紙の本
つかみどころの
2023/05/22 00:05
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
冒頭、思っていたのと違う
少し不穏な空気感のはじまり。
そこから急にタイトルからのイメージ通りの展開になって、
やたらとファンタジックな猫、「ねう」が活躍……。
筋だけを見ていけば期待通りで面白かったのだけれど、
1冊で見ると全然回収されない、
しかもどちらかというと嫌な印象のエピソードがのどに残る。
続巻のある本なので、そのための布石だろうから、
それを読んでいく中で解消されていくだろうとは思うけれど。
現時点ではしこりになっている。
紙の本
珍しい医者ですね
2022/07/22 10:30
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
母が亡くなってお手伝いさんも去り、独りぼっちになった藍。藍は母とお茶の問屋を営んでいたが、叔父夫婦が跡を継ぐ。ある日、医学の勉強のために長崎に行った兄が戻ってきたのだが・・・・・。
睡眠の専門医ということですね。なかなかない分野の医者のお話でしたが、ちょっとインパクトがなかったように思います。逆にこれからの展開が楽しみになりました。藍の成長や兄の日中の診断等、気になる点もありますので。次作も読んでみたいと思います。
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両親を亡くした茶問屋、千寿屋の娘、藍。
長崎で蘭方医になるため出かけた兄を待つ日々。
ある日、母を亡くしてからねむれなくなった藍の元に兄が帰ってくることから物語は始まる。
睡眠と健康は深く結び付いているのだけど、中々、しっかり眠る事ができない人も多いですよね。
その理由もそれぞれ。
読んだ後にゴロリと横になって、眠くなるのも悪くないなぁと思わせてくれる一冊です(^^)
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うん、眠るって大事。
疲れていても眠れないってメンタルけずられちゃうし。
両親をなくして親戚は信用できないなんて藍が眠れなくなるのも無理はない。
兄の松次郎が帰ってきてよかった。
なんともつかみ所のない男だけど、ある意味有能?
「ぐっすり庵」を訪れるお客は思いがけないやり方で救われていく。
須賀の登場にどうなることかと思ったけど、一安心。
これ、この後も読みたいのでシリーズ化してほしい。
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茶問屋の娘の藍両親を相次いで亡くし、傷心で眠れぬ日々が続いていた。そんなとき蘭学を長崎で学んでいた兄の末次郎が帰ってきた。末次郎は眠り専門のぐっすり庵を開く。
眠りに問題を抱えている人達のお話5選。どれもみんな心にどこか引っかかりがあり眠れない人ばかり。やはりメンタルが重要なんだなと感じた。
兄の過去があんまり語られなかったのがきになるところ
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両親を亡くした茶園の娘、藍には長崎に蘭方医になる為勉強に行った兄松次郎がいた。ところがその兄が突然帰って来て、眠りを専門にした医院を開くという。その庵には様々な事情で眠れない人がやってきて…。
もう少し兄妹らしい感じを描いて欲しかったかな。幼馴染でもいけそうな描きかただし、家族らしい雰囲気があまり見られない。もう一息深みというか突っ込んだ話にしてもいいのではと思うくらいあっさりとしている。それが著者の持ち味なのかも知れないけど。私には物足りないかな。
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万病を治すたった一つの方法、それは眠ることに他ならない。全くその通りだと思います(^-^) 飛鳥山、滝野川の近くの西ヶ原村、茶問屋千寿園の娘、藍17歳が主人公。両脇を医者の兄、松次郎と眠りの達人、牡猫「ねう」が。泉ゆたか「猫まくら」、眠り医者ぐっすり庵シリーズ№1、2021.2発行、連作5話。楽しく読了。期待できるシリーズです。
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眠れない人達が助けを乞う「ぐっすり庵」。
本の表紙のイラストを見ているだけで日向のぬくもりを感じる。
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眠りについてよく考えさせられる話だった。
特に私の印象に残っているのは第5章「昔の友」だ。眠りについてだけでなく医者や薬の役割、更には社会での人の役割を再認識させられた。
同じ作者の「毛玉堂」が好きで手に取ったが、とても楽しい作品だった。