紙の本
ベストセラー『東大教授が教える独学勉強法』で知られる柳川範之氏による新たな思考法を教示してくれる一冊です!
2021/04/05 11:49
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『法と企業行動の経済分析』、『契約と組織の経済学』、『東大教授が教える独学勉強法』などの著作で知られる柳川範之氏の作品です。同書は、筆者の自らの体験の下で、情報の収集・整理の仕方から豊かな発想の生み出し方まで、「思考」の全プロセスを伝授してくれる一冊です。特に、筆者が勧めているのは、まず頭の中に「考える土台」をつくり、考える「クセ」をつけることです。そのためには物事を普遍化したり、抽象化したり、頭の使い方を意識的に練習することが大切だというのです。クセさえついてしまえば、あとは「情報は流しっぱなしに」、「あがかないで機が熟すのを待つ」など、豊かな発想は自然に生まれていくと書かれています。ぜひ、読者も同書を読んで、新たな知的思考法を訓練してみては如何でしょうか。
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情報が溢れている現代において、情報は知っているだけでは価値がなく、どう料理するか=考えることに価値がある。
せっかくのインプットを無駄にしないためには常に問題意識を持つこと、抽象化して考えるクセをつけること。
その2つを意識していこうと思う。
日本人は自分なりの考えではなく「正解」を考えてしまうという記述があり、自分の考え方もまさにその通りだとドキッとした。
正解ではなく自分なりの考えを言えるようにならないといけないと危機感を持った。
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情報洪水時代に良い情報を取捨選択し、知性に変化させるための方法が解説されています。内容の本筋部分は、同筆者の「東大教授が教える独学勉強法」に書かれている部分と類似する部分が多かったので、もう少し異なる視点での解説があるとよかったかなと思います。両書に共通して述べられている、問題意識を持つ、情報同士を関連づけて本質をとらえる、点についてはその重要性を改めて再認識しました。
様々なメディアの膨大な情報にどのように接していけばよいのか、どのように整理すればよいか、といった内容について書かれている部分が本書のポイントかなと思います。
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情報過多時代の情報の集め方、偏らない思考にならない為にすべきこと、見たいものだけ見ない訓練等々、頭の揺らし方、思考整理、自分事として考える手法など、意識しつつも中々取り入れられず苦慮していたコトが全て書き記されており、都度振り返りたいと思いました。
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情報をの接し方や情報の集め方よりもどのように情報が頭に残るようにするかが大事と言っており、そのための工夫として「頭に網を張る」と表現しています。
ひとつひとつの情報を覚えようとするよりも自分に興味のあるキーワードの網を張っておけば必要な時に必要な情報は引っかかってきます。
非常にわかりやすく腑に落ちる内容でした。
良書だと思います。おすすめ。
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「考える」とはどういうことなのか、そして地頭力を高めるための「考え方」を教えてくれる指南書。
具体的なトレーニング方法も記載されていてわかりやすい。
本書で言及されている「考える」土台だが、私は好きなことでは抽象化して考える、というのはよくやっているかもな〜と思った。
エンタメ作品内での出来事とか、直ぐに抽象化して別のものとつなげちゃぅたりしている。この考え方を他のものでもするようにしていけば、より知的に考えられるようになるのだろうか。
ただ、本書で述べられていた「人と人とを繋ぐことも抽象化して考えろ」というのはやや危ない気がした。本書内では、異国出身者同士をつなげる手腕的なことに言及されていたが、多国籍の人を抽象化するのは、 自分の中でバイアスがかかっている可能性があることを意識しないと差別を産むかもしれない。そういう意味では要注意かも。
自分なりの考えや独自の考え方も大事だが、個人主義的、利己的にならないように注意していかなければいけないかもしれない。
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考えるクセの付け方の話。日常的なことから始めてみようというスタンスで、ハードルは高くないと教えてくれる。
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情報を絞らず得る。
抽象化する。
大事なのは、一言でまとめる。共通点、相違点を見つける。
知識をつなげていく。
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・読んだ理由
仕事や対話を通して、自分の考える力の無さを痛感し(ゲキ浅もやし意見しか出ない)、何かヒントが得られないかと思い、読んだ。
・感想
本にも書かれているが、いろんな選択において、自分がどう思うか、よりも皆んながどう思っているかを重視しがちだなーと思った。
Amazonや食べログでレビューを見るだけならまだしも、就職、転職なんかの大きな決断もネットの記事から正解を探している自分がいることに嫌気がさした。
考える習慣を付ける練習として、著者が紹介していたゲームが飲み会とかでやったら面白そう。
・出題者が2つのモノ(物体でも概念でも何でも良い)を挙げる
・他の人たちはその2つの共通点を挙げる
・共通点に皆んな納得できたらポイント
・だれも納得できる共通点を挙げれなかったら出題者にポイント
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思考法の本としてオーソドックスな内容。
・常に情報の網を貼っておく
→カラーバス効果に近い
・情報をどう料理するかが大事
・「幹を掴む」「共通点を探す」「相違点を探す」
がこの本の要約。
→要は具体化と抽象化の話。細谷功さんの書籍などを読むとほぼ同じことが書かれている。
認識の再確認になった。
以下自分のtodo
主体的に決める
→ランチを選ぶなど誰かの判断に任せるのではなく、自分で決める
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目的
人間は考えることに価値がある、作業はAIができる、という話を最近世間でよくきく。
考えることのコツを知りたい。
感想
考えることに正解はない。が印象に残った。まわりがどう思うか、でなく、問題解決のために考える。
具体→抽象化→具体化、で応用。
いろんなジャンルに触れて、いろんな結びつきをしてみよう
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【自分に役立つ内容ベスト3】
1. 幼い子の「なぜ?なぜ?」の問題意識をそのまま育んでいければ、大人になってもよく考える人間になる
2. あらかじめ頭の中に網を張って(=問題意識を持っておき)、情報を待ち受ける
3. 人と違うことを追い求めることによって、ビジネスチャンスや人生のチャンスはやってくる
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自分の考え方や知見がだいぶ狭まってしまったと感じて中出会った本。
非常に分かりやすい文章だったのと、提案されてる手法も決して難しいものではない、取り掛かりやすいものばかりだったので、一歩前に踏み出しやすく実用的だと感じた。
さらっと読めるので、ぜひどんな年齢の人も、ふとしたタイミングで読んでみると良さそうだと思った。
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現代における思考術を学ぶことが出来た。
情報収集→抽象化→具体化のトレーニングを意識的に積んでいきたい。
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本書のポイントは3章の考えるための土台を作ると言う部分だと思う。
本書の中で、現に繰り返し参照されており、著者としても力が入っているように見受けられる。
情報が溢れている日々の暮らしの中で、如何に情報に振り回されずにいるか、そのポイントは抽象化することにある。
なぜなら、個別具体的な情報はそのまま解決策にはできないからだ。情報を抽象化してとらえて初めて、情報や知識を応用して活用することができる。
例えば、歴史上の個別エピソードから、単に誰が何年に何をした、と言う情報そのものだけでは、応用が効かず、その事象から、
・政治とはどうゆうものか
・組織のトップはどうあるべきか
という抽象的な理解に置き換えると、歴史が過去のエピソードにとどまらない価値のある情報に変わる。
自分の直面している問題や会社の課題に対する解決策を与えてくれる可能性がある
抽象化して役立つ情報は本のみならず、会社に関する情報も同じ。同じ企業で働くと特有な情報、ノウハウがたまってくる。それこそが、会社で働く武器になっている人も少なくない。
しかし、そのような情報は会社でしか役立たたないもの。(例えばこの人に根回しが必要、など。)このような情報は会社が変わると役立たなくなる。
だからこそ、個別性の情報を一般化、抽象化できれば武器になる!(会社の例で言うならば、この種のプロジェクトでは、〇〇がネックになりやすい、このような権限を持っている人がキーマンで、その判断でプロジェクトの良否が左右される、といった感じが会社が変わっても使える抽象化だろうか。)
抽象化して理解するのは容易なことではない。抽象化できるに越したことはないが、抽象化して理解しようとするクセが大事。
他の本でも、ちきりんさんのso what?に近い概念、茂木健一郎さんが話す際に用いる、「一般化して考えると、」にも同様なことを言っている。そして何より、細谷功さんの地頭力に抽象化の重要性がある。
結局のところ、「考える」作業というのは、情報を単なる情報で終わらせず、「そこから何が言えるのか」、「なぜそうなるのか」など、一歩進んで事象を捉えることなのかもしれない。
著者によれば、抽象化する考え方を身につける為のステップは以下の3つのステップを取ることを薦めている。
①幹を掴む
②共通点を探す
③相違点を探す
これこそが、考える土台を作る頭の使い方の肝。
①幹を掴む=本質的なところは何か?
情報の枝を取って幹を掴む。一言でいうと?人に簡単に伝えるとしたらなんといえばいいか?パラノイアの本にある「銀の弾丸」。の考え方。
なるほど、と感じたのは、一言でいうと?に正解はない、と言う部分。
情報に接して何が重要か、何に着目するかは人それぞれ。着目する部分によって一言でいうと、も異なってくる。
例えば、企業の不祥事情報に触れたとき以下のaからcでも人それぞれ。着目する点に正解はない。いろんな面��着目するのは大切
a不祥事の原因は何か?
b不祥事が明らかになったプロセスは何か?
c不祥事が与える社会的な影響は何か?
②共通点を探す
一見異なるように見えるものから、共通点を探すこと。幹にして共通点を探す。(例えば、鞄と食べているものの共通点は?→どちらも赤色、など。)
みかんとりんごは違うけど、果物という点では共通という整理ができる→情報を抽象化する大きな一歩。
違う分野の情報をたとえ話にできれば、抽象化できている。すべての問題を自分の身近な問題にたとえて置き換えて話す人はこの思考法ができている人。
よくお笑いでやっている「〇〇とかけて、XXXととく、その心は?」はまさにこれに近しい発想ではないかと感じた。そう考えると、ねづっちは抽象化の才能抜群なのか??と思う。
根っこは同じ、と言う表現はまさにこれが言いたいのではないだろうか。
普段から、例えば、セーヌ川とカレーライスの共通点は何か?というクイズで遊ぶと訓練できるし、歴史の勉強からもこの訓練ができる。例えば、豊臣秀吉の失敗と足利尊氏の失敗の共通点を考えて抽象化。抽象化できれば、現代にも通じる失敗を考えることができる。
③相違点を探す
似たものに違う視点を見出すこと。似ているように見えるけど、本質は違うのではないか、同じ現象なのに違うのはなぜか、と考えて抽象化の訓練をする。
不祥事が同じようでも、あえてこだわって違う点はないか、違う点はどこにあるのか、ニュースを詳細に見てみる。違う会社である以上、違う点がいろいろある。違う点があるのになぜ同じような不祥事が起きたかを考えてみる。思考を広げることで抽象化ができるようになる
同じような情報に触れて、似てるなぁで流さず、あえて違いを探すことが大事
抽象化する上では比べることが大事
情報を多面的に接する
なんでこのニュースをこのときにこのタイミングで
遠い情報を役立たせる
違うものに共通点を見出す
別々のものを組み合わせる能力がこれから欠かせない
3章が引き合いに出されることが多い
間を置く、時間を置くは思考の整理学の醗酵とまさに同じこと。
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感情を感情のままにしない、整理する癖を。
パワハラがきつい上司がいて、どこが問題なんだと整理する