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京都の中世史 5 首都京都と室町幕府 みんなのレビュー
- 早島 大祐 (著), 吉田 賢司 (著), 大田 壮一郎 (著), 松永 和浩 (著)
- 税込価格:2,970円(27pt)
- 出版社:吉川弘文館
- 発売日:2022/03/02
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紙の本
暗いイメージの中世から脱することができるか
2022/09/17 20:03
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雑多な本読み - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、「京都の中世史」第5巻で、15世紀を対象とする。人口1000万人の日本列島といっても、現在の領域より狭い社会で、室町殿を中心に公家、武家や寺社が繋がり、繁栄する最大都市で首都としての京都を描いている。当時、日本に、これといった都市は存在しない。人やモノの往来というより、京都に集中させ、全国に広げ活性化して社会を変化させていく。天皇家及び公家の窮乏や資金源の変化、御家人制も当然変わっていく。寺社勢力も変質し、幕府そのものの資金源も絶えず移っていかざるを得ない姿に迫る新しい室町時代史といえる。
目次を見ると、プロローグ、1 室町時代の国のかたちと幕府の支配 から始まり、2 御家人制の消滅に移る。3 「守護在京制度」とは何か、4 京の武家政権と禅宗寺院、5 首都の統治と五山禅宗、6 都市の支配と宗教儀礼、7 室町幕府と皇位・皇統、8 室町社会と酒、9 北山・室町文化論、エピローグとなる。
教科書とは違ったアプローチとなり、思いもよらない展開があると思う。特に、8 室町社会と酒では、伏見宮貞成親王が残した「看聞日記」の中から酒に関する部分を抜き出し、展開するところは親近感を覚える方も多いであろう。また、こんなことだから、支配体制が崩壊するのではと思う面もあろうか。
歴史の専門家が書くものは読みづらいと思われるが、頑張って一読されたい。
紙の本
首都・京都
2022/05/18 15:25
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投稿者:mt - この投稿者のレビュー一覧を見る
中世日本のメガシティ・京都に本拠を定めた室町幕府。土倉酒屋役などの都市依存型の財政や幕政を支えた守護在京制など、室町幕府の安定と首都京都の存在が表裏一体であったことがよくわかる。また独自の試みとして、室町期の「酒」と「飲酒」の文化について一章を割いているのも面白い。「吐くまで飲む」という今も変わらぬだらしない日本の飲み会スタイルも、考えてみれば立派な(?)室町文化である。安定期室町幕府の最新研究が知れる良書。
紙の本
室町時代の祭をもっと知りたい
2022/05/05 19:40
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
室町時代の京都では、災厄を怖れ攘災を求める都市民を意識した仏教行事が始められた、興味を持ったのは、五山禅宗の仏事や賀茂祭(現在の葵祭)、もっと知りたい
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