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若だんなが出ない、しゃばけ外伝。 だけれど、妖たちと若だんなの絆の強さが良くわかる。若だんなの他人を思いやる気持ちが、妖を安心させ、妖の行動も変えてしまう。。
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若旦那が不在の間の仲間たちの物語。妖たちの若旦那への思いや、若旦那と異なる形で妖との関係を持つ人のアナザーストーリー。別視点でのしゃばけ世界が楽しめる。秋英の成長が楽しみな一話が秀逸。
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しゃばけシリーズ外伝第二弾。
長崎屋に集う妖や神様が勢揃い。
若だんなの出番はほとんどないが、妖たちが活躍して、盛沢山の短篇集。
「かたみわけ」は、本編のずっとずっと後のことを描いていて、寂しさと共に、秋英さんの成長が垣間見れた。
いつかシリーズが終わってしまったとしても、こんな風に物語は続いていくんだな、と思わせてくれた。
でも今はやっぱり寂しいので、まだまだ本編を楽しみたい。
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【収録作品】長崎屋あれこれ/はじめての使い/またあおう/一つ足りない/かたみわけ
長崎屋にいる妖たちの紹介、戸塚宿の猫又・とら次とくま蔵の初めての旅、付喪神になった古道具の修理を請け負った妖たちがなぜか『ももたろう』の絵草紙の中に引きこまれた話、中国から流れてきた河童の九千坊と仲間たちが禰々子と共に戦う話、そして若だんなが長崎屋を継ぎ、高僧・寛朝亡きあとのその形見を巡る騒動。
「長崎屋あれこれ」以外、若だんな不在(いても話には関わってこない)で、話が進む。それでもなんとかなってしまうのがちょっと寂しい気もするが、妖たちが奮闘するのは若だんなゆえだと思えば、微笑ましい。
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長崎屋の跡取り息子、若だんなこと一太郎の周りには、愉快な妖たちが沢山。若だんなが長崎屋を継いだ後のお話で、妖退治の高僧・寛朝の形見をめぐる波乱を描く「かたみわけ」など豪華5編を収録した、文庫でしか読めない待望のシリーズ外伝。
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いつもとは少し毛色が違う印象の話が多い……と思い返してみたら、妖たちが率先してトラブルの解決に働いたり、長崎屋以外の妖がメインだったりと、若だんなの活躍がほとんど無い話ばかり集めてあるようでした。目新しい印象で面白かった半面、若だんなや兄やたちの出番が少なくてちょっと残念。
最近、貧乏神の金次が頭脳派にして実力者として、あやかしたちの中で頭角を現しつつありますね(笑)
そして最後の一本……こんなにあっさりと、若だんなが家を継いだあとの後日談的な話を乗せてしまうとは……なんだか肩透かしのような気も;
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昨年12月に刊行されていた、『えどさがし』以来となる文庫オリジナルのしゃばけシリーズ外伝である。『えどさがし』ではシリーズの今後を考えさせられたが、本作ではより踏み込んだと言えるだろう。以下、ネタばれにつきご注意を。
「長崎屋あれこれ」。語り部は一太郎。シリーズを盛り上げる妖たちを紹介する、シリーズ入門編的な短い1編。何だかんだで長崎屋の離れでの暮らしを楽しんでいる一太郎。騒動らしい騒動もなく(?)、大ファンでなくてもほっこりする。
「はじめての使い」。戸塚の猫又2匹(?)が、江戸の長崎屋までお使いをすることに。しかし、短い道中のはずが、トラブルに巻き込まれ…。ま、「仲間」を見捨てる訳にはいかないよね。一応、目的は果たしたことになるのか?
表題作「またあおう」。長崎屋のお馴染みの妖たちが、桃太郎の世界に迷い込んだ。そんなことになった経緯は読んでみてください。「さるかに合戦」のさるが反省したり、時代に合わせて昔話も改変されているので、こういうこともあるのかもね?
「一つ足りない」。おいおい、河童と猿の全面戦争かっ! 実在人物の名まで出てくる、十分長編にできそうな壮大なネタだが、短編で描いてしまうのがこのシリーズらしい。事態を収拾させたのは、関八州を束ねるあの大親分?
そして最注目の「かたみわけ」。『えどさがし』の最後は明治になっていたが、なんと一太郎が長崎屋を継いでいる! 付喪神退治に同じ長崎屋の付喪神が乗り出す、なかなか大がかりな話だが、それよりも一太郎が長崎屋の主になっているのが驚きである。いずれシリーズ本編の中でも、そういう展開があるのか。
これら5編では、一太郎や佐助・仁吉は前面に出ず、愛すべき妖たちの活躍をメインに描いている印象を受ける。いずれ主となる一太郎。一太郎が独り立ちし、多忙になると、妖たちの相手をする時間は少なくなるのだろう。それでも、一太郎と妖たちの絆は生涯不変に違いない。そう感じさせる全5編だった。
当面、シリーズは現在の安定フォーマットが続くと思われるが、いつか訪れる一太郎の独り立ちまでは付き合おう。
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しゃばけ外伝で、若だんな以外の視点が新鮮でした。
一番のお気に入りは、若だんなが旦那になったラストの「かたみわけ」。
妖退治で有名な寛朝が亡くなり、後を継いだ秋英は寛朝の形見を欲しがる人が多数居た。だが、その品の中には逃げた怪異があり、困り果てた秋英は長崎屋へ助けを求め…
あの生真面目秋英が頑張る姿に成長を感じました。寛春と言う弟弟子もまだ若いけど、見込みがありそうで、今後が楽しみです。
長崎屋の旦那になった一太郎の負担を軽くする為に、どこへでも兄や達のどちらかがついて行くのは納得ですね。於りんちゃんも長崎屋へ正式に嫁いだんですね。その頃の詳しい話も読みたいです!
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若旦那はほとんど出てこないけど、妖たちがみんなで協力し合って問題を解決していく姿が、とても可愛かった。やるね、妖^^
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今回は、なんと若だんなが活躍しません(寝込んでいるのはいつものこととしても)。
妖かしたちが大活躍です!
特に屏風のぞきファンの方たちは必見です(笑)。
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しゃばけ外伝。
いつもは若だんなの周りで、なんやかや賑やかな妖たちの物語5作品です。
長崎屋あれこれ
はじめての使い
またあおう
一つたりない
かたみわけ
「はじめてのつかい」は猫がかわいい。
標題の「またあおう」も新しいお仲間登場の予感?ほのぼのとした良いお話で、「一つ足りない」がいちばん好みでおもしろかったです。
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「しゃばけ外伝」のタイトル通り、若旦那や兄や達は登場少なめ。
その分妖達が「若旦那ならどうするか」と考え行動し、互いの結び付きの強さや信頼、愛情が伝わってくる。
いつか時間ができたら、シリーズを最初からゆっくり読み返したい。
[図書館·初読·2月24日読了]
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若だんながメインじゃなく妖たちが頑張る外伝。金次は神様だけのことはあるし、禰々子の強さはとんでもないことが改めてわかった。
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祝、しゃばけ20周年! 累計940万部突破!
文庫でしか読めない、7年ぶりのしゃばけ外伝!
お江戸は日本橋。長崎屋の跡取り息子、若だんなこと一太郎の周りには、愉快な妖たちが沢山。そんな仲間を紹介しようとして楽しい騒動が起きる「長崎屋あれこれ」や、屏風のぞきや金次らが『桃太郎』の世界に迷い込む「またあおう」、若だんなが長崎屋を継いだ後のお話で、妖退治の高僧・寛朝の形見をめぐる波乱を描く「かたみわけ」など豪華5編を収録した、文庫でしか読めない待望のシリーズ外伝。
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今回、若だんな・一太郎は、具合が悪くないのに病扱いされて布団に押しつぶされていたり、相変わらず寝付いていたり、時が経って店を継ぎ、商いに出かけていたりと、事件の解決に直接力を貸すことはない。解決に奔走するのはもっぱら妖たちである。だが、みんな、若だんなならこんなときどうするだろうかと考え、若だんなにほんの少しでも害が及ばないようにと慮り、解決の暁には若だんなと一緒に祝うことを楽しみにしたりと、片時も若だんなのことを忘れることはない。そして、いつもに増して厄介なあれこれを、苦労の果てに、若だんなに頼ることなくで解決してしまうのである。お見事。一太郎の活躍が視られないのは、ちょっぴり寂しくもあるが、妖たちが頼もしく見えてくるシリーズ外伝である。
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外伝なのでいつもより妖達の活躍が読めました。屏風のぞきが活躍しています。
現在の時間軸より未来の秋英さんの話は、今の楽しい長崎屋に比べややしんみりしてしまいます。
連載開始からだいぶ経ちましたが、物語内はそこまで時間が進んでないので、いきなり未来の話だとお馴染みの大人は既に鬼籍だったりで寂しいですね。