紙の本
『保健室から見える本音が言えない子どもたち』
2023/06/04 18:57
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の本音を言わない
自分がどうしたいか決められない
意志表示できない
先生に決めてほしいと言う……
保健室でよく目にするようになったそんな子どもたちを切り口に、子どもたちが「本音」に気づき、表現し行動できるようになるためのポイントを解説する
《40年にわたり、子ども・教師・親に関わってきた著者が贈る
生きる力を引き出す渾身の
脳科学メソッド
子どもの育つ
チャンスを見逃さないために──》──帯の紹介文
著者は教育困難校などの養護教諭として25年間勤務
独立後、NLP、脳科学に学んだ理論を子育て講座や教員向け講座で発信している
〈私が伝えたいメッセージは一貫しています。
それは、「人生は生きる価値」があり「人生は自分次第」ということです。〉──「おわりに」より
“保健室”シリーズ最新刊、2023年2月刊
悩めるお母さんも、悩めるお母さんに悩める先生も、著者の既刊2冊もマストバイ、マストリード
『保健室から見える親が知らない子どもたち』(青春出版社・2021年)
『子どもは「親の心配」をランドセルに入れて登校しています』(WAVE出版・2021年)
養護教諭が書いた“保健室からの子育て本”ではこちらもおすすめ
『保健室の先生に聞く 気になるあの子、気になるあのこと』
澤栄美/さくら社・2020年
『保健室の先生だけが知っている子育て』
渡邊真亀子/総合法令出版・2021年
※p.66〈少なくなりません。〉⇒〈少なくありません。〉
紙の本
実践的ではあるが…
2023/05/04 06:37
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投稿者:けんけん - この投稿者のレビュー一覧を見る
主張はごもっともだし、手立てが具体的で実践的ではあるが、主観的でもある。心理学の手法をかなり使ってはいるのだが。
自分に生かすときは、人によってはある程度咀嚼しないといけないのがこの本の難しいところだと思う。
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自分で決められない子が増えている。その通りだと思った。自分の体のことなのにどうしたいか言えない。先生はあなたの話を聞いてこうだと見立てたけれどもどうしたい?と聞くと、、、で無言。大人も自分はこうしたいと思う。なぜなら〜 がない人が多いのかも。きちんと自分の意見考えを持つこと大事。あと、話の聞き方のポイントも分かりやすく書かれていたので勉強になりました。
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長らく養護教諭のあと、脳科学を取り入れた教育事業に転身。保健室コーチングで活躍している著者です。
決めるハードルを低くする、自分の考えを表現する、感情を視覚化する。実際の子供たちの関わりを脳科学的な視点から、考えさせる、主体性を持たせるにはどうしたら良いのか。本音が言えない子供の背景には、決められない、他人軸の大人がいる。
日々の暮らしに小さな「決める」習慣を持って不確実な未来を受け入れる、そんなアドバイスを伝えています。
子育てだけでなく全ての人に役立ちます。
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子どもに限らず、家族に限らず、どんな相手に対しても、その人がどのような思いを持っているのか、話し出すまでゆっくり待てるようにしたいと思っている。
でも、子どもが小さい時は、「この子を"ちゃんと"育てないと!」って必死だった。
結局、世間から認められる自分でありたかっただけなんだな、と今となってはわかるんだけど、当時はピリピリしてた。
この本の考え方や玩具(すごろくやふくわらい)を使用して、子どもの気持ちを引き出して、よいコミュニケーションを取れていたらなぁ…と思わずにいられない。
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養護教諭を目指すわたしと
高校生小学生を育てるわたしと
どちらにも参考になる本でした。
いまどんなに大変な状況にあっても
どんな感情にとらわれていても
この子は自分でそれを乗り越える力のある存在
この気持ちを大切に
子どもたちと関わること。
子どもから出てくる答えを
純粋に楽しむこと。
子育ては おもしろい。
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https://www.seishun.co.jp/book/23676/ ,
https://heart-muscle.com/
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著者は、ハートマッスルトレーニングジムという団体で代表理事を務める。学校崩壊した教育困難校の教員を長く務めた経験もあり、現場感覚に優れた内容だと思う。現業では、「保健室コーチング」として、看護師や保健師、中間管理職へのコーチングを行っており、そのメソッドに定評がある、らしい。その独特な手法や考え方を学べる読書。
上記には中間管理職と書いたが、内容は学校の子供に対するコーチングがメインであり、教職には役立つだろうが、自分に有益だったかは微妙。興味本位に読んだが、私自身の日常ではこれと言って使えそうなものはないというのが残念。
と言いながら。例えば、「意見が違うと仲間だと思えない」というのは学生だけに限らない。社会人もこのような傾向が顕著にあって、分断を生む。違う意見を話し合うという事に慣れていないと、自分の事を嫌いだからとか、反対して申し訳ない、というような感性に行きつく。違う意見があるのは自然な事で、それを建設的に議論する事が重要であるはずだが、その場の「空気」で飲み込んでしまうのだ。
保健室コーチングには、大人と子供の間に共有物を挟んでコミュニケーションを取るという「魔法カード、ぼやきすごろく、きせかお」などの手法がある。共有物を挟むというのはなるほど、と思う。紹介されるアイテムは子供向けという気がするが、これは、大人であれば「酒、ゴルフ」みたいな事なのかもしれない。大人なら、居酒屋コーチングだろうか。日々、酒席では、本音を言い合っている。