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「おわりに」に書いてあることがすごく印象的だった。
愛、親子の情、仲間同士の連帯意識、感動、自己犠牲、忠誠心、誇り、絆…それらに酔わせれて無自覚に行動している人々への困惑。
中野信子さんは、さんざん考えた末に、その瞬間をどれだけ充実して楽しむことができたか、に主眼を置くことにしたそう。マインドフルネス!
人生の目的とはなんなのか…解がどんな形であろうと正解であり得る。私の選んだ解が正解となるよう、私が決めていくしかないということ。
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セロトニンが不足している可能性とか、インポスター症候群である可能性とか、目に見えない症状があると推測しつつ、人と接する必要を感じました。気持ちを持ち直すことを期待するより、常に不安や自信のなさを抱えながら、失敗のないよう日々注意を払って前に進んでいることを良しとしないといけないのかなと。
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少し文章の読みづらさを多々感じた部分もあったけど
面白かった
日本人の性格的な部分が、後天的なのか先天的なものなのか、自分の性格がもしかしたらこういうことなのかもという、言語化できるような部分があって読み応えがある
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非常に的確に社会分析されており、なるほどそうだと共感できる部分が多く、読書推薦したくなる知人が次々と思いつくような、価値ある論文。ただ、著者とお近づきにはなりたくないなとも再確認してしまう。
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《「それ」の対処方法を学ぶ》
「それ」を面倒くさいと思う。
だから「浮いた人」と思われる。
上等だ!
「自分が浮いているのではない、周りが沈んでいるんだ」と思うことにしている。
多数が好きだから良いものとは限らない。
多数が行うから良いものとは限らない。
「それ」に振り回されるよりも、今ここで「自分が生きている」感覚を大事にしよう。
「それ」に振り回されないで生きる人を応援する快著です。
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「おわりに」で漫画「ねじまきカギューの二千恵理人」が実際にその人間研究の研究結果を出版したらどうなるかという切実さを感じ、とても考えさせられました。脳の理屈と「だから日本人はこうなのだ」の間には相当な不審を感じますが、学習の実験例の欄は素直に面白く、何よりも本人がどのような必然性を感じて「人間研究」をしているのかを切々と感じられ、その点では「借金玉 / 発達障害の僕が食える人に変わった すごい仕事術」を想起させられ、著者の「サイコパス」の方も読みたくなりました。
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なぜ日本人は長寿なのか、最近のSNSでの個人攻撃、バッシングがなぜこれ程苛烈なのか、などについての原因分析がなされる。中野信子さんご自身のエピソードも出される等非常に分かり易くなるほどと思わされる。報酬が多いより少ない方がやる気がでる、とか同性愛者の存在は子孫繁栄の“生産性”を上げる、等逆説的解釈が意外で納得感あって面白い。ただ、本のタイトルにもある「空気を読む」という思考や行動パターンを、脳の構造や神経伝達物質等の側面から解説されているのかと思いきや、その辺はあまり無かった様な。
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好きな中野信子先生の本。
『空気を読む』事が難しいなと考えている私は「これからは、だいたい、脳のせいにしておこう」と開き直れた。
長く生きているが、『空気を読む』ってのがよくわからん。
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『空気を読む脳』
ほぼ日書評 Day264
著者は、人気番組「ホンマでっか」の出演でも知られる、脳科学社長、医学博士。
https://amzn.to/2TLI3HF
スキルは掛け算…という考え方が、一時流行ったが、新書版のような軽い読み物では、情報の掛け算で、新たな「なるほど」感を醸し出すことができるという点で参考になる。
脳内物質、例えばセロトニンの働きはこれこれ、その分泌をコントロールするセロトニントランスポーターの密度が人種や国によって偏りがある。その差異によって、日本人の◯◯という行動傾向が説明できる。
と、こう来る。大事なのは、例えば日本人と南米人のキャラの違いが、全てそうした脳内物質の違いによるものとは主張しないこと。
あくまでもファクトと多くの人が納得するであろう観察結果を「掛け算」して、この切り口には意味がありそうだ(=「説明できる」)と言うこと、これがポイントだ。
悪用はよろしく無いが、これにストーリーテリングの技法を組み合わせれば、かなり効果的なアジテートのフレームワークになると感じた。
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人間の性格というのは経験してきた環境により決まるところが大きいと考えていましたが、遺伝による影響が大きい部分もあるということが知れたことは、自分のいろいろなことに対する考えが少し変わりました。
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あとがきがすばらしい
人生の目標はいろいろあって自分で決めるしかない
著者は学ぶことが好きなのでそれを続けることとした
今一瞬がどう充実するかを考えて行動してる
切れたりすることも脳内の物質で決まっている
日本人はキレやすい
真面目で自己犠牲をいとわない人々
母親は結婚しようとする娘に対し娘の結婚相手の選択をコントロールしようとすることがあると言う問題
自分と同じような失敗を子供にさせたくないのか自分が成功したから子供にそうなって欲しいのかはたまた自分が失敗したから子供に成功されると面白くないと言う気持ちなのか
いずれにせよ子供が幸せになるのを上から手放して喜ぶことができず
妬みの感情は家族間の方が他人よりも強いと考えられます
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おもしろかった。生きにくいこのご時世、こんな原理だったのかと考えさせる一冊。あとがきから、この人はとても悩んできたんだと感じた。私も人生楽しかったと言えるような生き方をしたい。
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4つのことを学びました。
1、相手を非難するために、人は自己犠牲も厭わないということ
2、子育ては、褒めることが逆効果になる可能性があるこも
3、メッセージを返信する頻度は、男女で違う根拠
4、ブランド品を身につけることの影響
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男性脳の仕組みである社会的優位な立場においての承認欲求を満たすためにキャバクラへ足を運ぶという一見女性には理解し難いことがこの本を読んで目から鱗でした。
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すごく勉強になったし、救いになった。
とくに、じぶんの悩みや社会問題はほとんど「脳」をはじめ、人間の本能によるところが大きいんだなと思った。
「私たち」以外を攻撃しがちなこととか、すぐにネガティブ思考になってしまうこと、同性愛や積極性など…私たち自身が私たち人間の性質をきちんと理解していないことが社会を生きづらくする要因なのではと思った。
自分の嫌いな自分の性格も、性質も陥りがちな感情もある程度科学的に説明できれば、誰かや自分を責めすぎることなく生きていけると思った。
そういう意味では下手な自己啓発本やスピリチュアル本よりも科学を理解することは、あたしにとっては救いになった。
とくに感銘を受けたのは、創造性アップの方法と挑戦することを厭わない心を育てる方法。
褒めるのも「結果を褒める」のではなく、「努力や創意工夫を褒める」…。
今から自画自賛するだけでも少し効果がありそう。最近話題の自己肯定感も、結果を肯定しようとしていた時はどんどん雁字搦めになって動きづらくなるような感覚があったので、「これが正解なのかも!」と大きな発見があった。
また、「おわりに」に書かれていたことを読みながら、ディズニーピクサー最新作・ソウルフルワールドを思い出した。人生がどんな道をたどったとしても、それを「解」とできるように自分に問いつづけていきたいと思った。