紙の本
村上春樹訳
2023/01/21 13:53
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投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
英語の教科書にも載った米名作絵本の対訳本。リンゴの木と一人の少年の成長を描いた切なく深い愛の物語。純粋に物語を楽しみ、オマケに原文も見る程度の感覚で、まだ英語に触れた事のないお子さんのファーストステップにもオススメ。絵も原文もとてもシンプルで、数多くの単語を学べて著しいスキルアップが挑めるという作品ではないが、限られた言葉を受け取り、彼らだけの世界観を壊さぬ様どう表すか、村上春樹さんの訳を参考に感性が磨かれる作品。
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木の愛が大きすぎて…。木は少年を少年のまま接しているけど、boyは環境によって人生の段階によって欲に従って生きているように感じた。木が可哀想になってしまったが、ハッピーエンドではあるかな。
読む前と後で私利私欲で無償の愛をくれている人の愛を無視してはいけないと思った。
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木の愛情は、親の子に対する愛だろうか。恋人や配偶者に対する愛だろうか。考えさせられる。自分は親だから、木がしてあげた数々の自己犠牲も、分かる気がする。
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木登りして、枝にぶら下がって、りんごを食べて木陰で眠る。それだけで幸せを感じられる人であり続けたいなと感じました。歳を取ると幸せのインフレが起こってしまうんですよね…。
小さい頃に読んだときは、少年に対してなんてひどい奴なんだと思っていました。大好きだったはずの木から、りんごも枝も幹も奪って、それで幸せになろうとするなんて貴方には人の心がないのか、と。けれど、全てを失って人生に疲れて、最期に選ぶ場所が木の傍だというのだから、決して一方通行な思いではなかったのでしょうね。男の子がおじさんになってもおじいさんになっても、木にとってはいつまでも「少年」であるところがすごく好きです。素敵な愛だなと思います。
初めて英語付きで読んでみて、『The giving tree』というタイトルを目にして、ようやく腑に落ちました。おおきな木、という題の割に木の大きさが主張される場面は一つもないのはどうしてだろうと思っていたんですが、なるほど心がおおきな木だったのですね。
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いくつになってもboyと呼ぶのは、ずっと長く生きてきたからか。小さい頃から見てきたから親の視点なのかな。
どれだけ奪っていっても 受け止めて与えてあげる、おおきな木。原題のGiving Tree がふさわしい
人の一生を観ている映画のようで、不思議と穏やかな気持ちになった。
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「子どもたちに大人気の絵本が日本語と英語を併記した2カ国語版になって登場! 日本語だけでなく、英語の楽しいことばのリズムもそのまま味わえます。カラフルなさし絵と、なじみのあるお話で、英語学習の導入にも最適です。」
いいね!いいバランス、読みやすい。この「英語でもよめる」シリーズ、もっともっと、いろんな本で絵本でてほしいなぁ!