古代エジプトミステリー
2024/02/04 10:37
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
異世界ファンタジーであり、遺体(ミイラ)消失事件に臨む古代エジプトミステリー。古代エジプトの世界観にうまく入り込めるかが心配だったが、友情溢れる人間関係と思いもよらぬ謎解きが相まって、楽しく読むことができた。一時的に復活したミイラ男が探偵役だが、謎解きまでのタイムリミットがあるので、丁寧な描写の中で疾走感があった。
古代エジプトの宗教観
2024/06/01 20:25
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙を開いたら黄金色!こんな派手な装丁は初めて見た。なかなかステキ。
舞台は古代エジプト。エジプトの呪いが現代に蘇って、みたいな娯楽映画的なこともなく、がっつり古代エジプト。しかもミステリー。新鮮。
死者が蘇り謎を解く。しかも、人々が「あ、蘇ったの?ふーん。お帰り」みたいな感じ(笑)古代エジプトの宗教観が盛り込まれていて興味深かったです。
さらに、時代が宗教改革をしようとしたあのファラオ。そして、最も有名なあのファラオ。この時代に何があったのかも知ることができる。
そして、最後には悲しい事実と少しだけの希望が残る。
ファンタジーかな?
2024/02/04 22:33
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
死者がよみがえって推理をはたらかすミステリー、ということはファンタジー要素もあります。でも、何故か、死者がよみがえることにあまり、違和感無しで。そこが、対象取った点かな。
期待ほどではなかった
2024/02/27 11:43
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
設定が特別だった分、評価が上がったのかな。
内容はいまいちだと思う。
細い穴から外に出すのが、そんな簡単に成功する?とか、
あっという間に動乱が治まる?とか、
他にも気になる点はあったけど、
自分で自分にナイフ刺しといて、それを忘れる?
忘れて、他人のせいにしようとしてるし。
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感想を書きたくなるほどに、最高の1冊だった。
ミイラを探す?そんな小説本当に面白いのか?と思いながらも、表紙の美しさに惹かれて購入した。
アクエンアテンのエジプトという、誰もが知る有名な世界の中で繰り広げられるミステリーに、頁をめくる手が止まらなかった。
最後まで読者をうならせ、感動させる物語。
もう一度いや、何度でも読み返したくなる。
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面白かった!
心臓のかけら探し(犯人探し)、
主人公には驚かされるばかり…!
表紙の女の子はだれ?って思ったけど、
最後まで読んで納得した
登場人物多くて何度も最初のページ見直した
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横文字の登場人物たち、名前覚えられるかなー…と不安を覚えたプロローグでしたが、読み始めたら全く問題なく、むしろサクサク読み進められた。
エジプトに興味ある人もない人も読める。
ミステリー要素あり、ファンタジー要素?あり、歴史要素からSFっぽい要素まで。
盛りだくさんで壮大。
なんだかんだ最後しっかり伏線回収されて収まった。
活字だからこそできる表現…でした。
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普通のミステリーかと思いきや、驚きの設定で、でも周りが主人公に当たり前に接して話が進む事に最初はなかなか素直に入っていけない所もあった。けど文章も読みやすくて面白かった!
ただ登場人物や神様のカタカナの名前が苦手で、何度か最初の人物紹介のページを確認しながら、時々それでもよくわからなくなる名前も少しあった。
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第22回『このミス』大賞受賞作!
古代エジプトが舞台で、謎解き役が復活したミイラという設定にまず驚き!!
ミステリーの中に古代エジプトの設定を見事にマッチさせています。
みんな復活したミイラに普通に接しているあたり、ファンタジー的な要素もあって面白い!
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カタカナ名で躓き世界史や外国文学が苦手な私には設定や人物相関を理解するのが少し難しかった…が、人物と人物が少しずつ繋がっていき、最後収まるところに収まったのがスッキリしていい感じ。でもこれ、ミステリーなのか…?
舞台がエジプト(珍しい)なのも、推せる。神がたくさん出てきて、どれがどれかわからなくなったりも…笑
個人的には、カリの身の上に大変共感。信頼していた人にくすめられていた一件があって人間不信になるだろうに、しっかり信じられる人を見極められるのがとても聡い証拠。とても強くて、12歳と若年なのに大人相手に呼び捨て、ものをしっかり述べ、共に考え、セティのことを助けようとする姿が良かった。最後捨てられたのではないというのがわかって本当に安心。
※処罰の仕方が鼻を削ぐとか腕を切るとか怖くて…でもリアルでした。
《ネタバレ》
本当は女性、タレクが好き、父と血縁関係にはないが父が伝えたいことを伝えるために心臓を欠けさせた、なるほどね…と。
p.163 「おい、大丈夫か」
タレクは近寄ると、声をかけ、そばにひざまずく。
倒れたままの少女は、タレクに敵意のこもった目を向ける。だが、その目が突然見開かれた。
少女は突然、がばと四つん這いになると、犬に向かって叫んだ。
「ースゥ」
少女は犬に向かって這っていく。犬もまた、嬉しそうに駆け寄ると、少女の口の周りをぺろぺろと舐めた。少女は犬の首元に手を回し、思い切り抱きしめると、その身先に頬ずりをする。
p.245 「お前は昔から、自分の気持ちや考えていることをほとんど外に出さなかったな。いや、責めているわけではない。お前がそのようになってしまったのは、私が原因だろう」イセシは言葉に力を込め、先を続けた。
「お前の子供時代は、私が奪ってしまった。お前はいつも、「こうしなければならない」「こうすべきだ」という論理で行動していた。それは人の有り様として高尚で、素晴らしいものだとは思う。だが、子がわがまま一つ言えないのは、親の責任だ。私はお前から、「こうしたい」
という言葉は一度も聞いたことがない」
「それは…・・・・」
そうかもしれない。だが、セティにとっては当たり前のことで、気にしたことなどなかった。
「何度でも言おう。お前の人生はお前のものなのだ。セティ、感情を表に出せ。不条理には怒れ。すべきでないことをしてもいいんだ。エジプトも、王も偉大だ。私も、それに歯向かう者がいればしく料弾するだろう。だが、我が子だけは別だ。お前がなにをしょうと、私だけは最後まで味方でいよう。結果、失敗することがあったとしても、その失敗はお前のものだ。私はお前に、他人にもたらされる成功よりも、自分で掴み取った失敗を誇ってほしい」「ですが、私は・・・・・本来受け取るべきでないものを受け取りました。その責任は果たさねばな
245
りません」
「そんなことはない。お前自身が何者かは、お前が決めればいい」
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友達の同級生が書いたと聞いて手に取った本。
エジプト神話って全く馴染みがなく、読み始めは取っ付きにくさがあったけども、非エジプト人であるカリの視点があったことで、エジプトの宗教観がわかりやすくて物語に入り込めた。
長編小説を一気読みしたの久しぶり…
爽やかなラストもまた良かった。
ファンタジー要素のあるミステリーって、後付け設定で何でもありじゃん!ってなるかと思ったけど、ぜんぜんそんなことなかった。
ミステリーというよりかは、友情(恋愛?)や家族愛が根幹にあって、そこがいちばん響いた。
ホラーテイストの後味悪いミステリーが元々好きだけど、人を思う気持ちが原動力となって尽力する爽やかミステリーも良いな。
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#読書記録 2024.1
#ファラオの密室
古代エジプトで、甦ったミイラが自分の心臓と死の真相を探す。ファンタジー×ミステリ。舞台設定の勝利だね。
設定は良いけど展開は普通。せっかくミイラが主役であることを活かせていない。捜査は地道でワクワク感やスピード感に乏しい。現世に甦った普通の人。どうも私は「このミス大賞」と相性が悪いようだ。
#読書好きな人と繋がりたい
#読了
#このミス
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まずまず
この世界観をうまくまとめたな
というのが読み終わって
最初の感想
「えっ、生き返ったん」
のノリが
古代エジプトなら
「さも、ありなん」
と許せてしまうのが笑えていい
日本が舞台だったら
受け入れられなかっただろうな
選考では万人受けしないという
感想が多かったけど
俺は万人受けしそうだなと思った。
よろしいんじゃないでしょうか
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2024「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。
密室、死体消失などしっかり本格ミステリで、テンポよく読み進められました。
続きが気になって一気読みしました。
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どうかこれが不幸な結末でありませんように、と思いながら読み進めていました
もしかしてセティは、、と初めから予想していた事が当たっていたのでちょっと嬉しかった
実写化される事があれば門脇麦、永瀬廉、豊川悦司等々がいいな。