紙の本
私は私、人は人。
2021/05/28 06:22
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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近「自己肯定感」をいう言葉を耳にする機会が何度かあって気になっていたところでした。
調べると、「自己肯定感」というのは心理学の領域の概念で、その定義も幅広いようです。
この本の著者で心理カウンセラーの中島輝氏はこの本の中でこう定義しています。
「私が私であることに満足でき、自分を価値ある存在だと受け入れられること」。
「自己肯定感」の高い人はずっと高いままだとこの本を読むまで思っていましたが、そうではなく、そもそも誰もに備わっているもので、実は上がったり下がったりするものだということです。
なので、あの人は高くて自分は低いと悩むことはないのです。
下がっていれば上げればいいのですから。
この本を読むきっかけは「自己肯定感」とは何だろうというものでしたが、読んでいる途中に気がついたことがありました。
それはこの本を読んでいること自体「自己肯定感」が高まっていることではないかということです。
会社員として働いている頃、多くのビジネス本や自己啓発本を読んでいましたが、あの読書体験も実は仕事上のスキルを高めるだけでなく、知らず知らずのうちに「自己肯定感」を高めていたのだと思います。
この一冊には「自己肯定感」が「自尊感情」や「自己受容感」「自己効力感」などに分類されるといった基礎的なことや「人生がもっと楽しくなるポジティブワード」(特にこの章は参考になります)など豊富につまっています。
この本を読んで、「自己肯定感」を高めましょう。
紙の本
対策がたくさん
2022/08/08 17:08
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投稿者:mk - この投稿者のレビュー一覧を見る
自己肯定感が低くなったときにどのようにしたらいいかという対策がたくさん載っています。心理学アプローチももちろんありますが、スピリチュアル寄りな感じも少ししました。
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自己肯定感が上がるコツやルーティン等が書いてあり、どれも手軽に試せそうなので続けてやって見たいと思う!
本を読んでるとポジティブに考えられるので定期的に読みたい
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自己分析や自己啓発の本を何冊か読んだ後に見つけた本。
パラパラとみた時に読みやすそうな文調だったので購入したが、内容としてはかなり初歩的なものでワークとしても深掘りというよりは簡単にできる手軽にできることをメインに書いてある。
自己分析などを全く調べずに最初に手に取るのであれば響くかもしれないが、何冊か読んだ後に辿り着くと物足りなさが大きい。
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自分が悩むのは自己肯定感が下がっているからではないか、仕事で自己肯定感を下げているのではないか?という疑問を持ち、手にした一冊。
自己肯定感の本としては1冊目なので、簡単に読めるものを選んだ。ワークなどもあればさらに良かったと思った。
今の自分に響いた部分、すぐに活かせそうだと思った部分を以下にまとめる。
・自己肯定感とは、「私が私であることに満足でき、
自分を価値ある存在だと受け入れる」こと。
「私が私であることに満足できている」状態とは、
「何を大切に生きて行きたいのか」「どんな人間に
なりたいのか」との問いを持ち続け、その時々で
最適だと思う答えを導き出し、自信を持って生きる
自分に満足する状態のこと。この問いへの答えは
変化するが、その変化に柔軟に対応できた時、
自分という存在に満足感を覚える。
・この自分自身への問いかけの時間が充足感ある人生
をデザインする。ひとり時間に出来ることなので、
この時間を定期的に設けるようにし、みんなでいる
時間とのバランスを上手く取るようにすると
自己肯定感があがる。
・自分の思い通りに動いて欲しいと相手に期待
したり、自分が言った事全てを理解して欲しいと
望んだりする心には、自尊感情が欠けており、
他者をコントロールすることで自分を価値ある存在
だと証明しようとしている。
そんな時は、「ありがとう」と言われることを
1日ひとつし、自尊感情を満たす。
・ネガティブな感情が生まれた時は、その感情一色で
心を塗りつぶさない。感情に気づいたらなるべく
早く感情を解放する。普段から自分の感情を発散
させる方法をたくさん見つけておく。愚痴や弱音を
解き放つ。
つい一喜一憂してしまっている時もこの、ただそこ
にいるだけで幸せだと思えるホームを見つけておく
(気になる事にトライすることで見つかる)
・今に集中する方法は、過去に成し遂げてきた出来事
を前向きに振り返ること。「あれだけやれたのだか
ら次もできるはずだ」と前向きに未来を見れる。
ただ、たまに立ち止まりたくなれば一旦全てを
手放し、「未来に向かうために今は思い切り
休もう」と前向きな気持ちで休む。
・前向きに生きていくためには、日常生活の中で
好きでもないのにやっていることを一つずつ
捨てていく。一方で日常生活以外のことで1ヶ月も
どうしようか悩んでいるものは、自分にとって大切
なことなので、すぐに捨てず、「好きでもないのに
やっていること」をやめて得た快のエネルギーで、
前向きな結果が得れるようポジティブに行動する。
・休むという行為は、前に進むエネルギーを貯める
ために切り替える時間。自分を理解するチャンス。
自分が好きなもの、どうすれば心が休まるかを
楽しんで遊ぶように実験する。
・頭や心がざわついていると、普段なら前向きに
考えられることもできなくなるので、何も考えない
真っ白な時間をつくる。
・付き合いが長くなると、自分と相手の領域の境界線
が曖昧になり、なぜ自分のことをわかってくれない
の?と思ってしまう。良い距離感を保つには、
まず自分自身が自由であること=自立していること
を認識する。自分で物事を決め、自分の意思で行動
できれば、(自分もそうであるように相手も自由
なんだ、と)相手の言動も尊重できるようになる。
境界線をしっかり引き、「この人はこういう人
なんだ」と理解できるようになると、相手の言動に
いちいい心を乱されなくなる。
・自分がこの世に存在しなければ、大切なものを大切
にする行為はできない。自分の存在があってこそ、
素晴らしい経験や思考や感情を味わうことが
できる。