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興亡の世界史 大清帝国と中華の混迷
著者 平野 聡
北東アジアの雄・ヌルハチ率いる満洲人の国家は、長城を越えて漢人を圧倒し、未曾有の大版図を実現した。康熙帝・雍正帝・乾隆帝による最盛期から、アヘン戦争・日清戦争をへて、ラス...
興亡の世界史 大清帝国と中華の混迷
大清帝国と中華の混迷 (講談社学術文庫 興亡の世界史)
商品説明
北東アジアの雄・ヌルハチ率いる満洲人の国家は、長城を越えて漢人を圧倒し、未曾有の大版図を実現した。康熙帝・雍正帝・乾隆帝による最盛期から、アヘン戦争・日清戦争をへて、ラストエンペラー・溥儀、西太后、李鴻章、孫文らが登場する清末まで、栄光と苦闘の270年を描き出す。「中華の文明」ではなくチベット仏教に支えられた、輝ける大帝国が抱え込んだ苦悩とは。「近代東アジア」と「中華民族」はいかに創り出されたか。
目次
- 序章 「東アジア」を疑う
- 黄帝紀元と神武紀元の乱反射
- 経済発展がもたらした逆説
- 「東アジア」は自明のものか?
- 第一章 華夷思想から明帝国へ.
- 「万里長城」は何のためにあるのか
- 華夷思想とは何か
- 「中華帝国」明の朝貢貿易システム
- 第二章 内陸アジアの帝国
- 清の興隆
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清から現代中国へ
2020/08/01 22:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
漢民族にとっては皇帝、モンゴルにとってはハーン、チベットにとっては仏教の守護者と様々な顔を持って統治していた大清帝国が西欧や日本との関わりの中で主権国家として振る舞おうとしたことが現代中国の「少数民族」問題につながるのを感じた。
紙の本
一大栄華を築いた満州人の国、清朝の栄光と苦悩の300年を見事に生き生きと描いた一冊です!
2020/02/29 14:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、中国において大きな繁栄を誇った清朝について、その栄光と苦悩の300年を見事に描いた歴史読み物です。ヌルハチにはじまる満州人の権力は、万里の長城を越えて漢人を圧倒し、世界にも稀な大版図を実現しました。同書では、康煕帝、雍正帝、乾隆帝が治めた最盛期から、アヘン戦争時代、そして日清戦争時代、溥儀、西太后、孫文ら活躍する清朝末までを、詳細に生き生きと描き出した一冊です!
紙の本
時代が変わりゆく
2018/09/10 02:33
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:藤和 - この投稿者のレビュー一覧を見る
清の始まりから終わりまでを解説した本。
時々話が飛ぶのである程度歴史をしっかり覚えた上で無いと少し読みづらいかも。
巻末に索引や主要人物の解説、ざっくりとした年表が載っているのはありがたい。
参考文献一覧も充実しているので、参考文献に当たりたいという人にも手厚い。
近代化への流れが詳しく書いてあるので、その辺りに興味がある人にお勧め。
電子書籍
中国
2019/09/06 13:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
中国の歴史がよく理解できます。清の滅亡、アヘン戦争は学校の授業でも、好きなところだったので、深く知れてよかった。
電子書籍
清
2019/04/13 07:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
清の歴史を振り返る。中国史は長いし、名前も難しいしで、覚えにくいんですが一つの時代に焦点を当てているので分かりやすかった。