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52ヘルツのクジラたち みんなのレビュー
- 町田 そのこ (著)
- 税込価格:1,760円(16pt)
- 出版社:中央公論新社
- 発売日:2020/04/21
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紙の本
52ヘルツの声に気づけるように
2023/07/08 15:53
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投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
虐待の話が辛い。
こんなひどい親がいるのかと。
見たことがないのなら読んだことで、
52ヘルツの声に気づけるようになりたい、
と思わせる前向きなラストだった。
電子書籍
考え深かった。
2022/03/13 06:13
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投稿者:Angel - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつの時代もある、母と子の問題。今の時代だからある、ジェンダーの問題。私の憧れる、親友という存在。色々と心に響いた作品だった。
電子書籍
一気に読みました
2022/02/21 05:44
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投稿者:チップ - この投稿者のレビュー一覧を見る
複雑な家庭環境から人生に絶望していた主人公が、移り住んだ田舎で虐待された少年と出会う事から運命が動き出す。
回想から徐々に浮かび上がる主人公の人生。
「アン」さんがなぜ主人公に手を差し伸べたのか、なぜ辛い最後を選んだのかは心が締め付けられた。
ややご都合主義な展開の部分もあるが、一気に楽しく読めた。
紙の本
届かない声を
2021/10/09 22:59
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
本屋大賞受賞後に購入。
最初の場面が(登場人物の語りなど)少し稚拙で俗っぽい感じがしたが、読み進めるうちどんどん引き込まれた。
終盤まで読んで、タイトルの意味にも納得。テーマは重いが、読みやすいので、幅広い世代におすすめしたい。
電子書籍
せっかちさんにはやや不向きな、静謐な温かさのある物語
2021/07/02 01:09
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投稿者:納豆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
個人的には、羊と鋼の森と、サラバの真ん中ぐらいな感じです。
最近の流行りというか、本屋大賞の傾向なのか?
状況ではなく情緒で動く。現在の時間軸では、さほどでかい何かは起こらない。景色の綺麗な田舎で、傷ついた者同士で身を寄せあって、過去に起こった事件や、各キャラの生い立ちを思い起こしながら、ひとつひとつ想いや気持ちを整理していく感じ。
月の浮かぶ静かな夜の海のような美しい情景に浸りきれるか否かが、ハマれるかどうかの境界線になるかもしれません。
私はせっかちなので、情緒を削ぎ落してカッ飛ばして1時間で読んじゃった(笑)
情景と細かい心情描写が、よく言えば丁寧、悪く言えば冗長だったもので、つい……。
紙の本
タイトルの意味
2021/06/24 13:26
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投稿者:owls - この投稿者のレビュー一覧を見る
途中、心が痛む場面が多々ありますが、ページをめくる手がとまりませんでした。結局一気よみです。読み終わって、あらためてタイトルの意味の深さが響きます。そして、52ヘルツの声を聴けるような人になりたい、などと、ぐるぐる読後に色々考えていると、はじめて帯裏に気づきました。これはびっくり! 楽しいスピンオフになごみました。村中がんばって!
紙の本
不幸な境遇の登場人物が多く、重いわりには読みやすい
2021/06/24 00:14
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投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
あらすじを読み「あぁ、またマイノリティで不幸な境遇の男女が傷を舐め合う話なのか」と思いながら開いた。
親に愛されず虐待されて育ち、一度は優しい友人らに助け出された貴瑚だが現在は家族とも友人とも連絡を絶って海辺の町へ越してきた。
そこでムシと呼ばれて虐待されている少年と出会う。
見過ごせなかった貴瑚は、彼の状況を調べ、助けたいと手を差し伸べようとする。
そんな時、貴瑚を探し出した友人が訪ねてくる。
貴瑚は誰にも言えなかったこれまでの罪と誤ちを語り、今度は自分が声なき声で助けを求める人の声を聞きたいのだと話すのだった。
読み終えた後に52ヘルツのクジラの声を聞きに行った。
海の中に響く汽笛のような声で、誰にも聞こえない孤独な声なのに、たしかに安らぎを感じる声だった。
貴瑚の境遇は同情するし憤りも感じるけど、中盤明らかにされた彼女の愚かな行いは弁解の余地がないのでなんともいえず。
ただ、最終的に二人とも過去を過去として前を向いて、相互依存しない形の未来を臨むような結末で終われたのは良かったと思う。
個人的には本屋大賞ってこういう不幸な環境で育ち、周囲には容易に受け入れられないマイノリティな人たちの全体的に暗めな話が好きだな……と思ってしまった。
紙の本
私も52ヘルツ
2021/04/16 13:51
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投稿者:アイスマン - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトル通り、私も52ヘルツの音を発してきた側の人間なので、読んでいて非常に苦しくなった。
母親の愛がほしいという描写に、そうはならないのではないかと首をひねったり、時に深くうなずいたり、休み休みページをめくり読了しました。
苦しかったけど、読んでよかったと思いました。
本屋大賞、おめでとうございます!