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投稿者:井端隕石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
よくある短詩系の人が書き綴る、微温的なエッセイ集です。
昔からこういうタイプのエッセイが多々出ておりますが、まあ日常の事など、どうでもいいという人は、読まないほうがいいかもです。
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【俳句甲子園世代の旗手、初エッセイ集!】「恋の代わりに一句を得たあのとき、私は俳句という蔦に絡めとられた」。明晰にして情緒あふれる筆致で俳句の魅力に迫るエッセイ集。
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タイトルで思わず手に取ってしまった。
冬、何もかもが嫌になって真っ暗な部屋でホットカーペットの上で毛布にくるまって眠る夜。人間よりホットカーペットの方が頼り甲斐があるな、なんて思ったことを思い出し、自分とのシンクロ具合にぐっときてしまった。
日常の中の何気ないシーンが俳句と共に綴られていて、俳句を作ってみたくなる本だった。
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同世代で、同じ時期に息子が産まれて。
共感することしきり。
季節を感じられる生活。
子どもの視界。
記録し続けよう。
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このエッセイの著者で俳人の神野紗希さんを初め知りました。小さなお子さんのお母さんで、瑞々しい文章。俳句を詠む人だけあって、季節の移り変わりや、お子さんの発する言葉から感じ取る世界が豊かで味わい深いです。
神野さんは俳句を「読む」だけでなく「読む」人でもある、と、この本のなかで書かれています。そして、この本では神野さん以外の俳人や歌人によるたくさんの俳句や短歌が紹介されています。南十二国さんと正木ゆう子さんの俳句をもっと読んでみたいなぁと思いました。あと、もちろん正岡子規。
子供たちに国語を教えるとき、読解でいちばん難しいなぁと感じるのが随筆、つまりエッセイ。
日常の何気ない出来事から立ち上るあらゆる思いが綴られた文章を読んで、筆者に共感したり「そんなことと繋げるのか~」と意外に感じたり。すると日々のあれこれがなんだか違って見えてきたり。それがエッセイを読む面白さだと思うのだけど、そこをなかなかうまく伝えられないもどかしさ。
うまく伝えられる方法はあるはずなんだろうけど、結局、「カクカクのことをシカジカのことと結びつけるところに筆者の視点の面白みがある」的な無難な説明でお茶を濁してしまう。自分が「面白い」「いいなぁ」と思った度合いが強くて、それを伝えようとするほど、それを聞く子供たちとの温度差が生まれそうで躊躇してしまう。
でも少し前、教科書の短歌の単元で読んだ短歌にとても感動したと中2女子が話してくれた。
「鯨の世紀恐竜の世紀いづれにも戻れぬ水仙の白」
という、馬場あき子さんの歌について話す彼女のまぶしかったことを思い出した。
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季節や環境の移り変わりが、俳句があることで鮮やかになるんだと改めて分かった
亡くなった祖母が好きだった俳句のことを少し自分にも近く感じられるようになったし、著者と同じように子育てをしている者としても共感できることが多く、今この本に会えて良かったと思えた
「句集と絵本」のところは自分の父と重なり胸がいっぱいになった
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短歌は結構、好きだけど、季語しばりのある俳句はそれほどでもなかったけど、季語があるから良いんだよ。と気づかせてくれる俳人のエッセイ。
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タイトルの十七音に惹かれて読め始めたこの本。日々を慈しむことを教えてもらったような気がした。また、私も家族が増えるタイミングでこの本を手に取ったこともあり、筆者が人生の先輩として歩んできた道を追体験しているような気持ちになった。
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分からないなりに、俳句は「額に入った絵を言語化したもの」というイメージ。言葉を絵に置き換えて俳句を読んだら、情景も心情もなんとなく分かる気がしてくる。
様々な指南書に書かれている事なんだろうけど、経験して初めて「わかった」時の高揚感は特別。
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前の冬に、内容も確認せずにジャケ買いした一冊。一年越しにようやく読んだら俳人さんのエッセイだった。引用されるご本人と、他の俳人の歌が良い。「しんしんと寒さがたのし歩みゆく」
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俳句がよくわからないという人にもさらりと
読むことができる本です。
身の回りには「季語」が溢れていることがわかりました。