紙の本
ワンとゼロ
2024/04/22 22:25
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「犬」を軸にしたやわらかい物語。少し謎解きもありますがミステリー色は薄め。もう少し展開が欲しかった。あの作品の「その後」なんだと思うと感慨深いです。ただ、作品としては残念ながら普通レベル。しかし加納朋子さんは今後にも期待!
電子書籍
微笑ましかったけれど
2024/02/06 09:57
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投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
駒子シリーズは好きだったので読みました。
(ネタバレあります)
お話自体は微笑ましかったし、あの孤独そうだった人が孤独でなくなっていたのは良かったです。
ただ駒子がちょっと天然で猪突猛進なお母さん?になってた描写は、
「この人がお母さんまたは知り合いだったらちょっと嫌かも」と思ってしまった。ごめんだけど。
私の場合、駒子シリーズは若い娘さんだったままで終わった方が良かったかもです。
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
ではないか。
すごい久しぶりの駒子さんシリーズらしい。
絶対前の作本も読んでるんだけど、完全に忘れてる。
読み返してみようかな。
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20年ぶりに駒子たちに会えるとは。
前書きで少し残念な気持ちになったのですが、
そんな断りなんて不要なくらい素晴らしい続編でした。
でもわざわざあの前書きを書いてくれるのが加納朋子さんらしいなと(偉そうですみません)
しばらく長女の名前しか明かされないので「きっとそうだよね。お母さんが駒ちゃんだよね」と読み進め…
はやての自己紹介シーンで涙腺崩壊しました。
読めて良かった。
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加納朋子さんの話全部読んでるつもりでいたけどなんとびっくり、ななつのこ私未読でした…ちゃんと読まなくては!
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自分の犬が欲しいとねだる、大学生の玲奈。ゼロと名付けた芝犬の仔犬を飼い始め、ゼロを主人公にした小説をネットにアップした所、読者から感想が届く。同じ頃、玲奈の周りで不審人物が現れて…
ゼロが時々視える先輩の黒い犬。ワンの物語もちょっと切なかったけれど、とても大事に育てられたのが伝わってきてじんわりしました。
優しい、ななつのこシリーズ。本当に大好きです。
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駒子シリーズ待望の新刊。
2匹の犬、ゼロとワンの物語。作者が前書きで言及してるようにミステリ要素は弱め、作者のわんこ愛増し増しのもふもふした、犬と家族の物語を楽しく読みました。
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人と犬とのほのぼのとした優しいお話でした。
忙しい毎日に、ホッとさせてくれるのがとても良かったです。
私自身、小さい子を2人子育て中なので、後編は相槌を打つような感じでした。
『ななつのこ』を読まずに、本作を読みましたが問題なく読め『ななつのこ』が読みたくなりました。
普段目にしない四字熟語、『風光明媚』が私にとって知識になりました。
四字熟語って難しいてすよね。
✎メモ:山や川など、自然の景色が清らかで美しく、すばらしく眺めのよいこと。
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『ななつのこ』『魔法飛行』『スペース』の駒子シリーズを思わせる台詞が散りばめられ、駒子シリーズファンがニヤリとする部分も多いほか、個人的には『ささらさや』『いつかの岸辺に跳ねていく』、さらにはなぜか宮部みゆきの『パーフェクトブルー』などのマサシリーズを思い出すような雰囲気もあるように思いました。この作品は加納さん版の『君たちはどう生きるか』かもしれないですね。やさしく温かい雰囲気の作風も懐かしい。次の世代にバトンが受け継がれていくような伏線もあり、これが終わりのような始まりなのかもしれないと感じる作品でした。ただ、登場人物の年代的な変化に感じる一抹の寂しさと、叙述の中に「謎」が溶け込みすぎてわかりにくくなっている点、前作までよりも正当性のない毒や、苦味がある部分が含まれていた点などで、星は少し減りました。しかし、見ることはできないかと思っていた4作目が生み出され、ひょっとしたら今後も、と思わせる作品を出していただいたことに感謝しています。
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『駒子シリーズのストレートな続きではありません。』
と「前書き」で加納さん本人が述べられていましたが、私にはストレートな続きとして十分に楽しめました。(何より、前作ラストでの駒子の想いが実った姿を見る事が出来たことだし)
一方、『ミステリ色はあんまり強くありません。』には、確かに!という感想を持ちましたが、「ななつのこ」⇒「魔法飛行」⇒「スペース」とシリーズを重ねるにつれ、ミステリ色は薄れてきた(但し、それと作品の優劣は別です)ように感じていましたので、それほど気になる点ではありませんでした。
さて、駒子シリーズの1(いち)ファンとして気になるのは、本作品が駒子シリーズの最終作となるのかどうかということです。
こればかりは加納さんにしか分からないのですが、是非とも続けてもらいたいですね!
もしくは、本作品が玲奈シリーズの序章(ONEが亡くなり、ゼロが引き継ぐことは暗示⁉️)であることに期待しています。
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めちゃくちゃ良かったです。愛と優しさにあふれていました。泣きました。
時代や立場で変わるものもあれば変わらないものもあるわけで、大人や親になっても不安は尽きないけれど、それでも大丈夫だと思えるような、そっと包み込む優しさと勇気をもらえる作品でした。
読みながら、もしや…?と思っていたところが判明した瞬間の嬉しさと興奮たるや! 『ななつのこ』から読み進めていた人なら誰でも叫びたくなるんじゃなかろうか。読んでください。
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大好きなシリーズの続編ということもあり、読めて良かった。あの優しくて、優しいだけじゃない世界の未来が確かにあった。
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後書きにある2023年4月に開催された東京創元社主催の新刊ラインナップ説明会に参加しました(その際『ななつのこ』のサイン本もゲット)ので、9か月待ちましたが、その甲斐のある一冊でした。
司会の池澤春菜さんの「犬は大丈夫ですか?」の質問にう〜んという感じだったので心配しましたが、大これなら大丈夫です。
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久しぶりにこの空気感を味わえた。『ななつのこ』からのシリーズ最新作。著者の加納さんの前書きにもあるけれど直接的な続編ではない。ある家族が犬を飼い始めてからの出来事がいくつか語られていくけれど、その中で子供たちが学んでいく姿とそれを見つめる大人たちの眼差しがとても良くてそこにシリーズの空気感をたくさん感じることができた。何よりワンとゼロという飼い犬のかわいくて勇敢な描写がいい。
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数行読んだだけで加納さんの紡ぐ優しい物語世界に包みこまれる。
そして私は加納作品が本当に大好きな事を再確認した。
本作は『ななつのこ』『魔法飛行』『スペース』に続くシリーズ第4弾で20年ぶりの最新作。
たのもしい先輩犬・ワンと、ゼロと名付けられた仔犬、思い遣りに溢れた家族。
お隣の白い大型犬、網戸にめりこむ幼き日の玲奈。
言葉と同時に彼らの映像が脳内に流れ込み、とても幸せな気持ちになった。
『いつかの岸辺に跳ねていく』の徹子を思い起こさせる描写もあって心弾む。
特別大きな事は起きないけれど、穏やかな日常が愛おしくなる。