- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
紙の本
ネタバレありの、幸(さち)窮地に立つ、の巻
2024/04/03 15:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
書名にある「世傳」とは「代々にわたって伝えていく」という意味で、
高田郁さんの人気シリーズにぴったりの言葉です。
「瀑布(ばくふ)篇」は、その『あきない世傳 金と銀』の第八巻めになります。
ちなみに「瀑布」とは、高い所から白い布を垂らしたように、直下する水の流れをいう。
ということは、新たな小紋染めで人気を集めることになった呉服商「五鈴屋」だが、
思いがけないことに巻き込まれるという展開になるということ?
七代目店主の主人公の幸(さち)がどう向き合うのか、ネタバレありの、ご用心、ご用心。
まず、最初の禍(わざわい)。
江戸の町に麻疹が流行し、多くの死者が出て、呉服の商いの勢いがとまってしまうこと。
どこまで作品と関係があるかわからないが、
この第八巻が出版されたのは2020年2月でコロナ禍で日本中が混乱し始めた時。
まるで現代の禍を予感させるような展開といえる。
それをなんとか凌ぐが、次は幕府から千五百両の上納金を納めよというお達しが届く。
商売が好調ゆえの、幕府からの無理押し。
さらには、幸のあとの八代目店主を誰にするかという問題。
当初は幸が世話になりその商才を鍛えられたもと番頭治兵衛の息子賢輔を考えていたが、
まだ経験不足もあってためらう幸。
その賢輔に恋心を抱く妹結(ゆい)だが、賢輔の心が自分に向いていないことに気付いて、
この巻のラストには大事件が起こってしまう。
えーっ、まさかの展開に、九巻急いで読まなくちゃ。
紙の本
期待どおり
2022/07/21 09:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かのま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゆいの気持ちがせつない。でも、これがきっかけとなって、幸との関係がずれ始めるのではないかという心配もあります。なんとか修復していってほしい。
紙の本
怒涛の展開
2021/10/24 02:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
順風満帆に見えた五鈴屋にこの巻の中盤で、お上から上納金を納めよ申し付けが。名ばかりの貸付金という名目の下に、一方的に奪い取られるとは、この時代はこういう時代なんだと改めて感じました。そこからはもう怒涛のまさかの展開。驚きました。店主でも奉公人の心までは縛られないとの幸の発言に共感。個人的にはスピンオフで5代目が五鈴屋を飛び出して以降の話が知りたいところ。でもラストはすごく気になる終わり方。今後、あのイヤな音羽屋がどう出てくるかにも注目です。
紙の本
そう来たかぁ…
2020/10/01 17:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
店が傾いたり、主が亡くなったり、毎回色々な『逆境』を見せてくれる。が、今度はこう来たか…。今のコロナ禍と同じような状況のような記述もあり、そんな中で商売人や庶民がどう知恵を絞ったのかも楽しめる。
妹さん、甘いよぉ。それに誤解もしてるなぁ。残念。
続きが楽しみ。
紙の本
人の心はむずかしい
2020/04/02 22:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
明るい場面で希望にあふれた終わり方だった前巻に続き、
順調なすべり出し。
しかし、世の中はいいことばかりは続かない。
疫病の流行によってあきないが振るわなくなるのは、
2020年の今に、タイムリー。
風評で売れなくなったそば屋に、力造とお才の夫婦がとる行動は、
実直で意志の強いこの二人らしいさわやかさだ。
あきないの道には才能を発揮し、手堅く進む幸だが、
人の心はむずかしい。
しかもそれが実の妹ならなおさら。
前巻と違って、この巻の終わりは衝撃。
いったいどうなるのか、半年も待てないぞ。
紙の本
あきない世傳金と銀 8
2020/03/01 07:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yukko - この投稿者のレビュー一覧を見る
サブタイトルが瀑布編とあるだけに今回の問題もかなり手ごわい
幸の熟考と皆の団結だけではなかなか解決が難しい
江戸を襲った麻疹の蔓延は正に今のコロナウィルスと重なり
読んでいて苦しくなりました
恐れていた惣次の登場、まさかまさかの結の行動
あまりにも一気に読み過ぎて何だかヘトヘトです
紙の本
まだ続く!
2020/02/20 21:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナル - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回も幸の閃きと周りの機転に、何度も胸がスカッとします。惣次の登場も楽しめました。
けれども今回は妹 結の片想いが切なすぎる。
次の巻があることが解ってとても嬉しい。けれどもラストがねー、ああだからねー次の巻は悲しい始まりになりそうで...