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12のお題で日本史の流れを知る
2020/08/20 21:14
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投稿者:つばめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
なにやら、本書のタイトルは学習参考書のようであるが、本書は学習参考書のように無味乾燥ではない。著者曰く、「歴史資料をもとにして考えるからこそ日本史という学問は楽しい。過去のさまざまな人の生き方・事象・制度・慣習を素材として考えることこそ、楽しい日本史を取り戻すことになる。」という趣旨のことを著者は述べている。本書はこうした著者の考えに基づき「食」・「武」・「王」・「白」・「男」・「一」など12のお題をもとに日本史の勘所を知ることができる内容である。お題は異なるが、同一著者の『考える日本史』と構成は同じである。いずれも人名・年号の羅列ではなく、思わず日本史に引きずり込まれる内容である。
本書の内容の一例は次のとおりである。◆日本が「大王」と呼んでいたトップは白村江の大敗の後、危機感の中で「天皇」へと改められた。これは、中国の皇帝と同格ということで、日本は中国の覇権を認めず自立することを意味した。◆室町時代、名前の下に「男」をつけた表記がある。これは身分の低い人を公的に表す場合に「男」とつけた。これが江戸時代には、男伊達の「男」になってくる。男伊達とは、「弱きを助け強気を挫く」いわゆる任侠の世界の人間のことを意味するようになった。徳川幕府の支配はそれまでと質が異なりある種の人間にとって、ひじょうに重圧であった。その結果、公権力に盾突く人がこの時期に出現。「俺は男だ。徳川幕府の犬にはならないぞ」というニュアンスで「男」という言葉が使われるようになった。権力構造が変わるとともに、「男」も変わった。◆豊臣家の政権運営は五大老と奇数で構成。偶数であると意見が分かれた場合、同数になって決定ができなくなる。そこにこだわらなくなったのが徳川幕府。意思決定の果断さよりも、じっくりみんなで話し合って結論を出す形となった。こうした辺りは、徳川幕府が政治的には高度な組織だと言えるかもしれない。
おもしろく読みました。
2022/06/02 23:08
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投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
本郷さんの本を読むようになって、日本史は暗記物ではなく、考える勉強だというのが少しずつわかってきました。
漢字ひと文字から、広がり深まっていき、おもしろかったです。
各章のタイトルが漢字一文字・大学講義の口調の文面
2020/01/09 12:51
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
各章のタイトルが全て漢字一文字と、いたってシンプル。しかも、各章10~20ページと短く、気軽に読み進めることができます。
「ですます調」と「だ・ある調」が混在した文面です。最初は読みにくいと思いましたが、大学の講義で先生が話す口調と考えれば、講義系参考書感覚で読めました。
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