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白銀の墟玄の月 3 (新潮文庫 十二国記)
著者 小野 不由美 (著)
李斎は、荒民らが怪我人を匿った里に辿り着く。だが、男の命は既に絶えていた。一方、李斎の許を離れた泰麒は、妖魔によって病んだ傀儡が徘徊する王宮で、王を追い遣った真意を阿選に...
白銀の墟玄の月 3 (新潮文庫 十二国記)
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商品説明
李斎は、荒民らが怪我人を匿った里に辿り着く。だが、男の命は既に絶えていた。一方、李斎の許を離れた泰麒は、妖魔によって病んだ傀儡が徘徊する王宮で、王を追い遣った真意を阿選に迫る。「麒麟」の深謀遠慮とは、如何に。【「TRC MARC」の商品解説】
今世紀最大の物語、ついにクライマックス!
驍宗様が身罷られたなど信じない。新王が立つなら、それは麒麟の過ちか。──角なき麒麟の決断は。
李斎(りさい)は、荒民(こうみん)らが怪我人を匿った里(まち)に辿り着く。だが、髪は白く眼は紅い男の命は、既に絶えていた。驍宗(ぎょうそう)の臣であることを誇りとして、自らを支えた矜持は潰えたのか。そして、李斎の許を離れた泰麒(たいき)は、妖魔によって病んだ傀儡(くぐつ)が徘徊する王宮で、王を追い遣った真意を阿選(あせん)に迫る。もはや慈悲深き生き物とは言い難い「麒麟」の深謀遠慮とは、如何に。【本の内容】
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麒麟だけが正義
2020/01/01 18:20
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1,2巻に続き捜索の進捗が芳しくなーい!といらいらしながら読み進めました。
けど、やっとかーって叫びますよ。やっと布石ここで効いてきた。
泰麒の意思の強さと淡麗辛口は相変わらずです。
幼い頃の泰麒を知ってる人がみんな「大きゅうなられて」って言ってるの、私も同じ気持ちよ、と、ほぼ親戚のおばちゃん気分です。
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ようやく
2020/02/27 16:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:miino - この投稿者のレビュー一覧を見る
ずっと謎だった阿選の内面がようやく描かれました。李斎や民の目から見た不気味な暴君は、なんてことない生身の人間でした。決して悪い人ではなかったのに周りの目に潰されてしまった。少し気の毒にすら思ってしまうけどその弱さ脆さが生々しくゾッとしました。現実でもあり得る話だな、と…
そして飼い殺し状態だった泰麒がやっと動きます。「魔性の子」の出来事、登場人物を思い浮かべる箇所が胸にグッときました。蓬莱は泰麒にとって、もう帰ることもない無関係の遠い場所ではなかった。広瀬の扱いがあんまりだと思っていたので、心の支えになっていることが分かって良かったです。
ところで琅燦は本当に知識欲のためなら非道も辞さないマッドサイエンティストだったのか…。てっきり裏切ったと見せ掛けて秘策があるんだと思っていました。民の命より忠誠より好奇心を優先してるとしたら中々の悪人です。これまでもチラホラ登場していた黄朱の存在感が強くなった巻でした。
さあ、ここから巻き返しだ!
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「あの麒麟は化物だ」
2020/02/13 23:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うれい - この投稿者のレビュー一覧を見る
あの麒麟は化物だ──1,2巻で撒かれた伏線がどんどん回収されていく。助けを求めるように「先生」と呟いた泰麒。「目に浮かんだのは無機質な灰色の地面」「級友の足裏に踏み躙られた彼の痛み」魔性と化物という単語が結びついて叫びたくなる。意志の力だけで不可能を可能にしてしまう。なるほど確かに”化物”だ。そして「轍囲の民だけは絶対に恩義を忘れない」暗闇を流れていく籠は──希望は、王のもとに辿り着く。「驍宗様が王です」恵棟の言葉にも胸を打たれる。怒濤の反撃が始まる……!?!?
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泰麒の成長ぶり!
2020/01/04 09:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
目ざましい成長を遂げています!
あの可愛かった泰麒が、
人を疑い、謀りにかけ、
剣を持ち、自ら走る。
蓬莱での月日のせいなのか、
黒麒としての特質なのか、
冴えざえとしてなんとカッコイイことか!
これからの展開が楽しみすぎます。
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光射す
2019/11/09 17:49
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み進めて歓喜!
長い混乱とそれぞれの苦悩が晴れる兆しが見えてきました。
泰麒の孤独な戦い、無惨な正頼の姿、残虐な扱いに屈しない彼の心の強さ。
意外な人が意外な形で李斎に力を貸してくれたり、困窮しきった民の願いがあの人を助けてくれたり……。
物語を読む喜びを与えてくれた小野先生にただ感謝するのみです。
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泰麒の強さを強く感じる
2022/09/17 23:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:らんま - この投稿者のレビュー一覧を見る
可愛かっただけの泰麒はもういない。
大人になり、清濁あわせて飲み込むその強さに成長を感じました。
わたしの泰麒は李斉同様、かわいいイメージが強いのではっとさせられました。
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面白かった
2021/08/31 16:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:creammochi - この投稿者のレビュー一覧を見る
幼いタイキにはいらいらすることがあったので最高でした
だんだん盛り上がってきて次がすごい楽しみ
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物語が動き出す
2021/06/07 14:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うえありひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
戴国の荒廃ぶりと先行きの暗さにどんよりしていたけれど、ここに来てようやく動き始めました。
紛れもなくファンタジーなんだけど、ミステリーを読んでいるようでもありました。
動機は?
犯行の手口は?
被害者はその後どうなった?
これを鵜呑みにしていいのか?
作者にミスリードされているんじゃ?
そう警戒しながらも、明らかになっていくことが増えるにつれ物語はどんどん加速していき、ページをめくる手が止まらなくなりました。
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人間の数だけ真実が存在する。
2020/05/13 15:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
繰り返し、繰り返し、同じ状況に対する個々の登場人物の心情、判断、決意が角度を変えて描かれていく。
三人称はどうしてもその人物の内側に一歩踏み込まないと内面が描けない神の視座。それゆえに理解の及ばなかった阿選と、その対比者の内面が描かれる部分はちょっとしたカタルシスを感じる。
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怒涛の展開。
2020/05/03 21:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なまねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
白圭宮の泰麒は民のためになんとか状況を動かそうと奮闘する。
李斎は道々、協力者を得ながら驍宗の生存を信じ行動する。
終盤、ついに希望が見えてくるのだが。
最終巻に向けて怒涛の展開。
最初の方にでてくる項梁の「台輔が何を考えておられるかわかりません」という発言にほんとにそうだよと思ったが、読み進めていくうちに泰麒の考えが分かってきて、納得。
阿選が王位を簒奪しようとした理由がはじめて明かされ、なぜだか哀れになった。
あと、琅燦の気持ちがさっぱりわからない。
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『白銀の墟 玄の月 第三巻』
2020/02/12 20:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
十二国の北東に位置する戴国
前の驕王が斃れ、十一年の空位を経て
麒麟である泰麒が選んだ驍宗が玉座についた
が、登極から半年にして驍宗が消息を絶ち
泰麒も姿を消してしまった
新王を僭称する阿選はなぜか政治を顧みず
驍宗不在の六年で国運は傾くばかり
将軍李斎とともに戴に戻った泰麒は
項梁とともに訪れた王宮で新王を宣言
いっぽう驍宗の手がかりを得た李斎は
反王の勢力にようやく巡り会い糾合に動く
シリーズ累計1000万部突破
熱狂的なファンを持つ「十二国記」18年ぶりの新作が書き下ろしで
本書は、怒涛の戴国の顛末を描く大長編4巻本の風雲急を告げる第3巻
(新潮文庫版「十二国記」では14冊目)
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まとめ
2020/02/11 23:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:rio - この投稿者のレビュー一覧を見る
ようやく見えてきた希望。
感情移入しすぎて苦しい。
最後はハッピーなんだろうと思いつつそこまでの道のりが気になる。
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戴国転回
2020/01/03 00:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ようやく光の差し始める巻の3。
これを読んでから2巻を振り返ると、
ちょっと引っ張り方はあざとかったなあ、
と思わなくもないけれど、
物語が長ければ長い分、
こちらはたくさんこの物語に浸れるわけで、
結局損はしていなかった。
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すぐに続きが出てよかった。
2019/11/25 20:42
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:北之 - この投稿者のレビュー一覧を見る
二巻が変な感じで終わったので心配していましたが、すぐに訂正されましたね。
置いてけぼりの李斎が少し可哀想な気もします。
少し希望が見えて来た、三巻。
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お供え物のおかげで、なんとか元気です
2019/11/12 09:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:anp - この投稿者のレビュー一覧を見る
前の1、2巻で謎だったところがあっさり分かる巻。
阿選はなぜ妖魔を使役できてるの?
目に見える範囲ならその習性を利用して行動を制御とかもできそうだけど、お札っぽいので制御とは。
話はかわり、若干、泰麒の角が直ったのではないかとも思えるが、そう簡単に直るとも思えないし、どうなんだろう。
角が無ければ偽の誓約ができ、あればできない気もする。が、それとこれとは別の話のようにも思える。昔できなかったことを意志の力で押し通したようにもとれる。
戴国民の気性は荒いということを、泰麒を通して知ることができる巻。