐がありましたよ。
2巻で疑われた主上の死亡説はすぐに払拭されて、物語がぐぐっ、と動く。
この巻で初めて明かされる阿選の感情にはシンパシーも感じる。彼のマグマが見えて今まで見えてこなかったものが見えてくる。いかにも人間らしい姿。彼を愚かと誰か断罪できるだろうか。
一方で離散していた仲間が少しずつ戻ってくる。絶望から徐々にみんなの心に光が戻る。少しずつ、少しづつ、その加減が絶妙。そして、ついについに光の根源の行方が、主上の行方も!わたしの心も一気に光が灯る。
4巻に向けて一気に物語が動く予感。
大事に読もうとおもっていたけど、止まらなそうなので4巻も一気に行くことにします。
2019.11.10
165
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2019.12.23 再読
驍宗様の悟りが、道観なんかの宗教の悟りと同じだったって、ようやく分かった…どれだけ読むのに必死だったんだ
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物語の全体を知り得る立場にある読者は、驍宗に何が起き、何処にいるのか、おおよそ予想はできている。意に反して全く進展しない探索行にそろそろフラストレーションが溜まってきたところに、きたー!怒涛の急展開‼︎ さあ、最終巻だ。
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「比べるときにはそもそも己の優を計るために比べるのだ」
という驍宗さまのセリフがぶっささって胸を押さえた。
そうやって考えられるのが王たる所以なのか……。
「責難は成事にあらず」に並ぶ心に刻みたい名言だった……。
詳細な感想は4巻で~。
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第三巻、起承転結でいう転、まさしく物語が大きく動く巻です。
正頼の覚悟と泰麒の覚悟に涙し、霜元や巌趙との再会、そして・・・もう涙が止まりません。
続きが楽しみで仕方ないです。
明日起きれるか心配です。
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物語が大きく動く。
クライマックスに向けて助走が加速していく高揚感。
遂に最終巻に辿り着いてしまう淋しさと期待がせめぎ合う。
最後まで一気に読みきってしまいそうだが、噛み締めて行きたい。
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はい、読了!!ありがとうございますっ、小野不由美様っ!ほんっとありがとうございます!まずはこの一言につきる。
ジリジリジリジリまったくなにも進む気配のないぜんかんから一転、まずは20pでのギョウ宗様が王です、の泰麒の言葉に超安堵。あ、こんなに早く安心させて頂けるとはっ、とまずは狂喜乱舞しましたわー。
正頼さま、お願いですから無事でいてー、いやもう既にぜんっぜん無事ではないんだが(拷問とかマジ許せん)この上殺されてしまっていたら泰麒の心がもっと傷つくよう泣泣
しかし、魔性の子、読んだのもう随分前になるが、やはりもう一度読まねばならぬかもしれぬ。
決して泰麒が望んだわけではないのだが、その関わりによって死んでしまった者たちがいるのは確かで、それがあれほどの、まさか王以外のものに頭を下げるという行為を自らの意思でもってしてしまうほどの慚愧の想いを与えていたとは…。
どんなことをしてでも、民のために正しい王を国に取り戻す、という泰麒の心が凄まじい。
そして遅々として進まなかった李斎たちの道もあの少年の訴えからあれよあれよと人が繋がっていき、勢いが出てきて読んでて気持ちいい。
そして、あの前巻の川にお供えものを流す家族のお姉ちゃんの悲しすぎる、痛ましい死。あの話がそこに繋がってくるとはっ!336p久々、久々ですわあ。ああ読んでてよかった、と心の底から湧き上がるように思う瞬間を味わうことができました。
つーっか十二国記なめてたわー。そーだわ、そうだったわ、世界壮大だわー、6年たっても出られない山とか想像つかないもん。
まさか、そーゆー展開とは。いやあ、予想してた方もいるかもですが、私は全くでしたわーーー。
さてさて、引きこもり状態だった阿選くんがようやくでてきて事態紛糾の模様。
3巻の余韻を少々楽しんでから、4巻突入するぞっ。
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一ヶ月の間、本当に辛かった。
たくさんの予感と推測と疑念と希望と絶望とが行き交って、本当に苦しい一ヶ月だった。
これまでだってずっと待ち続けたのに、とうとう時代が動く、もうすぐ目の前にその時が来ているんだと思った途端、これまでの年月よりもずっとずっと、この一ヶ月が耐え難かった。
振り返っても、こんな思いを抱えてよく一ヶ月正気でいられたな、と思う。
一読者でさえそんな状態なのに…本当に、李斎も泰麒も、麾下の方々も、よく耐えきったね…
一ヶ月前の疑念は、否定された。
絶望的な状態でも、その一片のひかりだけで、先に進める。