紙の本
名言、名セリフ
2021/07/09 20:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
向田邦子さんの作品から名言、名セリフをまとめた1冊。ほとんどの本を読んでいるので目新しいこともないかと思いましたが、ドキッとするようなセリフもあり思ったより楽しめました。
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買い物リストを全てカゴに入れてレジに並ぶとレジ横の団子が気になって
つい買ってしまいたい衝動に駆られる
そんな本である。
過去の著書やドラマのセリフをテーマごとに集めた
お気に入りリストだけれど
どのセリフも生きていて
そうだよな。
男だもの、女だもの…と呟きたくなってしまう。
自分にもそんな共感できる台詞があった事にも驚き。
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三大脚本家:倉本聰、山田太一、向田邦子とか。透徹した観察眼、そして食と猫と旅を愛してやまなかった向田邦子さん。碓井広義 編「少しぐらいの嘘は大目に 向田邦子の言葉」、2021.4発行。今年は没後40年。この本の表紙の向田邦子さんの笑顔、最高の笑顔ですねw! この本は6つの章立てです。①男と女の風景 ②家族の風景 ③生きるということ ④自身を語る ⑤向田邦子の仕事 ⑥食と猫と旅と。
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向田邦子の本やドラマは割合みていた気がしていたが、ドラマは意外に観ていない!私は男兄弟だけなので、彼女の話は余り実感してはいないかなと思います。でも、この本を読んで、昔のことをああだったのかと思い出していました!
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向田邦子さんのドラマやエッセイは大好きで、感銘を受ける言葉もたくさん残されているけれど、どんな言葉が響いたかは、やはり自分で探したい。他人が拾った言葉を、しかも切り取った形で並べられても、押し付けるなと言いたくなる。
テレビでどなたかが紹介したんですよね、この本。
ネットで探したらどちらも完売。わざわざ代官山TUTAYAで買い求めたけど……金も時間も無駄だった。
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向田邦子の小説やエッセイ、シナリオのセリフから、編者が抜粋した文言を集めたもの。
選ばれた文は、どれも名文、名セリフだが、やはりそれぞれの小説や文脈のなかで味わってこその思いがする。
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愛憎とは二分化することなく混濁した感情の往来から表出する。家族や恋人、友人に抱く親愛は憎悪にも転化するのは日常生活の一コマであろう。そこで私たちは未熟さを噛み締めながら都合悪い失態を忘却する、縁など非合理な言い訳もする、向田邦子の言葉はそんないじらしさがあり愛おしく感じる。