紙の本
やっぱり努力は嘘をつかない
2023/05/01 22:49
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
山本は2016年のドラフト会議でオリックスが4位指名した投手だ、身体的にも恵まれているというわけでもない彼がどうして日本で一番になれたのか、やっぱり努力は嘘をつかない
紙の本
山本投手独自の野球観が伝わる内容です。
2023/03/17 11:59
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
今や、日本を代表するプロ野球選手になった、オリックスの山本由伸投手。当書はそんな彼を、スポーツライターの著者が追求し、それを文章にまとめた1冊です。
当書を読むと、いかに山本投手が独自の野球観を持っているかが伝わってきます。それは、今までにない彼独特の野球観です。野球を志す全ての人たちに役立つかは不明ですが、読む価値はある1冊です。
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2023年のWBCは日本中で大いに盛り上がり、大谷翔平らと同じ先発投手陣の一角を担った山本由伸。2021年、2022年シーズンでは、2年連続の投手四冠を達成、沢村賞と最優秀選手賞にも選ばれ、オリックスバファローズの日本一にも貢献した。2022年オフには推定年俸も球界最高に到達し、来年はメジャー挑戦ともささやかれる山本由伸。
著者の中島大輔氏は、野球を中心としたスポーツ全般の旧態依然とした、精神論や経験主義、指導者のハラスメントにも警鐘を慣らすジャーナリストとして地道に活動を続けている。今回は山本由伸の野球人生をふり返り、山本由伸の独自のトレーニング方法や強靱なメンタリズムを紐解く。少なくないプロ野球選手が、監督やコーチの型にはめた指導や個々人に適さないフォームの改造により、芽を潰された選手がいることに警鐘を鳴らす。ウェイトレーニングによる筋力強化が主流となる中で、独自のトレーニングメニューで自身のボディスキーマを意識し、山本由伸自身が長期にわたって選手生命を維持するために身体ケアを視野に入れた投球術を検証する。
野球を中心にスポーツは楽しむことが大事であるが、自身の長期展望を見据え、自らのケアを考えるクレバーな山本由伸投手の考証は、今後のスポーツに少なくない影響をあたえるものと考える。
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現在球界屈指の投手といって過言のない山本由伸投手がなぜここまで成長できたのかをスポーツライターである著者が書いた一冊。
幾人にも批判された自身のアーム投げを矢田氏と出会いBCトレーニングに取り組むことで結果を出したことを本書知ることができました。
BCトレーニングによる姿勢の矯正をおこなってからやり投げトレーニングを行なっていることや筒香選手との出会ったことによる刺激からより向上したことも本書で始める内容でした。
ウエイトトレーニングがもたらす投球への影響や姿勢で力の伝わり方が大きく変わることなど体のメカニズムに基づいて投球という行動が解説されていてより深く野球を知ることができました。
そして山本投手は地道な練習を日々繰り返してきた結果が今の姿であることを感じました。
偉大な成績の裏にある努力の積み重ねと地味な練習を続けてきたことを知りました。
アーム投げをはじめとする禁止とされているものも奥にあるものを理解した練習を繰り返すことで周りの評価も変えていけると感じた一冊でした。
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山本由伸のピッチングの成り立ちを、日々行っているトレーニングから分析した本。
やり投げやブリッジを取り入れていることは知っていましたが、大阪鶴橋の矢田トレーナーから指導を受けてトレーニングを行っていることは知らなかったです。
途中、専門的なトレーニングの説明部分は読み飛ばしましたが、現在の主流でないトレーニングだということはわかりました。
いよいよメジャー挑戦ということで海を渡っても活躍されることを楽しみにしています。
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二年連続沢村賞、タイトルを総ナメにするオリックス山本由伸投手。独自の練習法に迫る作品。
WBCでも活躍、まだ25歳の山本由伸投手。ウェイトトレーニング重視の近年では異例のトレーニング手法と等級フォーム。若くしてエースになった独自の練習方法と感性。理想の投球フォームは人それぞれ、山本由伸を真似ても決して山本由伸にはなれない。
科学的なトレーニング手法が発展しても王道は決して一つではないというのが面白い。
今後のさらなる活躍といずれのメジャー入りにも期待したい。
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『#山本由伸 常識を変える投球術』
ほぼ日書評 Day758
一風変わった投球フォームで、今や常識となった筋トレは一才行わないくらいの知識しかなかった評者には、「へぇー」連続な内容。
なぜ、筋トレを行わないのか。
山本由伸が師と仰ぐ、整体師の矢田氏の言葉がわかりやすい。
「手足は使うものではなく使われるもの
それをリードし、力を伝えていくのが体の深層
体幹の表面を固めるトレーニングは多いが、表面を鍛えても深層が鍛えられない
表面の力みから偏りが生まれ、手足は思うように動かなくなる
(…)手足の動きを変えようとしても、矛盾が生じ、障害につながる」
その結果、「タメを作る」や「ヒップファースト」といった、投球の常識とされる動きも、その箇所だけにフォーカスすると、全体のバランスを崩し、結果、故障につながるのだという。
最終章、実際の現地は書かれている綺麗事ばかりでは無いとは思いつつも、南米ドミンゴで野球少年や元メジャーリーガーと過ごした日々のコメントもなかなかに心地よい。
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言語化の不可能なトレーニング理論に挑んだ果敢さは評価する。きっと動画を見ても理解はできず、由伸本人も言う通り「やらないと、わからない」はず。本の中で触れられているように、実際やってみても、わからない、もしくは合わない人も多いのだろう。
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実際にどんなトレーニングをしているのか、その一部はYouTube等で見ることができるが、それだと何も理解できないんだろうなと思う。
身体知、経験知などの言葉が出てきたから、自分の身体ととことん向き合うようなものなのだろうとは思うけれど。
より身体全体を使うという、パーツだけに目を向けない考え方はとても良いなと思いました。
ただ、それだけ。
という考え方をするのはあまりに端的かなとも思います。
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大谷選手と並ぶ日本のエース、山本投手の
主にトレーニングにフォーカスした本。
野球はそんなに詳しくないですが、
トレーニングに興味のある自分としては、
まさにドンピシャの本!
山本投手は、BCトレーニングという、
(不勉強の私では)聞いたこともないトレーニングをして、
今の姿にまで上り詰めたそう。
逆に言えば、他の人がやっているような
ウェイトトレーニングなどはしていないそうな。
そういう意味で、山本投手のトレーニングは、
今までの常識からはかけ離れていて、画期的なそうです。
ただし、そのトレーニング手法があまり明らかにされていないことと、
原理も言語化が進んでいないみたいで、
この本を読んだだけでは正直よく分かりません。
加えて、中途半端な知識で、マネするだけだと
逆に怪我をしてしまったりもするようなので、
中々難しいところです。
ちょっと自分も正しく理解ができている自信がないですが、
身体全体を使ってボールに力をこめることが一つのポイント。
逆の意味は、筋肉のパーツを鍛えても、
それらが連動して身体全体を動かせないと意味がない、
ということでしょうか。
さらに、山本投手は本の中で紹介されていた
Youtubeの動画を見ると、ブリッジをしながら、
手足を地面から離す(手足3点でブリッジする)という
動きをしていました。
これはサッカーの元興国高校監督も同じような体操を
コーディネーションの一環として推奨されていましたが、
ルーツや考え方が同じなのかとても気になります。
山本投手のことは詳しくは全然知りませんでしたが、
かなり身体オタクと言えるくらい、
トレーニングや身体について
考え、試行錯誤している様子が伺えます。
こういうタイプの選手は応援したくなりますね。
ご本人の本なども出てこないかな~と期待が高まります。
ところで、この本の中で紹介されていた
「一投に賭ける 溝口和洋、最後の無頼派アスリート」
という本の内容がとても気になりました。
こちらも読んでみたいと思います。
※一投に賭ける 溝口和洋、最後の無頼派アスリート
https://booklog.jp/item/1/4041089778