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最後までハラハラしどおしで、読んでて止まらなくなった。展開に無理があるなと思う箇所も沢山あるが、娯楽作品として面白い。
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詐欺商法で一世を風靡した横田商事の残党 隠岐隆が因幡充と原野商法で暴利をむさぼる前編では、詐欺の手口の解説のような部分が多く、楽しめた.難しい問題の処理に暴力団が絡んできて、隠岐の本領が発揮されるが、仕事以外に家族間の問題も発生し、隠岐が苦労する.ダミー会社を次々と作って金をうまく隠す手法には感心するが、最期は人との関係を如何にコントロールするかが、ビジネスの肝だと感じた.政治家の力を借りたり、広域暴力団を手玉に取ったり、隠岐の活躍が面白かった.リベリアまで手を伸ばす才覚は侮れないものだと感じた.
騙される人がいることは認識していたが、騙す側も苦労している実態が見えて楽しめた.
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過去、実際にあった豊田商事をもとにして
描かれたストーリー。
バブル崩壊後
人々の心に漬け込み
和牛、不動産、などなど
次々と詐欺を行う主人公に
次々と襲いかかる難題
あっという間に引き込まれて
読み終わってしまう一冊。
久しぶりにここまで引き込まれた
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ビジネスのアイデアは因幡ばかりが考えてるし、
かといって一線をこえてはいけないという綺麗事をいうし、
主人公の隠岐があまり好きになれなかった。
そんな関係なら離婚したら?というほど妻子に疎まれているのがリアル‥。家族のために頑張るシーンが多々あったが、こんなに嫌われてたら弱みにはならないのでは…。
最後解説のところで、
横田商事事件が実際にあった話というのがいちばんゾクッとした。
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この人の文章も物語の展開、ペース、何もかも自分にフィットしてとても楽しく読めた。昭和最大の詐欺事件を基に、うだつの上がらない平社員隠岐が原野、和牛、証券など色んな詐欺に手を染め、闇社会を生き抜いて稀代の詐欺師になる話。規模が大きくなってとてもおもしろかった。
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当時、最大の被害総額と言われた豊田商事事件をモチーフにした人を欺くことから逃れられない男達の物語。
様々な困難のたびに覚醒していく主人公のギリギリのところでの駆け引きが面白い。
読んでいて色々思い出す過去の詐欺事件なども上手く盛り込まれスリル満点の一冊です