紙の本
想像してしまう
2022/03/27 14:35
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投稿者:owls - この投稿者のレビュー一覧を見る
見たことのない動物がスーツケースをもってやってきた。一体何が入っているのか。途中、少しひやひやしましたが、ラストは明るい未来を感じさせます。スーツケースをもって逃げてきたのか謎のままですが、やはり今の世界の現状を想像してしまいました・・。
紙の本
スーツケースには
2022/03/07 19:51
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投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る
スーツケースにはいったい何が入っているの?
思い出もとても大事ですが、今あるものや新しい友達、これからのものも大事にしたいですね。
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とてもユニークな絵。
ほのぼのとする動物が登場。
見たことのない不思議な動物。
大きな大きなスーツケースをひきずってやってくる。
他の動物たちが、何が入ってるの?と聞きます。
カップがひとつ。
えっ、そんなに大きいのに⁇
それと、それと…
テーブルといす。
きのいえ。
キッチン。
なんて言います。
ヘトヘトだから休ませて〜と寝てる間にスーツケースを開けちゃいます。
中は…中は…なんとカップひとつ‼︎
それから〜
スーツケースもこわしてしまって、動物たちは、せっせと作ります。
テーブルといす。きのいえ。キッチン。
カップひとつでは足りないね。
みんなのもいるよね。
すべてがそろったら…
不思議な不思議な、でも温もりを感じるお話でした。
なんか、ニコッとしてしまいます。
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一体どんな理由があって、どんな想いで、スーツケースひとつ持って旅をしてきたのかに思いを馳せる。
動物たちがスーツケースをこじあけてしまうのにはヒヤヒヤするけど、そのあとの展開に心が温まる。
息子がオススメと言っていたのにすごく納得した。
作:クリス・ネイラー・バレステロス、訳:久保 美代子
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読み終わった後、「んんっ〜」と唸ってしまった。
この得体の知れない生き物と、中身が分からないスーツケース。
どんな理由でこんな疲労困憊してまで逃げてきたのか。
大人の私にはそっちの方が気になる。
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あまり文字の多くはない絵本ですが、YA世代や大人にも伝わるものがあるおはなしです。心温まるラストにじんわりしつつ、主人公の動物のこれまでを想像してしまい、平和な世の中を願わずにはいられません。(様似町/O)
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不思議な動物がどんな思いでここまでやってきたのか…それなのに、スーツケースを壊されて大事なカップまで壊されて可哀想…。でも、いけないことしちゃったな…と修復して、新しいおうちまで用意してあげて…それを汲んでみんなと仲良くできる不思議な動物にほろり。
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大きなスーツケースひとつを持ってやってきた動物は、難民を想起させるという感想がありました。山を越え海を渡り、たった一人でやってきて疲れ果てている姿は、確かに戦争や災害から避難する人を思い起こさせます。
スーツケースに入っていたティーカップは最初から割れていたのか、トランクをこじ開けたときに割れてしまったのか・・・、意見が分かれました。
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どろどろでよろよろ。おどおど、とぼとぼとみなれない動物がやってきました
大きなスーツケースを1つ持って
赤い鳥がたずねました
…スーツケースには何が入っているの?
…ええと、カップがひとつ
いつの間にかやってきたウサギとキツネにも
…テーブルとイス、ちっちゃな木の家も入っているよ。それから…
疲れ切ったみなれない動物は丸くなって眠りこんでしまいました
スーツケースが気になる三匹は…
〇どうやら難民らしい“みなれない動物”と彼の思い出を優しく増やしていく新しい友だち
〇いい絵本だ
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ある日、スーツケースを持った、見慣れない動物がやってきた。スーツケースには、家に山、海まで入っているらしい。本当かどうか気になって仕方がない住民たちは、見慣れない動物が疲れて眠っているあいだに、スーツケースを壊して中を見てしまった。
目覚めた瞬間の見慣れない動物の表情と、それから最後までの3ページでつーんと鼻の奥が痛くなり涙があふれてきた。ここにくるまで、どれだけつらい思いをしてきたのだろう。新しい場所で、新しい仲間と、どうか幸せに暮らしてほしい。読み終わったあとに改めて「とおくで あらたなせいかつを はじめている すべてのひとに ささぐ」という作者の言葉を読むと、さらに心が暖かくなる。
余談だが、作者紹介と訳者紹介がとても親近感のわく素敵な文章だった。エホンムシや、好きなこと、好きな季節、好きな色など、読んでいてこんなに楽しい紹介文は初めてだった。化学同人社さんの紹介文はみんなこうなのだろうか。同社の他の作品も読んでみたくなる。
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〝ある日、見慣れない動物がやって来た...引きずっているのは、大きなスーツケ-スが、たったひとつ。 「ちょっと、そこのあんた。このスーツケ-スにさ、いったい何がはいってるのさ?」 「ぼ、ぼくのスーツケ-スのこと? ええと、カップがひとつ」「カップひとつにしちゃ、やけに大きなスーツケ-スだねえ」「うん、でもね、この中にはテーブルとイスもあるから。それに、ちっちゃな木の家も」〟・・・イギリスの絵本作家が〝遠くで新たな生活を始めているすべての人に捧ぐ〟、シンプルで温かさに包まれた童話絵本。
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見知らぬどうぶつが逃亡(亡命?)の旅に持ち出せたのは、想い出の写真とティーカップだけ。過酷な旅で割れてしまっても、捨てられずに運んできたのかな。
置いてきたくなかったものはたくさんあったのだろう。もしかしたら、写真を撮ってくれたひとも。
“しばらくして、ゆめからさめた どうぶつは、まさか、と めをうたがった。”
今にも泣きだしそうなどうぶつの絵一枚で心が掴まれた。
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ボロボロに疲れ果ててたどり着いた見慣れない「どうぶつ」が持っていたスーツケース。住民たちは、彼の言葉を信じず、開けてしまいます。そこで初めて分かったのでしょう。過酷な旅の中で、「どうぶつ」が失ったもの、最後まで守ろうとしたものを。今も、安住の地を奪われ、さすらっている人々がどれだけいることか。その人々がこの「どうぶつ」のように、新しい場所で安心して過ごせるようにと祈ります。
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2024年1月24日(水)朝学
2年B組
主人公の絵を見て、「何の動物だろう?」と疑問を持つ子どもたち。
(本文でも、「みなれない どうぶつ」となっています)
主人公がスーツケースの中身を言う場面では、「え~?(スーツケースの中には)入らないよ」とお話の中の登場人物と同じ反応をしていました。
もう少し上の学年向けの本かもと思いましたが、前のめりで絵を見て、物語に夢中になっている姿が見られたので、よかったです。
お話を聞くのが好きな子たちだな~と思います。
何年後かにまた、自分でこの本を読んでみると、今とは違った感想が出るのではないかな?
そういう読み方もしてくれるといいなと思います。
(読み手:K)