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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今度こそ最終巻(たぶん)
すこし急ぎ足な感じもしたけれど、
赤月屋と凶四郎とよし乃さんにまつわることの顛末。
こんどこそ次は元のシリーズに帰るかな。
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【狂人が描いた絵を見る夜半過ぎ】不眠症が続く凶四郎の身辺に幽霊が出没する。幽霊をみて捕まった泥棒、治療すると、なぜか幽霊が出る鍼師!これらに関係はあるのか。
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心の隅から隅まで善良で綺麗でなくてもいい。せめて真ん中あたりは…
凶四郎の思いです
耳袋秘帖シリーズ愛読者なら誰でも知ってるしめさん登場。実はしめさん、誰よりも大事な脇役なのかしら。ふふふ。
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耳袋秘帖シリーズ・ 眠れない凶四郎編(五)
今回は、凶四郎の周辺で幽霊がらみの珍事が続発。そうした謎を解決しつつ、ついに赤月屋の“闇の商売”と彼の過去が明らかになります。
赤月屋の“美しいもの”に対する執着の発端となったと思われる、彼の幼少期の出来事は、芥川龍之介の『地獄変』を彷彿とさせるような、壮絶なものでした。
そんな赤月屋の商才を認め、何とか救おうとする根岸奉行の心の広さも虚しく、哀しい結末になってしまいました。
そして、凶四郎は川柳の師匠・よし乃さんといい感じになっていたのですが、実はよし乃さんには“抱えている事情”があったことが判明。凶四郎が眠れる夜は訪れるのでしょうか・・。
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〈耳袋秘帖〉の〈眠れない凶四郎〉シリーズ第五作。
妻が殺された事件は解決したがいまだ夜眠れない凶四郎。今回は『赤月屋』の正体と目的が明らかになる。
小ネタは
見ると幽霊が現れる絵
泥棒に入った店で幽霊を見て何も盗らずに逃げた男
鍼治療を受けると幽霊の夢を見ると噂の按摩
見知らぬ女に呪われて胸に痣が現れた凶四郎
と、幽霊や怪異現象絡みの事件だが、ネタバレするといずれも仕組まれたことだった。
本当に怖いのは幽霊や怪奇現象ではなく、人の怨み辛みや妬み、憎しみなどのネガティブな感情ということか。他にも自分の罪を隠蔽するために罪を重ねたり更に恐怖を生み出したり。
シリーズとしては凶四郎と岡っ引き・源次とのコンビがますます良くなっている。情報を聞き出すのは源次、役人が行くべきところは凶四郎と役割分担が自然と出来ている。
また女下っ引きのしめさんも大活躍。周囲に上手く溶け込み難なく尾行し、あちこちに上手く顔を出しては情報を聞き出す。
根岸奉行と芸者・力丸との仲も微笑ましいが、亡くなった妻おたかも自分を忘れないでとばかりに時折現れる。
凶四郎が以前から気になっていた川柳の師匠よし乃との関係がついに前進か?と期待すれば意外な展開に。
しかし根岸奉行の言うように『夫婦にならなくても幸せに付き合って行くことはできる』と信じて互いに支え合う良い関係になれば良いと思う。
凶四郎には安心して眠れるようになって欲しい。
そして謎めいた『赤月屋』の若旦那だが、その半生が明らかになる一方で彼が目指すものが犯罪だということもまた明らかになっていく。
だが、元老中・松平定信が彼に肩入れする理由はよく分からない。結局『赤月屋』が集める書画に食いついたというだけなような。
根岸奉行が己の役職と正義を貫いたように『赤月屋』もまた己の信念を貫いた。悲しい形だったが本人が覚悟したなら仕方ない。松平定信が愕然とする様子に何故か溜飲が下がる。
一区切りついたシリーズだが、続編はまだあるのだろうか。
※眠れない凶四郎シリーズレビュー一覧
https://booklog.jp/users/fuku2828?keyword=%E8%80%B3%E8%A2%8B%E7%A7%98%E5%B8%96&display=front
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今回は、凶四郎の川柳の師匠、よし乃が軸になって話が進む。
幽霊が見える絵が料理屋に飾ってあるという話。
あん摩にかかっていると、幽霊や怪物が出てくるという話。
コソ泥が入ってみるとその店には死んだ女房の幽霊が出て驚いたコソ泥が飛び出たところを狂四郎がお縄に。
などなど。
風野真知雄さんの本は、ト書きのような場所にも、愛情あふれる文章がきらりと光る。そんな風野真知雄さんの視点が好きで、よく読む。
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松平定信をキライで歴史を読んできた
たまに小説で褒めてあると腹立たしい
耳袋シリーズの定信はしょうもない奴
に描かれていて肌に合う(´・ω・`)
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第五弾
天才的な鑑賞眼を持つ男の悲しき両親に係る因縁
定信をも巻き込む悲しき結末、そして女師匠との関係は悲しく?
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江戸の夜回りをする南町奉行所の同心 土久呂凶四郎。
幽霊騒ぎとそれに隠された悪事を暴く。
耳袋秘帖シリーズに多いやるせない終わりかただった。