投稿元:
レビューを見る
フェミニズムに関して体系的かつ網羅的にまとめられていて、とっても読みやすい。誰もが学びの一歩として手に取れると感じる。学んできたことの整理としても、新しい視点を取り入れるものとしてもすごく良い。
投稿元:
レビューを見る
「フェミニズムとは女性たちの尊厳や権利や安全を軽んじる文化を変革し、女性たちの生の可能性を広げようとするもの」という言葉だけでも励まされた気持ちになる。女性たちの生が多様であるために、具体的に何をするのかということになるとフェミニストたちの意見は簡単に一致しないが、この本ではひとつの正解を提示することは目的とせず、これまでの主張や行動について紹介している。さまざまなトピックについてわかりやすく書かれているので、これまでに聞き齧ったことを整理して考えることができた。特に興味深かったのはスポーツにおけるセクシズムについての対談。スポーツにおけるジェンダーの問題は根深いということがわかった。
投稿元:
レビューを見る
めっちゃとっつきやすいし読みやすいしエンパワーもされた。そしてTwitterにおけるフェミニズム関係の論争?を慄きながら見てるだけの私なんか特に最後の李琴峰さんとの対談部分などはうんうん頷きながら読むなど。
投稿元:
レビューを見る
フェミニズムの成り立ち(歴史)、第1波から第4波など輪郭を明確にし、それぞれのなしえたこと出来なかったことなど問題点を示しとても分かりやすく、何となくフェミニズムやジェンダーと思っていたのと違って、とても勉強になった。
特に最後の「自立」への言及は良かった。構造的にも意識的にも実現は難しそうだが、本当の意味での自立がここにあると思った。
3人の対談もそれぞれ興味深かった。特に井谷聡子さんとのオリンピックに始まる内容に考えさせられました。
投稿元:
レビューを見る
守備範囲が広く入門書として良い。
婚姻制度の運用上の問題を解決することで婚姻制度本体の問題が有耶無耶になるという構造に複雑性を垣間見た。
ちょっと掘れば悪習を積み重ねてきた地層が現れて一筋縄ではいかない。
投稿元:
レビューを見る
ウェブ連載の書籍化。フェミニズムとは何か、その歴史、その論点、現代社会の諸問題とフェミニズムとの関わりを平易な言葉でまとめてくれている。フェミニズムの「波」のなかで、絶えず自己批判を繰り広げながら社会問題を考える視角を更新し続けきたその歴史がよく分かる。