0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
ごく当たり前のように悪意を持ってる人はいるからなあ。
そういう人に当たったら運が悪いと思うしかないか。
本作では、普通なら誰も押さなかったと。
たまたまの事象があったから押すことになったってことで。
実は裏がありましたっていうのも、なんだか。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
軽い、お気楽な口調で、「純粋な悪」について語っている。軽いから、すんなりと読めるが、もっとシリアスな冗談抜きの調子だったら、同じストーリーでもがらっと変わって、重いものになっただろうな。
誰がスイッチを押すか、に終わらなかったのは面白かった。
が、「純粋な悪」の反対が「中途半端な善意」というのもよくわからなかったし、宗教の教義も安っぽかったのが残念。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いずみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
途中から宗教がでてくるのだが、この宗教にさっぱり説得力がないのが残念。
対抗する主人公のことば「自分の価値をゴミ箱に放り投げることは、無意味に人を傷つけるのと同じくらいの悪口なんですよ」
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんと、箱川小雪ら6人に持ちかけられた大学生のバイトは、スマホにインストールされた押せば幸せな家族が破壊するというスイッチを持って1ヶ月を過ごすだけ。押しても押さなくても変わりないのに、誰がが押しその犯人探し。昭和九年9/10ねえ……
本屋さんで推されていた
2024/04/18 23:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みるちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
文体が苦手かも。所々寒い。話が読めないところは良かったけど、意味不明なとこもあった。刺さる人には刺さるかも。
投稿元:
レビューを見る
ずっと気になってたし凄く読みやすくてスラスラ一気に読んだ。
想像してたのと違った。
スイッチを押す人も押される人も完全無作為のガチ実験かと思いきや、普通に私利私欲からスタートしててまあ後付けでそれっぽい理由足した感じ。
純粋な興味から始まってないのに純粋な悪意が見れるなんて烏滸がましいじゃん。
p.362
"表が出たら、玲奈を助ける。そしてーーー。
裏が出ても、玲奈を助ける!"
ここで一気に萎えた。所詮ひとつの脳にはひとつの人格しかコントロール下では存在しないんだなってがっかりした。
犯人は玲奈が良かったな〜
結局善意が勝つ展開鬱陶しい。
でもなんだかんだ面白いから一気に読んだ。
安楽さんこれである程度すっきり出来ただろうし今度こそ純粋な悪意を探す実験を本気で見せて欲しい。
投稿元:
レビューを見る
『悪意の実験』という題だったせいか、もっと人間の内面的な部分に切り込んでいく作品かと思いきや、その実験の枠組みを使ったミステリーで少し想像と違ったせいかうまくのめり込めなかった。
宗教、実験、主人公の行動を決定づけるコイントスなど要素がてんこ盛りで結局着地した場所がふわっとしている印象は否めない。
主人公の思考回路も、理解はできても共感しづらいものの、スイッチという実験を使うミステリーの枠組み自体は目新しいと思った。
投稿元:
レビューを見る
メフィスト賞受賞作。
物語の設定や、悪への考え方、心理描写が面白く読み進められた…
しかし、後半の宗教の話からついていけず、話に置いていかれた感がある…
もう一回読んだら理解できるのか…?
投稿元:
レビューを見る
前半はとても面白かった。
後半は、違う方向に流れて、宗教の話が多くて、ブレーキがかかった。スイッチの実験、スイッチがある生活、疑心暗鬼などは面白かったけれど。
犯人は分かりやすい。
犯人の行動が、純粋な悪ではなかったので少し消化不良。
現実にこんなひとつの家族を破滅させるようなボタンはない…?
今年になって始めたSNS。
簡単にいいね、リツイート拡散できる手段がスマホの中に。
あなたは、それを本当に押(タップ)しますか?
常に選択を求められているなと。とんでもないものを拡散しないように気を付けよう…。
投稿元:
レビューを見る
メフィスト賞。
悪意の「実験」とあるから、サスペンスホラーみたいなのを想像してたのに、なんとも締まらない心理ミステリー…
全体的にリアリティがなく、謎解きも、言葉遊びとこじつけとご都合主義でちょっとこれはいただけない。
せめてもう少し、言葉が洗練されてれば良かったのかもしれないけど、あまりにも子供っぽい文章だ。
ジュニア向けなのかも。
投稿元:
レビューを見る
「自分を大事にできない人間はね、怒るべき時にも怒れないからね。君が、抱えている君自身に価値を見出していなかったら、いくら傷つけても怒りは芽生えない。」p.135
この言葉、とても自分自身のことを言われているようで、非常に心に刺さりました。
主人公の気持ちにも共感できるところが多々あり、読んでいて自分も主人公と共に考え方が少し変わってような感覚になりました。
投稿元:
レビューを見る
大学に通う箱川小雪ら6人に持ちかけられたアルバイトは、スマホにインストールされた押せば幸せな家族が破壊するというスイッチを持って1ヶ月を過ごすこと。押しても押さなくても報酬はもらえる。果たして純粋な悪は存在するのか?悪意の実験が始まった。そして1ヶ月後、実験の結果は予想もしない方向へと向かう。
面白かった。
メフィスト賞らしいミステリに読むのをやめられず一気読み。「純粋な悪」とは何かについて哲学的、宗教的な解釈が織り込まれる前半は読み応えあり。スイッチを押した犯人当てというミステリ要素も目が離せず、理由もなく人を傷つけることの悪と、根拠なく自分を損なうことの罪を説く後半も胸に響く。
全体的にスピード感があって最後まで飽きずに読めました。
投稿元:
レビューを見る
「押したら幸せな家族が破滅するスイッチを押すか?押さないか?」の人間の純粋な悪意を刺激する実験に参加した六人。
心理的葛藤もそこそこに、主人公のスマホを盗んでそのスイッチを押したのは誰か?という実行者『S』探しに発展し俄然おもしろくなる。
傷ついた過去から成る主人公の言動や新興宗教の真理はよく理解できない部分もあったが、個性的で一癖ある参加者たちのそれぞれの考え方や行動が導く『S』探しと動機の解明はエキサイティング。悪意と真逆の感情で占められた予想外の結末も悪くない。
いろんな意味で香川さん最強だったw
投稿元:
レビューを見る
正直想像していた内容とは全く違うストーリーでした…笑
誰かがスイッチを押してしまうのか?人間の悪意はどんなものなのか?ということが描かれるサスペンス系の話かと思っていたのですが実際は実験自体は別に大したものではなく、なのに何故か実験終了直前に主人公のスイッチが押されてしまい更には家族の父親が殺され…その理由と犯人を探すというミステリーでした。
色んな要因が色々絡まり合って辿り着いた結末には意外性がありましたが面白かったです。
投稿元:
レビューを見る
裏表紙の”あらすじ”と内容が微妙に食い違っている。
あらすじを読む限り、この本の物語は、例のスイッチを押すのか押さないのかを実験の終了まで追った人間心理と葛藤のドラマだと思いますよね?
だけど実験自体は序盤で終わります。実験中に起きた”とある出来事”をめぐって、
実験後に様々なゴタゴタが起こります。
それが本書のメインストーリーです。
スイッチを押す押さないの実験は、本書の物語にとって小道具的なものに終わっています。
読み終わった感想としては、講談社タイガ文庫向けじゃないか?と感じます。
全体的に軽いノリです。