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王子の政略婚 気高きオメガと義兄弟アルファ みんなのレビュー

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みんなのレビュー5件

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5 件中 1 件~ 5 件を表示

紙の本

受けのキャラが良かった

2022/04/13 07:51

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:M - この投稿者のレビュー一覧を見る

姉夫婦が亡くなり、そのタイミングでオメガ性が発覚した王太子受け。贅沢三昧な父王や義弟達によってお払い箱にされて姉の嫁ぎ先の弟王子に輿入れする話。

受けは優秀な王太子で、重税に苦しむ国民にとっては希望の星。王太子としての才覚と気高さと強かさも持ち合わせた受けのキャラクターが好き。でもその潔癖さと無欲さが腐敗した王侯貴族達に疎まれてしまう原因になってしまう。王宮の状況がダメダメ過ぎて(すぐ侵略されそう)さっさと見限って逃げな!って思っちゃうんだけど、その結果犠牲になるのは国民なので見捨てることもできないのが歯がゆい。

攻めは受けの姉の輿入れの時に使者として迎えに来て受けと友情を育む。攻めはその時に受けに一目惚れでそれ以降ぞっこんラブなんだけど、寡黙で硬派な不器用タイプで全然受けに気持ちが通じない。

あと受けは攻めもこの政略結婚は不本意だろうな〜と思ってるので焦れったい。候補者の中からどうして自分を選んだんだろうか…と推測した結果、難しく考え過ぎて政治的な理由を閃いちゃう賢い受けちゃんの鈍感さが面白かった。

攻めの一目惚れを知ってからの初々しくて照れちゃうような二人の空気感もとても良かった。お互いに褒めあって照れてるのお熱くて微笑ましい。

あと出番は少なかったけど、受けのお姉さんがとても印象的だった。攻めの国に来て、そこで姉がどう暮らしていたのかいろんな人から語られるんだけど、どれも素敵なエピソードで夫妻の人柄が伝わってくる。どこに行くにもいつも手を繋いでいた仲良し夫婦だったエピソードが微笑ましかった。自国では継母に疎まれ手肩身の狭い思いをしていた彼女が幸せな結婚生活を送っていたのが救い。

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電子書籍

アロンソとユベールがめっちゃ男前すぎる物語

2022/12/28 15:28

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コリラックマ - この投稿者のレビュー一覧を見る

王太子だったけどオメガがわかり隣国に嫁ぐ自分に絶望するユベールと、次男だったのに兄の事故死によって王太子となり、実は憧れていたユベールを娶ることを力技で決めて結婚後に恋をしようとするアロンソの物語です。

作者さんが気分を変えて書いたと仰ってましたが、これは単なるアルファ×オメガの物語ではなく、壮大なドラマの中にオメガバース要素が入っている的なお話でした。むしろ、その設定がなくても納得したかもと言うくらいには感動的です。誇り高い人間同士がきちんとお互いに向き合って恋に落ちるお話で、クライマックスでは不覚にも涙してしまったくらいには、アロンソが誠実で情熱的で有能な男前だし、ユベールは突然自分に訪れたオメガに納得出来ずにもがき苦しむ様が切なく、絶体絶命のピンチに命も顧みず自分を救いに来る旦那にはそりゃ惚れるでしょう!的なくだりを納得出来るストーリー運びであっという間に読了でした。

今どき珍しいほど、爽やかできっちりとした恋愛物語です。
文句ない筆力で読ませてくれるので、オススメです。

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電子書籍

往生際の悪いオメガと男前なアルファ

2022/06/05 10:33

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:おはな - この投稿者のレビュー一覧を見る

受けのユベールの考え方が引っかかるのですが、世間の常識はオメガは肉欲で人を惑わす売春の対象、妻は夫の支配下で所有物。
ユベールも常識に囚われているので、アルファに嫁ぐ自分の矜持は捨て置くしかないと思っています。
攻めのアロンソはいい男で、ユベールの気持ちが落ち着くまで辛抱強く待ってくれます。
待ちすぎて、番になる前に物語が終わってしまいました。
番になり子を授かるシーンと、フロレンス王国のその後が気になります。

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電子書籍

だって王太子だったんだもの

2023/07/12 16:56

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る

王太子としての才能も自覚もあっただけに、堕落した王や王妃(義理の母親)とその息子宮廷貴族によって衰退していく国を救えないことがさぞかし歯がゆかっただろう。
その上嫁いだ愛する姉夫婦までもが事故死してしまいその後釜にオメガが発覚した自分が嫁がされるなんて…。
政略結婚だとか元王太子だとか二人の間にある余計なものが、攻めの好意も純愛も受けに素直に届かなかったのがすれ違いの原因だろう。

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2022/06/15 18:01

投稿元:ブクログ

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