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サガンを新訳で読める幸せを噛み締める。前読んだ時はいたく感動した記憶があったのだが、今回読んだらまあまあだったな。出口のない関係、みたいなものには共感する部分もあったが。サガンの他の絶版作品たちも新訳が出て欲しい。新潮文庫、がんばってくれ…!
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立ち寄った本屋でふと目につき、そう言えば、題名は良く聞くけど読んだことなかったよなあと思い、買ってみた。この年になると、死ぬ時に「そう言えば、あの作品ってどんな話だったんだろう・・・」なんて考えることになったら嫌だなと思うのだ。
ポールは39歳の女性インテリアデザイナー。離婚歴があり、今はロジェという恋人がいるが、彼は遊び人でポールはいつも孤独を感じていた。
そんな時、ポールはクライアントの息子、25歳の美青年シモンと知り合う。シモンはポールに熱烈な恋をし、ポールは年齢差もあって最初は軽くいなしていたものの、やがてシモンの情熱に押され、心の隙間を埋めるようにその気持ちを受け入れ始める・・・。
想像していた通りお洒落な作品で、揺れ動くポールの気持ちにスリルを感じたものの、女性目線での物語ということもあってで感情移入には至らず。
知らなかったのだが、解説を見たらイングリッド・バーグマン、イブ・モンタン、アンソニー・パーキンスという豪華キャストで映画化もされていたので、そっちが気になる。
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おもしろかった。恋愛小説だが、恋愛要素そのものは「いかにもフランス」ぽさがあって、良い意味で感情移入しなくて済み、純粋に人間模様として読めてよかった。共感性羞恥の恥ずかしいとか裏切られてつらいとかそういうのがない。いっぽうで年齢や人生におけるパートナー、その安定と不安定、みたいな視点は普遍的だと思うし、描写が丁寧で感心した。そして書いた当時作者のサガンは24歳ということで、よくその歳でこれが書けるな…
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上白石萌音ちゃんが帯を書いていたので手にとる
おもしろい
タイトルで、自分が長年の恋人を本当に好きなのか、と自問する
最後の最後でそうくるかと
孤独、恋愛
どうしようもない気持ち
揺れ動く気持ち
気持ちや風景の情景が美しくて何度も読みたい