電子書籍
短編3つ
2024/05/12 15:15
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投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
廣嶋玲子さんの短編集。
表題作はダークエンド、残り2編はやや希望のあるエンドでした。
バッドエンドの銀獣編の中では輝久氏が一番マシな結果でしたが、それでも妻が亡くなってしまったので気の毒でした。
個人的には咎人の灯台が1番好きです。
ヨキとヒナが心を通わせていく様子が好ましかった。
彼らが幸せになれるといいな。
紙の本
禍々しく美しい
2022/07/08 08:01
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投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
禍々しく美しい、
じっとりと湿り気のある質感。
ファンタジーというカタカタが似合わない
幻想小説でした。
唯一の主人に盲目的に仕える銀獣が
幸せそうで憐れでした。
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表題作を含む3作
これぞという作品ばかり
もったいない、読んじゃった
人間のダークな面があるからこそ、そこに点る一筋の光が闇を照らし世界を広げる
ああ、もっと読みたい
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きっと大人も子供も楽しめると思えた、とても重厚なファンタジー短篇集だった。全体的に仄暗く、シビアで、でも救いと夢がある。
ただただ、あぁやっぱり廣島さんは好きだなぁと思った。
どの話もすきだったけど、灯台の咎人はなんかすごく雰囲気が好きだったなぁ。表題作は幻想的で、それがこの物語のドロっとした感じとすごく魅力的だった。最後のも好き。全部か。
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廣島玲子さんの作品は初めて。
仄暗い幻想的な世界観に惹かれた。
短編集なので読みやすかった。
他の作品も読んでみたい。
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銀獣とは、石の卵から生まれる半人半獣の存在。富豪石渡征山が五人の男女に言い渡したのは、一年後に最も優れた銀獣を連れてきた者に財産を譲るというものだった、『銀獣の集い』。故郷で罪をおかしたヨキは、孤島の灯台守として五年を過ごすことになるが……、『咎人の灯台』。黄金館で母親と暮らすキア。だが、幸せな暮らしには秘密があった、『茨館の子供達』。全3編を収録
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はぁぁぁぁぁやっぱり廣嶋さんのファンタジーすき。どの作品最高にすき。だいすき。日本全国の図書館に置いて子供たちにも読んでほしい。すき。(しつこい
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わりと、人間の昏い部分がフューチャーされた作品でした。著者は 児童書でも 一癖ある人物を描く人だし、東京創元社も、乾石智子さん著・夜の写本師など、イメージが重なります。
二話目『咎人の灯台』が好きです。
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本屋さんで表紙買いしました。
銀獣の集い、咎人の灯台、茨館の子供達の3つの短編からなる短編集。
失礼ながら著者の作品を読んだのはこれが初めてでしたが、大変な興奮を覚えました。
銀獣の集いはハナからダークを匂わせるような雰囲気。文子が銀獣を自分のものにするところから、照子の銀獣の万禍の描写など、最後に向かって読み進める事が止められませんでした。
咎人の灯台は小さなヒナが現れてからがおもしろい。
茨館の子供達はだんだんとキアが集まり、地下室へ忍び込み、始まりを見て逃げ出す所はハラハラドキドキの展開。
3作品とも続きがあるのなら読みたい、またその後を想像してしまうような余韻を残す素晴らしい作品でした。
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プランツドールにちょっと似た感じで好き
表題作をシリーズ化して欲しい
他2作もちょっと毒のある童話っぽい感じがツボ
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ファンタジーでとても面白かった。
全体的によかったです。
冒険ものというわけではないですが、ワクワクさせられてあっという間に読むことができました(^-^)
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とても幻想的で不思議な3つの物語
グリム童話のように、心惹かれてゾクッとする
表題作の銀獣の集い、石から生まれる半人半獣の生き物を育てる
優れた銀獣を育てた者に、全財産が渡る
選ばれたのは5人の男女
己の野心に身を滅ぼしたり、愛おしい者の影を追ったり
はたまた、銀中の生まれた世界に魅了されたり
世界観がとても好き!
そしてラストの答え合わせでは……人間怖!ってなるダークなファンタジー
咎人の灯台
咎をおった若者は、5年間灯台を灯す刑を科される
罪にくれ、過去に囚われ、生きていく
そこへ流れ着く少女
終わりはバッドエンドではなくて、未来へ続くような物語
茨館の子供達
茨の壁に囲まれた館に住む1人の少女と1人の母親
ある日少女は隠された絵を見つけてから館の真実を知る
そこで出会う、他の少女たち
ほの暗く少し怖く、そして冒険劇のようにドキドキする
3つの中で1番好きかもしれない
銀獣を巡る人の醜さや脆さ、咎人の憎悪と愛情、閉鎖空間からの子供達の脱出
どの物語も自分の好みすぎて凄く読み応えあった!
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面白いが独創性は皆無。
どの話もどこかで読んだことがあるような設定、展開。
小学校高学年から中学生くらいが読むにはちょうどいいのか。
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いや~~~~~~~~~~~ファンタジークソオタクとしてはウンウンウンウンと首肯してしまう中編3つが収録されています。
装丁画が橋賢亀史だったから、ナルマーン年代記の番外編じゃないのか??とちょっと期待してたから残念~~~と思ってたけど、これはこれで良かったな…。
ある意味での”廣嶋玲子の型”が出来上がってきてるんだなとも思った。
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やはり一般向けというだけあって、『銭天堂』や『十年屋』など、廣嶋さんの児童書と比べると、毒が強い感じがしました。人間味がある内容で、最後までワクワクドキドキしながら読みました。