紙の本
事件勃発
2020/09/11 11:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BHUTAN - この投稿者のレビュー一覧を見る
小蔵屋、行ってみたい。
働いてみたい。
花、活けられます。茶花もアレンジメントもOKです。
お草さん、だめでしょうか?
あっ 車の運転できませんでした。ダメかぁ。
今回は本当の事件だ。アスリートくみちゃん一ノ瀬とうまくいくかな?
次作が待ち遠しい。今作も一気に読んでしまった。
次、お早めにお願いします。
紙の本
幸せになって欲しい
2021/10/13 22:44
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投稿者:もちっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
草さんのシリーズでこのテーマを題材としたとは。少し戸惑いながらも涙ぐんでしまいました。 久実ちゃんの強さにも、由紀乃さんの(私の勝手な妄想ですが)優しい笑顔生み出す鋭い一言までも。草さんでなくても心が救われました。
草さんにはまだまだ頑張ってもらいたいと、心から願います。そして、皆が幸せであって欲しいです。
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7作目。後ろのあらすじで、久実ちゃんとうとう…と思ったら、それは勿論あったけど本筋の事件がつらくてつらくて。衝撃でした。
性犯罪は犯罪そのものももちろんつらいけど、二次被害の方がつらいのは実体験あるのでしみじみわかります。強姦じゃなくても心の隅の方で引きずるのにな。。
久実ちゃんは一ノ瀬さんとつかず離れずでいくのかな。すぐにどうこう、というのは難しそうだけれどふたりには仲良くしていてほしいです。
小蔵屋、顔馴染みとか味方も多いけど、町内会の描写では結構反感も買っているようで心配になります。地方の小都市みたいなので新しいことには及び腰なのだろうな…うぅ。。
お草さんの心はちくちくといつも休まらない。頼っていいと言ってくれる人は居るだろうけれど、出来るだけ自分の人生を一人で引き受けるとはこういうことなのだと、このシリーズを読んでいるとこの先に思いを馳せたりしてしまいます。続きも読みます。
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コーヒー豆と和雑貨の店「小倉屋」のお草さんシリーズ。
今回は店を手伝う久実ちゃんの身辺があれこれと大変な事に・・・
お草さんもあれこれと思い悩みます。
女性であることを、考えさせられる。
そして、年をとりながら暮らすことも。
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この巻は切ないかったですね。
良かれと思ってやったことが悪い方向へ向かうこともあるし、許されない犯罪を犯した容疑者よりも被害を受けた人間の方が犯罪者のように扱われる事実。
草さんも久美ちゃんも気持ちが分かったいるだけに辛い。
そして最後のページに付記された文言が今の日本という国を表しているようで哀しくて、悔しいと思った。
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【累計60万部、大人気の紅雲町珈琲屋こよみシリーズ第七弾】お草さんが営む「小蔵屋」で働く頼れる店員・久実。ついに久実にも春が……!? 浮き立つ店に衝撃のニュースが飛び込んでくる。
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第一章 小春日和 第二章 颪の夜 第三章 宿り木
第四章 帽子と嵐 第五章 黄色い実
元女性アイドルへの性的暴行事件。被害届にも勇気がいる、襲われた女性は犯人からと世間からの二重苦に晒されてしまう。ただ ただ 犯人が悪いのに、女性にもあんなことやこんなことがあったんじゃないかと非難を受けることがある。噂の的にもなる。たまったもんじゃないよねぇ。
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読みながら実際に起こった事件に思いを馳せていたが、やはりそうだったか。
性犯罪の被害者は、事が明るみになった後、世間からセカンドレイプを受ける。理不尽だし、間違っていると思うが、無くならない。
声を上げた被害者が世間から受けた仕打ちを身近で見ていたからこそ、思い悩む久美に「問題を間違えないでちょうだい。犯人を放置するか、逮捕させるか。事は単純なのよ。」と草が言う。そう言いながら、久美の気持ちを思うと「もういい」と言ってしまいそうになるのをぐっとこらえる。
肉親には言えない言葉だと思う。他人だからこそ、広い視野で事件を捉え、久美を支える。
犯人は逮捕され、そのうち裁判が始まる。
そこでまた辛い思いをするのだろうが、大丈夫。
久美には、草や寺田、一ノ瀬、由紀乃、緒里江がいる。
変わらない小蔵屋に安堵した。
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古民家でコーヒー豆と和雑貨の店「小倉屋」
お草さんは65歳にして今の店を思いつき開業
した、持ち合わせたのは少しの資金と日々の
馴染み客との日常を丁寧に描くシリーズ
観察眼があるからか少しの思いつきが小さい
商いであるが商売に繋がり、日常のミステリ
に気が付く・・・積極的な解決を望まない彼
女であるが、今回は店を手伝う久実ちゃんの
身辺に係る話となるといつもと人格が違うな
此の本は大変微妙なテーマであり、やるせな
さを思い知らされる作品ですが「読むべし」
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今回も可愛らしい表紙と裏腹に重苦しい内容でした。お草さんのお店、おしゃれで素敵ですが、片田舎の小さな町でやっていけてるのが不思議。
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*お草さんが営むコーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」で片腕として働いている頼れる店員・久実。なぜか男っ気のない久実にもついに春が……!?浮き立つ店に、元アイドルの女性が店の敷地内で暴行を受けたという衝撃のニュースが飛び込んでくる。容疑者は地元名士の息子。久実の様子がおかしいことに気づいたお草。そして、暴行現場で拾った「あるもの」がお草と久実を悩ませることになる。「私、いつから加害者になったんだろう」──心に小さな勇気の火を灯す人気シリーズ第7弾*
これは・・・シリーズ史上、最も辛く、やるせない作品でした。
え? 何??
どうして???
と、途中錯乱し過ぎて、1度目はほぼ斜め読み。
それでも涙が止まらず、読み切るのが本当に辛かった。
けれど、なんとか最後まで読み通し、動揺が収まってからもう一度きちんと読み返したら、ああやっぱり小蔵屋だな、お草さんにしか出来ない物語だな・・・と。
じっくり読んだ分、二度目は倍から泣きましたけどね・・・
被害者なのに、加害者になる。
私にその発想はなかったけど、お草さんはさすが年の功だけあります。諸々飲み込んだ上で、冷静に「その先」を見据えている。
「その先」までの辛さや苦しみがわかっていても、一番大事なことは何なのか、決してぶれない。
その代わり、今の自分が出来る精一杯のことを重ねていく。
それらが相まって、本当に辛い展開ではありますが、含蓄のある作品に仕上がっています。
そして、今回は小蔵屋の面々の温かさが十分に発揮されています。寺田さん、由紀乃さんはもとより、まさかの幸子さんまで!いい仕事をしてくれています。まさに、何が功を奏すかわからないな・・・
歳を重ねることの意味を見せてもらえたような作品でもあります。
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久実の立場だったらどうしただろう??
それにしてもいつもは目敏いお草さんが今回は気がつくの遅すぎない?
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読み終えた後、“黄色い実”ってどんなものだろう?と調べ、その植生や言い伝え、花言葉などを知って再度じんわりと物語の余韻が染み渡った。
シリーズ7作目の積み重ねあってこその親近感ゆえ、とりわけ三章の終盤からは友人の安否を心配するような心持ちで頁を捲る手が止まらなくなる。
春先の山菜を食べたその苦味であたたかさのある季節の巡りを実感し安堵するような、そんな気持ちに至る終幕が味わい深い。
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日常のちょっとしたミステリーのシリーズだったが、今回は卑劣な犯罪を扱っている。小蔵屋の駐車場で起ったその事件の被害者は平緒里江。そして、その日久実は風邪で小蔵屋を休み、数日後に出てくるがスカーフの下の痣に嫌な予感がした。緒里江の強さと久実の普通でいたいという気持ちが痛いほど伝わる。お草さんや寺田さんがいたことに救われたと思う。更にはネットの拡散や人の噂、人の口には戸はたてりぬということを思い知り気が重くなったが、最後はこのシリーズらしく穏やかで優しい終わり方だ。久実と一ノ瀬との関係は続いてほしいなと思う。
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される側の現実なのか。
お草さんの物語は、ふとした幸せと辛さが混ざり込んでいるからこそ、些細な幸せを有難く感じられる。