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狼たちの城 みんなのレビュー

  • アレックス・ベール (著), 小津 薫 (訳)
  • 税込価格:1,32012pt
  • 出版社:扶桑社
  • 発売日:2021/06/02
  • 発送可能日:購入できません

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みんなのレビュー11件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (4件)
  • 星 4 (4件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
11 件中 1 件~ 11 件を表示

紙の本

狼たちの城

2021/06/23 22:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ユダヤ人のイザークがゲシュタポのヴァイスマン少佐になりかわり殺人事件と家族を助けるという一人3役のような作品でしたがイザークがゲシュタポのいる城や本部で自分の心に打ち勝ち試練を乗り越えて目的を達成していくところが面白かったです。

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紙の本

ナチ×スパイ×名探偵×歴史反転ミステリー

2022/08/13 16:14

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kapa - この投稿者のレビュー一覧を見る

1942年3月ニュルンベルク。ゲシュタポ高官宅で人気女優の惨殺死体が発見される。スキャンダラスな事件解決のために、ベルリンのゲシュタポは特別犯罪捜査官アドルフ・ヴァイスマンを送り込む。一方ユダヤ人古書店主イザーク一家のもとにポーランド移送命令が届く。家族を守るため、抵抗勢力メンバーと聞いたかつての恋人クララを頼るが、彼女が用意してくれたのはヴァイスマンの偽の身分証だった。イザークは受渡しの場でヴァイスマンに間違われたまま、女優殺人事件の捜査をする。なりすましの露見、抵抗勢力との接触などの危機に直面しながら、事件解決と家族の命を守るための素人捜査官のドラマが始まる。イザークの犯罪トリック推理も興味津々だが、ゲシュタポ深奥部でどのように生き抜き、危機を脱するかが面白い推理小説。
ナチ「反転」物語には、負傷親衛隊にすり替わりドイツを脱出する英国兵士を描いた「アルファベット・ハウス」(早川文庫)や親衛隊から殺人事件捜査を命じられるベルリン元敏腕刑事でユダヤ人のオッペンハイマーの「ゲルマニア」(ハラルト・ギルバース集英社)がある。オッペンハイマーには事件を解決しても命の保証はなく、行くも地獄、戻るも地獄であるが、イザークは偽物であり捜査の素人、しかも、抵抗勢力に加担、また、家族も守らなければならない、とさらに立場は厳しい。
古書店主として得た知識を活用し、捜査官然とふるまうイザーク。敵国英国のホームズや頽廃的とされた著書が焚書され、ドイツ市民権を剥奪されたユダヤ人諷刺作家クルト・トゥホルスキーの箴言を引用しながら、有能な助手の親衛隊伍長シュミットを翻弄しつつ使いこなすところは、皮肉たっぷりのホームズ=ワトソン・コンビだ。
フィクションであるが、作者は「場所的にも時代的にもできるだけ真実に近づけるように」したという。「ユダヤ人問題の最終的解決」を決定し、イザークがその議事録に翻弄されることになる「ヴァンゼー会議」は2か月前に開催されている。容疑者とされたニュルンベルク・ゲシュタポ長官代理ノスケは実際には会議出席者ではないが、別の地で長官となり、独ソ戦で「特別行動部隊」指揮官となった同姓の親衛隊がいる。ノスケの肩書ユダヤ人問題担当課長は実際にはあのアドルフ・アイヒマン、「人民法廷」の「死刑執行人」裁判長オットー・ローターは、ローラント・フライスラーがモデル。そして捜査指揮権を巡ってナチス内部の権力闘争カオスも描かれる。
イザークはヴァイスマンに似てはいたが、整髪し髭をおとして綺麗なスーツを着ただけで「彼は風采よく見えた。ドイツ的な魅力があった。厳しくて尊大で。」街ではアーリア人女性から言葉をかけられるし、ラーン秘書からは愁眉を送られる。「前の日にはまだ、彼に唾をはきかけ、侮辱的な言葉を浴びせかけていた人々が、今日は彼に敬意を示している。彼らの丁重さは、髪型と親衛隊のしるしに、むけられているのだ。彼らは、その奥に隠れているユダヤ人を、今なお見下している。」ナチ社会をイザークは体現したのである。
2020年続編『隠れた敵』Der verborgene Feindが出版された。前作から2週間後。イザークは、ノスケの秘書ラーン嬢を通じてナチ支配層にアクセスし、抵抗勢力のスパイとなる。一方2年前と同じ手口で二人の若い女性が絞殺される殺人事件が発生。事件解決を急ぐベルリンは、ヴァイスマンにこの事件の解決を命令、イザークはまたも特別捜査官になってしまう。しかも彼の評判を妬む者も現れ、自らの身辺も危うくなる、という展開のようだ。敗戦までヴァイスマンのままでやり通せるのだろうか。そして家族の命運は?

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2021/06/12 15:32

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2022/05/01 20:11

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2021/11/18 14:24

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2021/12/25 21:57

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2022/01/31 21:19

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2022/03/03 06:52

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2022/08/29 13:23

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2022/12/16 02:51

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