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紙の本
読後、さまざまな事象について、視野や見通しが拡がる一書
2023/08/15 23:43
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投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る
ジャンルで云うと、いわゆる自伝的エッセーということになるのかもしれないが、それを超えて思想的、哲学的そして社会学的探究が時として詩的な文章で綴られた読み甲斐のある一冊でした。面白さという点では「幸運と若干の後悔」が、思索の深度の点では最後の四篇(「秘密について」、「病について」、「信仰について」と「死について」)が秀逸。『ハイスクール1968』について、事実関係描写の点で当時の関係者から批判を受けた著者であったが(それらの批判はネット等で見ることができ、それはそれで非常に興味深い)、266頁で宗教学を志向した理由を述べたくだりは、ああなるほどと思わせるものがあった。なお、73頁の「河合真理江」は「河野真理江」の、271頁の『コレヘトの言葉』は『コヘレトの言葉』の、それぞれ誤植であろう。特に前者は、「死者の名誉」の観点からも編集者の猛省要。
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