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流転の貴妃 或いは塞外の女王 みんなのレビュー
- 喜咲冬子 (著), 巖本英利 (イラスト)
- 税込価格:693円(6pt)
- 出版社:集英社
- 発売日:2020/01/17
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電子書籍
大河ドラマ
2020/11/11 18:30
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投稿者:はな - この投稿者のレビュー一覧を見る
王昭君(だったかな?)のお話をベースにしながら、よりたくましくしたたかに生きぬいた女性。途中からは読む手が止まりませんでした。
巻末のエピソードは、微笑ましく、そしてホロリとします。
電子書籍
不器用で微笑ましい
2020/05/04 00:10
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投稿者:Apple - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロマンチックなお伽話でした。
失意の中でも悲劇のヒロインぶらず、仕方がないと諦念を滲ませつつも、けどやっぱり諦めない、南人は頑固者を地でいく主人公。
不器用な年下ヒーローは、実際はこんな男性ありえないよねと思いつつも、理想の男性では。
「あなた方は舌をどこに置き忘れてきたのか」には笑いました。
後読感も清々しい良い作品です。
電子書籍
★5
2020/03/23 00:20
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投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
おもしろい!
こういう女性が逆境に立ち向かっていく感じ大好きです。
できれば早足で一巻じゃなく数巻に分けてしっかり事業内容とかもかいてくれると嬉しかったかもです。
紙の本
序盤の主人公の性格に耐えられれば楽しめる
2021/10/15 12:17
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投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
王昭君の故事を下敷きにした中華風架空国家の後宮の貴妃が皇帝の命令で草原の遊牧民の王へ輿入れするように命じられ、泣く泣くいけば途中で敵対氏族に攫われ、そこの族長の四男に嫁ぐことになる話。
序盤の主人公は自身の身から出たさびでしかない不幸に嘆くばかりでいまいち好感情を持てないが、状況に流されながらも草原の生活を受け入れようと努力したり、草原で生きるより交易の要であるバズーにいる方が自分の商才が活かせるからと夫を説得したりと中盤から前向きに動きはじめてからは面白かった。
夫となったアマルが第一印象がよくないながら、なんだかんだ彼女を気遣って大事にしてるわ、地味に独占欲を感じるわで魅力的なヒーローだった。
でも彼女が草原で暮らしたくないのを仕方なく受け入れたり、草原生まれ草原育ちな価値観と、弘国生まれ弘国育ちの主人公の価値観が相容れないのを理解して譲歩したり寄り添ったりしていく姿に絆されずにはいられないよねぇ。
そんな我が儘放題な妻なのに、一夫多妻が当たり前な価値観の彼が約束を守って最後まで彼女に一途を貫いて尽くしたの、普通に良い話だったわ。
紙の本
たくましいヒロイン
2020/12/04 17:22
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投稿者:owls - この投稿者のレビュー一覧を見る
後宮の最下位にいた妃が遊牧民へと嫁がされることに。しかも、そこで襲撃をうけ・・・と、最初から波乱の展開。過酷な状況でも、自分のできることをしていくヒロインがたくましく、好感がもてます。情景もうかんでくるような描写でした。惜しむらくは、もっとじっくり長編で読みたかったな、と思います。
電子書籍
王昭君を下敷きに
2020/06/11 13:22
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
漢帝国から匈奴に贈られた王昭君の話を下敷きにした作品。史実の王昭君は薄幸の美女という扱いであるが、この作品のヒロインは実に生き生きとしている。
文中に出てくるさまざまな中華料理も実においしそう。
ただ残念な点といえば
・ 北の人と南の人の美人に対する基準の違いを最終章(跋)に入れるのではなく、本文中にちりばめた方がいわゆる国際結婚としての実感がわきそうな気がす。
・ 紅玉の商売の話をもっと書いた方が草原の暮らしとの対比がはっきり出そうな気がする。
同じ西域ものを書いている森薫さんの華麗な絵でコミカライズしたものも読んでみたい。
紙の本
平原の暮らし
2020/02/16 07:36
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投稿者:あゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
モンゴルの平原風景が目前に広がるようなストーリー 昔の中国の力の巨大さ 周辺国の発展の遅れ 発展途上にある周辺国の生活環境 市場の役割などが、とても興味深く語られてゆく その中に生きた実在の女性の目から見た、中国の非道さ 歴史小説で読む中国世界とは違った視点からの世界観が面白い