女の子がいる場所は みんなのレビュー
- やまじえびね(著者)
- 税込価格:814円(7pt)
- 出版社:KADOKAWA
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ファーストやまじえびねとしてオススメ
2023/04/20 04:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たこい - この投稿者のレビュー一覧を見る
サウジアラビア、モロッコ、インド、日本、そしてアフガニスタンに暮らす少女が体験するその国特有の社会背景と女性をめぐる状況。ジェンダーや性暴力をめぐるテーマを描き続けてきた作者だからこそ、この題材をこういう風に描くことができたのだと思う。
それぞれに、その国の中では恵まれた環境にいて、ニュートラルな考え方の中で生きているだけに、子どもの力ではどうにもならない状況や、その国で生きてきた女性の変えがたい過去。それでも未来を見ようとする女の子たちの姿が読者の胸をうつ。
一方で、デビュー当初から共通のテイストでありつつ、洗練の進んできた画風は、かつてはややとんがって見えたけど、今、目にしても古さは感じない。本作で知った人には過去作も読んでほしい。
女の子がいる場所は
2023/03/10 23:37
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まんまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
Twitterでながれてきて凄くよくて本で読み返しました。やまじさんの絵もキレイで泣いてしまいました。特に好きな話しはモロッコの話です。ぜひ、小学校において欲しいです。
まだ大人になり切っていない時に。
2023/05/11 11:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
サウジアラビア、日本、インド、モロッコ、アフガニスタン、それぞれで暮らす少女たちと家族の日常。人は誰しも平等の権利を持つとされているが、宗教や慣習、性意識から男性と比べて損な立場にいる。
子どもだけど、大人の入り口に立つ少女たちは自らの生き方を問う。
漫画ではなく短編小説だと思えば良作。
2022/10/16 13:58
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:arisax - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は書籍は紙媒体で購入・漫画は電子書籍で購入派です。
本作も電子書籍の方が割引で購入出来たのですが、表紙の装丁(水彩調の絵柄デザイン)がとても素敵だったので、敢えて紙媒体で購入しました。
結果、大正解。
この作品は漫画と言うより書籍(短編小説)と見た方が納得出来ます。
1話毎に異なる国の少女が主人公となる構成(オムニバス形式)なのですが、いずれも問題提起の導入部分で終わっている為、起承転結のある漫画を読み慣れた人が読むと「それでどうなった?」という肩透かし・物足りなさを感じるかも知れません。
以下、一部ネタバレが有ります。
良かった点:
画風がシンプルで癖が無く読みやすい。
1話目のサウジアラビアの女の子の話が一番良かったです。この女の子、10歳で既に両親の関係性(自分達母子が、第二夫人とその子である事)を察する程に聡明で、一体成長したらどうなっているのでしょう?
女の子は屋外でサッカーボールすら蹴れないお国柄では、他国に留学しそのまま生活拠点を移す未来しか見えませんが、数年後の彼女の物語も読んでみたいと感じました。
また、第一夫人の人柄がいたって善人なのも逆にリアルで、考えさせられる内容でした。
悪かった点:
4話目の日本編は消化不良で、読了後にモヤモヤが残りました。
何故ならこのお話だけ唯一、他話と異なり、
「選択の自由があるのに今を選んだ結果」
であるからです。
この女の子の母親は著名な学者ですが、前夫に対し、「口では認めているが、(妻が)仕事で成功すると不機嫌になり、家事をしない事や母親(主人公にとっては祖母)が家事手伝いに出入りする事を快く思っていなかった」という発言をします。
‥コレ、別に女性差別とか関係無くね?
と読んだ瞬間「?」疑問符が浮かびました。
この母親、学者としては優秀だけれども生活能力は無くて家事が出来ず、既婚後も自分の母親(主人公の祖母)を家に出入りさせ生活の世話を焼いて貰っていたとの事。そして離婚後は、母親の家に娘と転がり込んでいる。
‥所謂「子供部屋おばさん」では?
いやいや、待ってよちょっと待って‥
TVに出て本を出している学者だから、家事をせずとも良い?娘の面倒も母親任せでOK?
コレ、問題にするべきは女性だから云々じゃないでしょ。
仕事が忙しいからとか学者だからとか、家事育児をしなくていいという免罪符にはなりませんよ‥。
何故なら、自分で敢えて結婚出産という選択をした結果であるのだから。選択の自由がある中で選んだ結果には責任が伴うものです。
この母親は、その責任を果たしていません。
そして自分の幸せの為に、娘である主人公の幸せ(両親と仲良くパンを焼く)という選択肢を一つ、犠牲にしています。
更に言えば、娘と暮らす父親という幸せを、前夫から奪っている(同居している点から見て、主人公の親権は母親に有りそうです)。
この母親の描かれ方には、大いに疑問があります。
端的に言って、他話の問題とは本質が異なるように思います。
巻末のアフガニスタンの女の子の物語を4話目に据えれば、作品としての整合性が取れていました。そこだけが残念です。
以上です。
4話目以外は良い作品でした。
差別とは…
2022/06/17 11:06
23人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタばれあり。
一概に女性だけが虐げられてるとも言えないんだよなぁ。
実際日本でも専業主婦希望は多いし、働くのに向いてない人いるのも事実。
逆に今は専業主婦したいなんて言うと贅沢だと言われる時代。
日本の主人公のママも底辺シングルマザーでよかったんじゃ?
自由なのに頑張らない人出すのはまずいのかしらねw