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紙の本
著者の思いが伝わる
2024/01/23 18:13
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
被爆後12年たった広島を、子どもの目線から描いた児童向けの物語。主人公は小学6年生の由美子と、それぞれに個性のある3人の男子。街は少しずつ復興し4人は仲良く楽しく学校生活を送っているが…。そこに原爆の影が忍び寄る。
原爆は投下されたその瞬間に多くの命を奪っただけでなく、街を破壊し、コミュニティーや家族までも壊し、その後も長く人々を苦しめる。
由美子の周りでは次々と原爆の影響とみられる病気で命を落とす。遺伝的影響に怯え、差別や偏見にさらされる。そんな現実を子ども時代に目の当たりにした筆者が、今の子どもに伝えたいとフィクションにして描いている。
小説としての完成度、フィクションとは言え事実関係との整合性、現代の視点から見た場合のジェンダー表象など若干不十分さも感じるが、あとがきもあり、筆者の熱い思いが伝わってくる。
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