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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
何でもないような一人語り、隣の人に思い出を語るような構成なのに、ある瞬間はっと気づかされるような静かなトリックが仕掛けられていて、さすがって思います。
様々な色合いの短編
2023/09/02 20:26
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投稿者:ピーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
6篇の短編小説集。
それぞれ違った風合いの小説だったがその中で特に「乗る女」が好きだった。
もういきなり映像が見えてきて、配役はどうしよう?!などと自発的に演出家の感覚になってしまった。
まだまだあの後のお話が続くような感じがした。
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とても良かった。6つの小さな寓話たち。
そのなかでもとくに好きだったのが、
猫ちゃんとの最期を描いた「世界を取り戻す」
ナンタケットバスケットと女性の一生を描いた「グレイ・レディ」
乗馬を通じて出逢う愛しい思い出「乗る女」
が、とくに好きでした。
あたたかくて優しい物語たち。
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【村山由佳 デビュー30年記念作品】原点回帰にして到達点。猫、犬、馬、人形など、異質な存在との交歓によって導かれるカタルシス、圧倒的な熱量をはらんだ作品集です。
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まず装丁が素敵。図書館で借りてしまったけれど、買って手元に置いておきたくなった。6つの短編集。どれも優しく、忘れていた部分にそっと触れるような物語で、読み終えると涙が滲んだ。
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短編集。
ナンタケット生まれの"世界で一番美しいかご"が主人公の「グレイ・レディ」。雰囲気が好き。
持ち主とのあっけない別れ、誰にも価値を分かってもらえなくて孤独だったかごを拾った次の持ち主との出会い。そして迎える最期。かごの人生は波乱万丈であり、暖かさに満ちていたと思う。かごのように物言わぬ存在だからこそ、こんなにもかごの人生(かご生?)が際立って見えるのだろう。擬人化ではなく、最初から最期までかごはかごとして生きているところも良かった。
「乗る女」も好き。さとみのように人に妬まれるぐらいに人馬一体となれたらと思う。人と馬なのに官能的な気配を感じるという黒澤さんは流石によく見ている。馬は人間とかなり近い存在だし、さとみの方にも馬に対して愛情を超えた何かがあるように思えた。
動物と人、モノと人、そこには当人たちにしか分からない繋がりがあり、特にモノに対する思いは他人に話すことは難しい。話せば聞いてくれる人はいるかもしれないが、理解してもらうのは難しいだろう。
著者が最後に書いている「誰しもが自身の原点となった物語を持つ」という言葉が心にしみる。
直接関係はないが、自分の誕生日に亡くなった祖父の家の犬を思い出しながら読んだ。
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1番最初のお話から涙。
切なくあったかい短編集。
人の欲の甘美さをとても綺麗に表していると思う。
悲惨な歴史こそ若い者に伝える必要があるというのは、アタシにもわかります。
だけれども、正直言ってそういうのはもう、さんざん語り尽くされてきたんじゃないのかな。
まだ足りないというんなら、知るべき側の努力こそ足りないからでしょう。
その通りだ。
興味を持つことがまず大事なんだ。
何に対しても言える。
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タイトルと、村山由佳さん30周年ということで買い。
どのお話も一歩前へ進んでゆく姿が描かれていて、
小さな勇気を沢山もらいました。
凛と、颯爽と、しなやかに立つひとになりたいな。
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好きな作家さんの1人。
「訪れ」は良かったけど 他はちょっと入り込めなかった。1番印象に残ったのは ネコが 最期の時に 人間の言葉を話す。ってお話。
本当にそんな事もあるかもしれない。
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2023/01/10リクエスト 3
いつもの村山由佳とは全く違う、小さなかわいい小説が6編。
人間同士の間に、人間以外のものが挟まれる。
ぬいぐるみだったり、動物だったり…
自分が馬が好きなので、
乗る女
が一番好きだった。こんなに乗れたらいいなあと。
落馬ばかりしている生徒だったため、駆け足や外乗なんて夢のまた夢。でも読んでいて私が駆け足を出し、外乗している気持ちになれた。久々に馬に乗る気持ちを味わえて楽しかった!
グレイ・レディ
は、モチーフに有名な彼女がなってるのかな、と思いながら読めてこれもまた楽しかった。
カゴは知らなかったので、ステキなエピソードだな…
晴れた空の下
最初の一編。
悲しい。泣けてくる。これを最初にもってきたのは、何故なんだろう。
でもいいドクターに話をできたことは幸せだったね…と。
大好きなQueenが話中に出てきたことは、なんだか得した気分で嬉しかった!
いつもの村山由佳作品とは違うので、普段は読まない人にも、おすすめできる本。
いつもの村山由佳ワールドを求める人には、物足らないかも。
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擬人化してある話が多かった。
犬との恋愛はちょっと抵抗もあったけど、
村山由佳さんの描き方だから
完読できたと思う。
でもできれば人対人の話がよかったかな
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共感こそ出来なかったものの、こういった趣味・嗜好もあるのだという自身の考えの幅が広がる。自分にとって経験することのないことや感情を知ることのできる、そんな本だった。
愛というものはやはり定義づけられるものではない多様性をもっているものであり、その価値観は人それぞれであると改めて感じた。そしてこの本を読んでほっとする人がきっとどこかにいるのだろう。
しかし、しばらくは読み返すことはない
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久々に涙が出た短編集。
この物語に出てくるカエルのぬいぐるみ、恋人の飼い犬、捨て猫などは当然ながら言葉を交わせない。
だけど同じ時間を過ごすうちに、彼らを愛おしいと思えるようになる。
そんな優しくて温かい〈人〉と〈人ならざるもの〉との交流を通して、愛することの尊さに気づかせてくれる。
特に「晴れた空の下」が好きだな。
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『毎日話しかけていると、ぬいぐるみがただのぬいぐるみじゃなくなっていって、本当にわかり合えているような気がしてくるんです。モノにも命が宿るっていうか』。
“物にも魂が宿る”。日本には古来より神道の”八百万の神”という存在の先に、どこにでも神さまがいるという考え方が自然と根付いています。もちろん、日本にもさまざまな宗教があり、必ずしも神道のみ信じるという方々が全てではないでしょう。しかし、そういった信教という次元を超えて、”物にも魂が宿る”という考え方は、幼い頃から多かれ少なかれ私たちの中にあるように思います。
そして、物を大切に想う心は、物を生み出すことを貴いと考え、そこに日本ならではの職人の存在を生み出してもいます。世界各国にさまざまなことで追いつかれ、追い越されてもいるこの国の現状にあって、誰に言われるでもなく、まるで本能のように物を大切に想う心を持ち続けることは、もしかするとこの国に残された最後の砦を守る力になるのかもしれません。
さて、ここに、そんな物を含めた”人ならざる者”と”人”との交歓に光を当てた物語があります。”猫、犬、馬、人形など、異質な存在との交歓”を描くその作品。そんな物語の中に性愛や戦争が描かれてもいくこの作品。そしてそれは、この作品は、”物書きを名乗るようになってちょうど三十年”と語る村山由佳さんの”デビュー30年記念作”というメモリアルな物語です。
『ねえ、先生。先生 ー ですよね?ほんとうのことを教えて下さい。何を聞かされようと取り乱したりしませんから』と懇願するのは主人公の『私』。答えを聞かされ『そうですか。やっぱり、進んでいますか』と言う『私』は、『どうして、大切なひとのことを覚えていられないんでしょうね』と自らの『病気』のことを思います。『私はきっとこの先、絶対に忘れたくない大切なことまで忘れていってしまう』と思う『私』は、『先生』に『今日は、折り入ってお願いがあるんです』と切り出し『私の生きてきた道筋』を聞いて欲しいとお願いします。『ああ、ありがとうございます』と受け入れてくれたことのお礼を言い、『何から話しましょうか』と語り始めた『私』は、『まずはこの子を紹介しなくちゃいけませんね』と『名前は、〈エル〉』というカエルの『ぬいぐるみ』について語り始めました。『この子と出会ってからほぼ半世紀たつ』という『エルを連れて帰ってくれたのは父でした』。『一人娘の私にとても甘』いという父親が買ってくれたエルを『初めて目と目が合った瞬間から特別』だと感じた『私』は、『ありとあらゆることをエルに打ち明け』慈しんでいきます。そんな中、急死した父親。それ以後もエルを『ぬいぐるみがただのぬいぐるみじゃなくなっていって、本当にわかり合えているような気がしてくる』と大切にする『私』はやがて大人になり就職します。しかし、今でいう『ブラック企業』で働く中に『心身に変調を来』し、退職した『私』。そして、母の勧めもあって欧州へと旅に出た『私』は、エルと共に『写真を撮りながら呑気に買物』をする中にカメラのひったくりにあってしまいます。そんな時、逃げるひったくりを追いかけカメラを取り返してくれた日本人��性と『なぜだか不思議なくらい意気投合した『私』は、彼が『エルに対する私の想いを馬鹿にしなかったこと』を『何より嬉し』いと思います。『エルを一緒にレストランへ連れていった時』、『エルのために』『椅子を引いてくれた』という彼。『ああ、私はこのひとと一生を共にすることになるんだな』と『私』は、彼が『運命の相手である』と確信します。そんな始まりの先に付き合っていく二人とエルのそれからが描かれていきます…という冒頭の短編〈晴れた空の下〉。この作品のコンセプトをカエルの『ぬいぐるみ』という”人ならざる者”に見る好編でした。
2023年1月10日に刊行された村山由佳さんの最新作でもあるこの作品。”発売日に新作を一気読みして長文レビューを書こう!キャンペーン”を勝手に展開している私は、凪良ゆうさん、辻村深月さん、そして寺地はるなさん…と、私に深い感動を与えてくださる作家さんの新作を発売日に一気読みするということを積極的に行ってきました。そんな中に、涙なくしては読めない「天使の卵」シリーズ、主人公の奈都が”官能”の快楽の世界に身を委ねていく様がこれでもかと描かれる「ダブルファンタジー」、そして直木賞受賞作「星々の舟」など数々の感動作を届けてくださる村山さんの新作が出ることを知って、発売日早々に手にしたのがこの作品です。
そんなこの作品の内容紹介には、こんなことが記されています。
“村山由佳 デビュー30年記念作品 原点回帰にして到達点。猫、犬、馬、人形など、異質な存在との交歓によって導かれるカタルシス、圧倒的な熱量をはらんだ作品集です”
今年59歳を迎えられる村山由佳さんは、1993年に代表作である「天使の卵」で小説すばる新人賞を受賞、はや30年という歳月が流れたことになります。そんな村山さんの”デビュー30年記念作”と聞くと記念碑的な大作を期待したくもなります(本音を言えば感動長編を期待していたのでちょっと残念…)が、そこに村山さんが刊行されたのは内容紹介にある通り”異質な存在との交歓”を描く短編集でした。それぞれに全く繋がりのない七つの短編から構成されるこの作品ですが、まずは、そんな不思議世界を彩る短編の中から私が特に気に入った三つの短編をご紹介しましょう。
・〈グレイ・レディ〉: 『アメリカ東海岸』の『ナンタケット』という『小さな島』で『世界で最も美しいかごとして』『わたしは生を享け』たと語るのは『ナンタケット・バスケット』の『わたし』。『今や〈かご界のエルメス〉とまで言われるほど希少で高価』という『わたし』は、『ボストンの裕福な家のマダム』に『買い求め』られます。『これはママのだいじだいじ。たからものだからね』という『日本のことば』が『優しく響く』『良い人たちのもとへ来た』と思う『わたし』は彼女と『東京の街』へと訪れます。そんな中『卑怯な盗人』に連れ去られる『わたし』…。
・〈乗る女〉: 『フェリーを苫小牧で下り』『日高自動車道』を車で走るのは主人公の さとみ。『このあたりは日本有数の競走馬の産地』という土地に立ち『二十年以上も前』『車ではなく、馬という相棒の背に乗って』『草地を自由に疾駆していた頃』に想いを馳せます。『東京の短大を出て、札幌にある健康食品メーカーを選んで就職し』『父娘ふたりの暮らし』から脱出した さとみ。ある日『競馬が大好きな女性の先輩』と牧場へと出かけた さとみは幼い頃の乗馬の経験から馬と再開したことを喜び『わたしと馬との間を裂く者はいない』という感覚に囚われていきます…。
・〈訪れ〉: 『自身の歩んできた道筋を何かのかたちで残しておきたい』という『人たちの手助け』、『簡単に言えば〈自分史〉代行業』をしているのは主人公の高野麻里。そんな麻里はある日、『息子二人と娘が相談の上で父親の〈自分史〉を依頼してきた』という当事者の光石禄郎という老人の家を訪ねます。『娘の、京子です』と迎えられた麻里は『すでに九十代の半ば』という禄郎と対峙します。自らのことを『アタシ』と語る禄郎は、『アタシは、光石家の次男坊として… 東京の大森町で生まれました…』と自らの人生を語り始めます。
七つの短編はいずれも『オール讀物』の、2020年3・4月号〜2022年2月号に掲載されたものですが、いずれも上記した内容紹介にある通り”異質な存在との交歓”という側面に光が当てられます。” 幼い頃から、〈人〉と〈人ならざる者〉との交情を描くお話に強く惹かれた”と語る村山さんは、”皆と遊ぶよりもひとり空想に遊ぶことを好み、人間よりも動物や人形やモノとの触れ合いに慰めを見出していた当時の私にとって、物語の中で展開される種を超えた交わりはたまらなく魅力的だった”と続けられます。そんな村山さんの”種を超えた交わり”を味わえるのがこの作品の醍醐味です。
その側面が最もかっ飛んでいるのが『毎日話しかけていると、ぬいぐるみがただのぬいぐるみじゃなくなっていって、本当にわかり合えているような気がしてくる』と『カエル』の『ぬいぐるみ』にエルという名をつける主人公が登場する〈晴れた空の下〉です。大人になっても『食事も、テレビを観るのも、旅行するのも』、『風呂にも入れてました』とエルを特別な存在として思い続ける『わたし』の物語は、狂気一歩手前とも言える展開を見せますが、その舞台背景に気づいた瞬間、読者は切ない、あまりに切ない感情に包まれます。また、〈グレイ・レディ〉では、まさかの視点が登場します。『その島で、わたしは生を享けました。世界で最も美しいかごとして』という主人公は『〈かご界のエルメス〉とまで言われるほど希少で高価なナンタケット・バスケット』というまさかの『かご』視点!の物語です。世の中には猫視点、犬視点など動物視点の物語は時々ありますが、無機物視点は主人公がまさかの”わりばし”に視点が移る今村夏子さん「木になった亜沙」、”雪うさぎ”と”雪だるま”に視点が移る村山早紀さん「コンビニたそがれ堂 奇跡の招待状」くらいしか思い浮かびません。しかもこの作品の『バスケット』は、生まれた時から『かご』である点がさらにかっ飛んでいます。『かご』の人生、否、”かご生”を描く物語、この短編のまとめ方も極めて秀逸だと思います。そして、最後の短編〈訪れ〉ではこの作品が村山さんの”30周年記念作”であるという点を強く感じさせる内容になっています。それこそが、『自分史』のための老人の語りを主人公が訊く中に語られていく戦争を描く物語です。『召集令状が届いたのは十月です』、『我々新兵は、船と列車で��々と運ばれて…』、そして『戦車がぎりぎりまで近付いてくるのを待って、八キロ爆薬を抱えて飛び出し…』と語られていく戦時下の物語は、それまで読んできたこの作品の雰囲気感を一気に変えていきます。これは、直木賞受賞作でもある「星々の舟」と同じ体裁とも言えますが、その語りの壮絶さには村山由佳さんという作家さんの作家としての原点を強く感じさせてくれました。
“物書きを名乗るようになってちょうど三十年 ー。原点回帰という以上に、〈自分ならざる者〉へ生まれ直すための新たな出発点”
この作品の位置づけをそんな風に語る村山由佳さん。私たちが、村山さんという作家さんを思い浮かべる時、性愛と戦争を描く物語を避けて通ることはできません。この作品では、そんな二つの側面に、”〈人〉と〈人ならざる者〉との交情”という村山さんが幼い頃から惹かれていたという村山さんのまさしく原点とも言える世界が描かれることで村山由佳さんという作家さんの魅力の全てが描かれていました。主人公たちの”人ならざる者”への強い想いに、村山さんの筆の力が強い説得力を与えていくこの作品。最後の短編〈訪れ〉に描かれた戦時下を描く物語に、これぞ村山さんを感じるこの作品。
デビュー30年を迎えた村山さんの今後のご活躍にますます期待が高まるメモリアルな短編集でした。
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6編の短編集。
読み終えて「白は200色ある」というアンミカの言葉を思い出した。何かとネタにされてしまっているような言葉ではあるけど、シンプルに。
純愛という言葉が、一つの愛を貫き通す、という意味であるのならば、6編はそれぞれ純愛の物語であると思う。そして、言葉がイメージする色はやはり白。
ただ、純愛の中にある感情や行為、彼や彼女たちが紡いできた歴史はもちろん違うものであり、それが「白は200色ある」という言葉につながったのだ、と感じます。同じように見えて、どの色も全て違うものを含んでいる。
残酷な「晴れた空の下」。「同じ夢」の秘密の共有。過去との決別の「世界を取り戻す」。寄り添い続ける「グレイ・レディ」。再生の「乗る女」。初恋の「訪れ」。
「晴れた空の下」の残酷さは、ちょっと読むのがしんどい。
「彼」を愛していることは間違いなく、その記憶の鮮明さゆえに語り残しておこうとするのだけど、目の前にいる人が彼であることに気づけない。
「彼」がどれだけ彼女を愛してきたか、自分が思う以上に彼女がどれだけ思ってきてくれていたか、どれだけ与え与えられてこれまでの二人の人生を送ってきたのか。
それを大事に思うからこそ、記憶を無くしてしまうその前に残しておこうと思っているのに、感謝と愛情を伝えるべき相手に気づくことができないというのは、悲しい。
彼女のことを理解している「彼」が、ただただ聞き手に徹しているというのも辛い。
愛情がもつ残酷さを、とにかく綺麗に伝えられました。この物語の舞台は綺麗なのだけど、語られている言葉は残酷なんだ。
一番心に傷をつけられてしまった物語でした。